一般社団法人臨床疫学研究推進機構(東京都町田市,代表理事:奥村泰之)は,レセプト情報・特定健診等情報データベース(National Database of Health Insurance Claims and Specific Health Checkups of Japan:NDB)のサンプリングデータセットを活用して,NDBを活用した研究のフィージビリティ向上に資する基礎資料を開発することを目的とし,網羅的解析を行った成果を公表しましたので,その概要を別添のとおりお知らせします。
レセプト情報・特定健診等情報データベース(National Database of Health Insurance Claims and Specific Health Checkups of Japan:NDB)は,全国の保険医療機関から発行された診療報酬明細書(レセプト)を厚生労働省がデータベース化したものをいいます。NDBの第三者提供制度が2011年度から開始されて10年以上が経過していますが,その研究成果は未だに乏しい状況です。この一因として,NDBでは適格基準に該当する患者数等を事前に見積もること(フィージビリティチェック)が困難であることが考えられます。