―高精度評価で反射板の高度化をけん引し、テラヘルツ通信のエリア拡大を推進―

NEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先導研究(委託)」(以下、本事業)において、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)、TDK株式会社、国立大学法人大阪大学大学院基礎工学研究科(大阪大学)は、ポスト5G/6Gの通信エリア拡大への利用が期待されるテラヘルツ帯メタサーフェス反射板の研究開発に取り組んでおり、今般、メタサーフェス反射板のテラヘルツ帯評価装置(以下、本装置)を開発しました。本装置は、疑似平面波を生成するオフセットグレゴリアンアンテナから成り、平面波照射下でのメタサーフェス反射板の性能評価をコンパクトなセットアップで実現します。さらに、本装置を活用し、6Gで利用が想定される220ギガヘルツ(GHz)と293GHzの両周波数帯で動作するデュアルバンドメタサーフェス反射板の開発・実証に成功しました。

今後は、本装置による高精度な反射板評価技術を活用して、メタサーフェス反射板のさらなる高機能化や高効率化を推進し、ポスト5G/6Gの通信エリアを基地局の増設なしに柔軟に拡大する技術基盤の確立を目指します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134259-O1-3FW2r26r

図1 反射板テラヘルツ帯評価装置(左)と評価装置に用いられるオフセットグレゴリアンアンテナ(右)

 

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https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2023/pr20231213/pr20231213.html

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ポスト5G/6Gに向けたメタサーフェス反射板のテラヘルツ帯評価装置を開発