~公用車両の所有から利用への促進を目指す~

株式会社スマートバリュー(本社:大阪府大阪市、取締役兼代表執行役社長:渋谷 順、以下:スマートバリュー)は、各自治体の公用車両管理に関する業務をDX化するサービス提供を開始しました。公用車両の所有から利用への促進を目指すと同時に、政府が掲げる自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画の実現を推進します。

 

背景

政府は、自治体DX推進計画にて「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」を決定し、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスの更なる向上へ繋げていく方針としています。

各自治体で管理する公用車両は、稼働率にムラが多く、適切な所有車両台数が把握しにくい状況です。また、日々の運転日報は手書きで管理されているケースも多々あり、管理業務全般で多くの工数が発生しておりました。

スマートバリューは、モビリティ事業分野で10年以上クルマのコネクティッド化を推進し、法人向けの車両管理ソリューション「CiEMS」シリーズ、またシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」を提供してまいりました。このコネクティッドやシェアリングの技術を、公用車両管理業務のDX推進に活用いたします。

このような背景から先般、香川県三豊市と自治体DXの実現に向けた連携協定を締結し、公用車両管理のDX推進から着手しています。

(参考 :2023年2月21日リリース「香川県三豊市、スマートバリューおよびソフトバンクが自治体 DX の実現に向けた連携協定を締結~両社が保有するサービスを活用し更なる行政デジタル化を推進~」)

 

本サービスの提供により、3年後に1,000台の公用車両への展開を目指します。

 

サービスの特徴

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303033551-O1-gq95qE0X

 

①公用車両の管理業務の効率化

公用車両の利用予約をアプリやWEBから実施することで、いつどの部署の誰が利用しているか可視化します。また、運転日報等の利用履歴をデジタル化していくことで、公用車両の管理業務を効率化させます。

 

②公用車両の適正台数化

公用車両の稼働を測定し、利用状況の実態を把握します。公用車両の利用実態に基づき、余剰車両の特定、適正所有台数の分析を実施します。

 

③公用車両をシェアリング化

公用車両を所有から利用へ転換し、シェアリング車両として運用することで、車両の管理業務を削減します。このシェアリング車両は、平日は職員が利用し、祝休日には一般開放することで、地域の二次交通として有効活用することで交通インフラの充実化を図ります。 また、災害時等の有事の際には、災害時の緊急物資運送手段としての活用も考えられ、EV車両であれば非常時の電源として活用できることを想定します。

 

地域脱炭素への取り組みの高まりと、今後の展開

政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言しています。

公用車両を今後普及が見込まれるEVに転換していくことは、地域におけるエネルギーマネジメントの最適化や、自然災害等による非常時の電源として、有用なものとなります。

 それらのEVを、単に再生可能エネルギー電気を蓄電するなどの電源としてだけではなく、公用EVシェアリングとして、広く地域住民や観光客などにも活用を促していくことについては、地域における移動に関する課題の解決や、まちづくりの要素の一つとして、考えています。

 

 また、自動車を購入しない若者が増えてきたことで、日常生活におけるカーシェアリングの利用頻度は増加傾向にあり、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大においては、感染リスクを避けるために、パーソナルモビリティとしてカーシェアリング等のモビリティサービスの利用が期待されています。

 このような潮流からスマートバリューは、2020年10月より、福井県が展開するスマートエリア実証事業「嶺南Eコースト計画」における「EVによるVPP (仮想発電所)およびカーシェア実証事業業務」へ採択され、福井県嶺南地区6箇所でEVシェアリングを展開しております。

(参考 :2020年10月8日リリース「スマートバリュー、福井県のスマートエリア実証事業にEVカーシェアを提供~EVの充放電を遠隔で制御し、エネルギーを賢く使う仕組みづくりを実証~」)

 

 これらのエネルギーの最適化の観点と、移動における地域ごとの課題解決の観点から、まちづくりの一環として、モビリティサービスの構築、提供が重要になってくると考え、積極的に展開いたします。

 

車両管理ソリューション「CiEMS」について

車両管理の課題をITで解決するためにスマートバリューが提供するソリューションを、「CiEMSシリーズ」として展開しています。単一サービスではなく、「シリーズ」で分けることで、必要最低限のコストでお客様の課題解決をサポートします。

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Kuruma Baseについて

Kuruma Baseは、カーシェアリング事業者など、クルマのサービス化の事業を行っている事業者向けのプラットフォームサービスです。

クルマに接続する専用端末、クラウド上の管理コンソール、利用者向けスマートフォンアプリ、 運用サポートサービスで構成され、カーシェアリングを利用するまでに必要な機能をすべて取り揃えています。

 

Kuruma Baseおよびスマートバリューが提供するカーシェアリングサービス「Patto」では、クルマのサービス化を実現するための重要なポイントとなる鍵の受け渡しにおいてバーチャルキー(※1)を採用し、車両のシェアリングを実現します。バーチャルキーを実装することにより、「任意の許可された相手だけに、許可された時間のみ」車両の鍵の権限を与えることができます。

※1:バーチャルキーは、株式会社イードおよび株式会社ジゴワッツが提供するスマートロックシステムです。

 

カーシェアリングの他にも、Kuruma Base を活用し、レンタカー・他のカーシェアリングサービスとその他の移動手段(公共交通機関やその他シェアリングサービス)にまつわるサービスとをシームレスに連携することで、MaaS(Mobility as a Service)アプリやサービスとの統合も可能です。

 

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会社概要

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107302/202303033551/_prw_PT1fl_1xKM79Cq.png

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 公用車両管理のDX化推進のサービス提供を提供開始