添田さんは、今年初めから、株式会社アイシンが開発した音声認識アプリ「YYProbe」 を使い始めました。YYProbe は、聴覚に障碍がある人々のコミュニティで広く使われていますが、LiD/APD のある人にとっては、マイクロソフトの Azure OpenAI Service が提供する新しい生成 AI を活用した要約機能が特に役立ちます。
生成 AI ツールは、大量のデータを合成してテキスト、コード、画像などを生成する大規模言語モデル (LLM) を基盤として構築されています。そうしたツールは、テキストを生成するだけでなく、要約することも可能です。
アイシンがアプリの構築にマイクロソフトの Azure AI 音声 を採用した決め手は、「音声認識の精度が高いため」だと、研究開発チームを率いる中村正樹さんは説明します。マイクロソフトの Azure OpenAI Service を通して OpenAI の ChatGPT テクノロジを利用し、Azure AI 翻訳と組み合わせることで、要約機能と翻訳機能を実現しました。