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同プロジェクトは「レッド・ドット賞 ルミナリー」にもノミネート
DEXは、高度なデジタル化および自動化を実現するためのインテリジェント技術をベースにした新しい生産・サービスコンセプトを推進する目的で、研究用テストベッドとしてコンセプト化したもの
シェフラーは生産業務の最適化のため自社工場にてDEXを使用する研究用の試験的実施を計画中
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208195290-O1-4rqVRnHo】
自律走行型ロボットDual EXtendable (DEX)でシェフラーは「レッド・ドット賞 ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞しました。
自動車および産業機械分野の世界的サプライヤーであるシェフラーは、このほど、自律走行型ロボット(AMR)プロジェクトのDual EXtendable (DEX)でレッド・ドット・デザイン賞のデザインコンセプト部門で「レッド・ドット賞 ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞しました。
DEXは、自律走行型ロボット(AMR)プラットフォームの器用さとインテリジェンス、そして生産現場の作業員との協働という新しい概念を生み出すために考案されました。二方向に作用できる脚の伸展、無線LANとミドルウェアの一体化、2D/3D SLAMによる正確な自己位置推定、音声・ジェスチャー認識機能を特長とするDEXは、広範囲にわたるタスクにおいて工業環境での生産性のサポートおよび向上を目的として、機能性にスマートな社会的行動を付与する研究用テストベッドとして機能します。
受賞について、シェフラーアジア太平洋地域の最高情報責任者(CIO)兼シェフラー先端研究ハブのディレクターを務めるハン・ブーン・シウ氏は次のように述べています。「非常に権威あるレッド・ドットのベスト・オブ・ザ・ベスト賞をDEX が受賞したことは、お客様とともに、また生産活動に関して、「モビリティ」と「モーション」の新たな可能性を推進する最先端ソリューションを開発してきた当社のたゆまぬ情熱と取り組みに対する証です」
この研究プロジェクトは、シェフラー先端研究ハブ(SHARE)プログラムの一環として進められているものです。SHAREプログラムは、世界有数の大学との世界的な研究ネットワークからなり、大学構内の企業施設をコンセプトとしています。これにより、現状の技術を発展させ、研究の知見を製品開発活動に反映させるための応用研究を通じて、シェフラーの従業員、科学者そして学者との親密な交流と密接な連携が特に可能となります。
DEXはOrcadesign Consultants Pte. Ltd.と共同で設計したものですが、同社は南洋理工大学(NTU)の技術チームとも緊密に連携して上記コンセプトとDEXのビジョンを可視化し、その一方で、ロボットの形状やタッチポイントなどを含むユーザーエクスペリエンスの定義において、同社が持つ知見と専門的技術を活用しました。
ハン氏は次のように述べています。「シェフラーは、こうした連携を、自動車および産業機械分野での未来志向トレンドの需要に応じてコンポーネントや技術を戦略的に開発するための鍵であると考えています。SHAREプログラムにより、シェフラーのコンポーネントおよびシステム開発に関する専門知識と、学術研究機関および業界専門家の技術力をつなぐ架け橋となり、シェフラーの技術力および組織力が強化されることを期待しています」
広範囲にわたるデザインを専門的に評価するため、レッド・ドット・デザイン賞は、「レッド・ドット賞 プロダクトデザイン」、「レッド・ドット賞 コミュニケーションデザイン」、「レッド・ドット賞 デザインコンセプト」の3つの部門に分かれています。レッド・ドット賞は、ドイツ・エッセンのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する、世界最大級のデザインコンペティションです。
シェフラーは2021年に、状態監視ソリューション「OPTIME」で「スマートプロダクト」および「インダストリアルデザイン」の両部門にてレッド・ドット・デザイン賞を受賞しています。OPTIMEはプラグを差し込むだけでそのまま使用でき、包括的に状態を監視できるソリューションです。使いやすいうえにコストパフォーマンスも良く、導入することで中・長期的な保全計画、人員配分、交換部品等の調達などを迅速かつ適切に計画することができます。
レッド・ドット賞の授賞式は、2022年9月27日に開催されます。会場には業界関係者が一堂に会し、受賞者の受賞および功績を祝います。
レッド・ドット賞 デザインコンセプト(Red Dot Award: Design Concept)について
2005年にレッド・ドット・デザイン賞では、将来の素晴らしいプロダクトにつながる新しいデザインコンセプトおよびイノベーションを認定し、表彰する必要性が認識され、公正な審査により純粋にデザインの観点からデザインコンセプトの審査が行われるべきだとする信念から、レッド・ドット賞 デザインコンセプトでは、企業からデザインを学ぶ学生まで、広く応募を受け付けるというこれまでにない仕組みが構築されました。今日では、レッド・ドット賞 デザインコンセプトは、世界的なデザインコンセプトおよびプロトタイプ分野における最大の、かつ最も認知されているデザイン賞となっています。
レッド・ドット・デザイン賞(Red Dot Design Award)について
広範囲にわたるデザインを専門的に評価するため、レッド・ドット・デザイン賞は、「レッド・ドット賞 プロダクトデザイン(Red Dot Award: Product Design)」、「レッド・ドット賞 コミュニケーションデザイン(Red Dot Award: Communication Design)」、「レッド・ドット賞 デザインコンセプト(Red Dot Award: Design Concept)」の3つの部門に分かれています。レッド・ドット賞はドイツ・エッセンのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する、世界最大級のデザインコンペティションです。その時代の優れたデザインを評価するため、1955年に初めて審査会が開催されました。レッド・ドット賞の名称およびブランドは、1990年代に、レッド・ドットのCEOであるピーター・ゼック博士によって創設されました。以来、レッド・ドットは優れたデザイン品質の権威ある国際的な証として高く評価されています。レッド・ドットの詳細についてはこちらをご覧ください。 www.red-dot.org.
シェフラージャパン株式会社Website
シェフラー 自律走行型ロボットDEXで「レッド・ドット賞 ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp)
シェフラーグループ – We pioneer motion シェフラーグループは自動車および産業機械分野における世界的なリーディングサプライヤーとして、75年以上にわたり、モーションとモビリティの分野において画期的な発明や開発を行ってきました。 電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、インダストリー4.0、デジタル化、そして再生可能エネルギーなどのための革新的なテクノロジーや製品及びサービスの提供において、当社はモーションとモビリティをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼されるパートナーです。また当社はパワートレインやシャシー用の高精度コンポーネントやシステム、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを開発・製造している技術会社です。シェフラーグループは2021年には約139億ユーロを売上げました。約83,000人の従業員を擁するシェフラーは世界最大級のファミリーカンパニーです。また、シェフラーは2021年には1,800件以上の特許出願を行っており、DPMA(ドイツ特許商標庁)によればドイツで3番目に革新的な企業です。