500万人が登録する転職プラットフォーム、ITエンジニア職・営業職で最も見られた求人は?

2022年10月12日
オープンワーク株式会社

OpenWork 2022年度上半期 【職種別】求人閲覧企業ランキングを発表 500万人が登録する転職プラットフォーム、ITエンジニア職・営業職で最も見られた求人は?

就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:大澤 陽樹)は、「2022年度上半期 求人閲覧企業ランキング」を発表しました。

OpenWorkは2007年のサービス開始以来、実際に働いた経験に基づく「社員クチコミ」を公開することによって企業の労働環境をよりオープンにし、ジョブマーケットの透明性を高めることに貢献してきました。2016年には総合評価や8つの評価項目から求人情報を探せるリクルーティング機能を実装。2022年9月にはリクルーティングの利用企業数が2000社を、22年7月には掲載求人数が3万件を突破。求職者は社員クチコミを通じて、求人票からは読み解く事が難しい「リアルな会社の実態」を確認しながら求人検索や転職活動ができるため、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

今回はOpenWork上で2022年度上半期(2022年4月~9月)に掲載された求人を対象に、求人の閲覧数を集計し、どの会社の求人が最も閲覧されていたのかをランキングしました。日本で最も人口が多いといわれる「営業職」と、昨今のDX推進によってさらに需要が増している「ITエンジニア職」で、各職種の経験者が閲覧した求人を掲載企業単位で集計し、それぞれの職種でどんな企業の求人が注目されたのかを探ります。

また、営業職とITエンジニア職それぞれの職種の求人票には、どのような単語が多く使われているのかを「ワードクラウド」で可視化。それぞれの職種に今求められている条件や特徴を考察します。

 
サマリ:
・営業職・ITエンジニア職ともに、TOP4をアクセンチュア、アマゾン ウェブ サービス ジャパン、アマゾンジャパン、セールスフォースジャパンが独占。
・営業職による求人閲覧企業はインターネット・メーカー業界が多いが、コンサルティング企業の求人も閲覧されている。
・ITエンジニア職による求人閲覧企業は外資系企業がトップ5を独占。より良い給与・待遇が期待できる企業への関心が高い傾向か。
・営業職求人票のキーワードは多様性があり、「抽象的なスキルセットや扱う商材・サービス」を指す単語が多い。
・ITエンジニア職求人票のキーワードは使用する言語やOS、入社後アサインされる社内環境など「具体的な条件」に関する単語が多い。

 
求人閲覧企業ランキング 営業職

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O1-MN9j3iMR

IT業界やメーカー企業が多数ランクイン。ベンチャー企業にも高い関心あり
営業職経験のあるユーザーが閲覧した求人企業、1位はアマゾンジャパン・3位はアマゾン ウェブ サービス ジャパンと、アマゾングループが上位を占めました。ランキング全体を見渡すと、セールスフォースジャパンやユーザベース、フリーやアドビといった業績成長の著しいIT業界のSaaS系企業が多くランクインし、2010年以降に創業した「ベンチャー企業」への注目が高いこともうかがえます(ユーザベース、フリー、ラクス、Sansan、Uber Japan、マネーフォワード)。また、キーエンスや武田薬品工業、本田技研工業といった大手メーカーもランクインしています。
営業職経験者がこれまで培った営業スキルが活かせる企業を探す中で、魅力的なサービス・プロダクトを持ち、成長できそうな企業への注目や関心の高さがランキングに表れたと言えそうです。

コンサルティング企業の求人にも注目が集まる
魅力的なサービスやプロダクトを持つ企業が多数ランクインする一方で、アクセンチュアやアクシスコンサルティング、PwCコンサルティングといった、コンサルティング企業も多数ランクインしました。顧客への提案や課題解決といった営業の経験を活かし、コンサルティング職への転身も視野に入れて求人をチェックしていることがうかがえます。

求人閲覧企業ランキング ITエンジニア職
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O2-1WN1iNd0

「SIer、ソフト開発、システム運用」企業が多く並ぶが、DX化の流れで他業界もランクイン
ITエンジニア経験のあるユーザーが閲覧した求人企業ランキング。営業職と同じくアマゾングループ会社が上位を占めつつも、クラウドサービスの世界最大手であるアマゾン ウェブ サービス ジャパンが1位となりました。ランキングも全体的にインターネットやSlerなどIT業界、いわゆる無形商材を扱う企業が多数並びました。日本のみならず世界的なITエンジニアの人材不足を受け、多くの企業ではエンジニア採用における競争力を高めるために高水準の給与や待遇を提示しています。「SIer、ソフト開発、システム運用」企業のイメージが強いITエンジニアですが、他業界の大手企業やベンチャー企業などが待遇などで魅力的な募集要件を提示しており、それが求人への関心という形で表れていると言えそうです。

【「SIer、ソフト開発、システム運用」企業以外でのITエンジニアの年収例】

8位 メルカリの社員・元社員回答による平均年収と、エンジニア・SE職種の平均年収比較

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O3-bBifJ7G3
12位 LIXILの社員・元社員回答による平均年収とエンジニア・SE職種の平均年収比較

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O4-2g4ga1BC
30位 日立製作所の社員・元社員回答による平均年収とエンジニア・SE職種の平均年収比較

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O5-ka46Ac2j

 

ここからは、営業職とITエンジニア職に分けて、それぞれの求人票で頻出した単語を「ワードクラウド」で可視化しました。頻出する単語によって、その職種に求められることの傾向が見えてきました。

営業職の求人票 頻出単語
営業職の求人票には、どのような単語が多く使われているのでしょうか。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O6-08KQ1r27

営業職求人票のPick upキーワード
営業職として求められるスキルセット・手段に関連する単語が多数並びました。
「解決」「提案」「契約」「企画」「訪問」「ヒアリング」「マネジメント」「コンサルティング」
営業という職種の特性上自社の顧客に向き合う事が多いため、コンサルティングや企画・提案といった顧客課題の解決スキルが求められるようです。

また、扱う商材に関する具体的な単語が並ぶのも特徴と言えそうです。
「不動産」「住宅」「商材」「広告」「人材」「製品」
営業職の方は、これらの業種・業界が積極採用していると捉えて求人を探して頂くのも一つの選択肢かもしれません。

 
ITエンジニアの求人票 頻出単語
一方で、ITエンジニア職の求人票には、どのようなワードが多く使われているのでしょうか。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O7-6i94p1W1

 
ITエンジニア職求人票のPick upキーワード
営業職と同じく、求められるスキルセット・手段に関する単語は並びます。
「インフラ」「アプリケーション」「クラウド」「Web」「構築」「設計」「開発」

一方で、使用する言語やOSなど具体的な単語・スキルセットが並ぶのは特徴と言えそうです。
「Java」「JavaScript」「python」「Linux」

ITエンジニアの場合、最も大きい単語(=最も頻出した単語)は「開発」「経験」となりますが、この2つに次ぐ大きさの単語に「システム」「インフラ」「スキル」「サービス」「プロジェクト」「運用」「設計」「管理」…といった単語が挙げられます。求人票の段階で、入社後にアサインされるであろう要件や環境に具体的に言及していることがうかがえます。ITエンジニアの求人票で使用される単語としては一定の規則性やお決まりの表現があると言えそうです。
一方で、営業職においても最も大きい単語は「営業」「経験」となりますが、その他の単語はバラエティに富んでいることから、企業によって営業職の求人票に使用する単語・表現には多様性がありそうです。

対象データ
求人企業閲覧ランキング:
OpenWorkに2022年4月〜9月の期間で掲載された企業の求人票が対象
ワードクラウド:
OpenWorkに2022年9月30日時点での掲載された営業職・ITエンジニア職の求人票が対象

OpenWork リクルーティングについて
OpenWorkリクルーティングはWeb履歴書を登録するだけで簡単に求人に応募ができ、クチコミ評価から企業の検索も可能。応募時や選考中に企業のクチコミを確認することで働くイメージを持ちやすく、ミスマッチを防ぐことができます。
 OpenWorkの登録者数のうち20~30代が7割以上であり、幅広い職種のユーザーが登録しています。2022年9月現在、2000社以上の求人が掲載されており、Web履歴書登録者数は35万人以上となっています。また、転職希望時期が「半年以内」のユーザーが増加傾向にあります。(8月対比154 %)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128001-O8-QrG4ZT32



【OpenWorkについて】
OpenWork(オープンワーク)では、実際に働いた経験に基づく「社員・元社員の声」を共有しています。企業の社員・元社員から情報を収集しているWEBサイトとしては、国内最大規模のクチコミ数と評価スコア(1,360万件超)が蓄積されており、会員数は約510万人(2022年9月時点)となっています。私たちは、企業の労働環境をよりオープンにしジョブマーケットの透明性を高めることで、健全な雇用環境の発展に貢献するとともに、企業と個人のより良いマッチングをサポートし、一人ひとりが自分らしく生きることを応援したいと考えています。
【オープンワーク株式会社 会社概要】
商号: オープンワーク株式会社
代表者: 代表取締役 大澤 陽樹
所在地: 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階
事業内容:就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム
     「OpenWork(オープンワーク)」(https://www.vorkers.com/)の企画運営
資本金: 6億4934万円

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 OpenWork 2022年度上半期 【職種別】求人閲覧企業ランキングを発表