シーメンスヘルシニアーズ社は、アイルランド・スウォーズに免疫測定機器の研究開発(R&D)センターを開設することを発表しました。新たに開設されるセンターでは、感染症、癌、血液疾患の発見に使用される検査機器分野における画期的なイノベーションの創出に重点的に取り組みます。医療診断機器をワールドワイドに供給している既存の製造エンジニアリング拠点に数百万ユーロを投じ、そのための大規模な改修が行われます。

本プロジェクトは、アイルランド政府産業開発庁を通じ、アイルランド政府の支援を受けています。今回の投資は追加雇用を創出するとともに、正確性や効率性、信頼性の新たな水準を世界中の臨床検査室にもたらすことにより、臨床医が患者の治療を最適化することを可能にします。
レオ・バラッカー首相は、以下のように述べています。

「シーメンスヘルシニアーズ社の免疫測定機器の研究開発センター開設にお祝いを申し上げます。同センターの開設は大規模な拡張となり、100人の雇用を新たに創出します。その多くは高度な技術を要するもので、エンジニアに素晴らしい機会をもたらします。この新たなセンターは、アイルランドのR&D分野における確固たる評判の証です。スウォーズで開発される素晴らしい新たなテクノロジーは、世界レベルで人々の生活や患者の転帰、ヘルスケアシステムを真に変えることができます。シーメンスヘルシニアーズ社のアイルランドにおける今後の成功と発展をお祈り申し上げます」

今回のシーメンスヘルシニアーズ社の大規模投資は、複数年にわたって行われ、100人の雇用を新たに創出します。うち65人は、人工知能、機械学習、ソフトウェアエンジニアリング、システムエンジニアリング、データサイエンスを専門とする高度なエンジニアリング職です。これにより既存のエンジニアリングチームは倍以上の規模に拡大し、同拠点はイノベーション拠点に生まれ変わり、知識を増大し、新たなトレーニング機会を提供し、免疫測定テクノロジー分野における専門知識を深化させ続けます。

免疫測定機器研究開発センターは、科学とエンジニアリングに新たな境地を開きます。既存の診断技術を改善することで、疾患を検出する能力を強化し、より正確な結果をより迅速に提供するとともに、患者に対する洞察力を高めます。これにより、アイルランドおよび世界の病院と研究所における膨大な処理量と複雑なニーズに対応することができます。

アイルランド政府産業開発庁のメアリー・バックリー暫定長官は、次のように述べています。
「シーメンスヘルシニアーズ社が行った投資に関する発表は、素晴らしいニュースであり、57年間にわたりダブリンで事業を行っている同社のアイルランドに対する継続的なコミットメントの表れです。研究開発部門において100人の雇用を新たに創出するという同社の計画を歓迎するとともに、シーメンスヘルシニアーズ社の今後の成功をお祈り申し上げます」

アイルランド政府産業開発庁日本代表 デレク・フィッツジェラルドは次のように述べました。
「シーメンス社の本発表は、多国籍企業がアイルランドを自社製品のグローバル開発の拠点とすることを支持するものです。優秀な人材、優れた研究機関、政府の先進的な政策、研究開発への補助金など、アイルランドの研究開発エコシステムは、企業がアイルランドを選ぶ理由の一つとなっています」

シーメンスヘルシニアーズ社は、1966年からスウォーズにおいて、病院および研究所に医療診断機器を提供する事業を行っています。同拠点は、血液・免疫分析装置の製造を行っているほか、既存製品および新製品の継続的なイノベーションおよびラボラトリーオートメーションソフトウェアの開発を支援しており、全大陸50カ国に輸出されています。

■アイルランド政府産業開発庁 (IDA Ireland) について
アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、過去50年間にわたり、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。
過去のプレスリリースは、https://www.idaireland.jp/latest-newsをご覧ください。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 シーメンスヘルシニアーズ社、画期的な イノベーションを探求する検査機器R&Dセンターをスウォーズに開設