日本酒輸出DXに向けた「J’s Marketplace」トライアルサービス

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105480/202205161202/_prw_PT1fl_t2Xb5u6R.png

【背景】

日本国内における清酒の課税移出数量(生産量)は、ピーク時の1971年度から2019年度には3割以下の46万KLまで減少しています。そのため、清酒を製造する蔵元は、1,536蔵(2009年度比193蔵減)に減少しています。一方清酒の輸出金額は、「WASHOKU」のユネスコ無形文化遺産への登録もあり、コロナ渦でも急成長を遂げて2021年は過去最高額の402億円(前年対比166%)と順調に伸びています。

輸出拡大を目指す蔵元にとって、展開国の拡大や展開国での取引増加を行う為には、輸入事業者との商談交渉、商談成立後の個別注文、輸出ごとに必要な書類作成と諸手続きおよび海外輸送の手配や調整を行う必要があります。言葉の壁や海上・国内輸送手段の確保などの課題から限られた蔵元しか日本酒の輸出ができていないのが現状です。

2019年度に閣議決定された「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」では、清酒が重点品目に位置付けられ、2025年には600億円(2019年比約2.5倍)の輸出を目指しています。

日本の伝統である清酒製造を守り、地方産業に貢献度の高い蔵元を維持拡大するためには、海外へ販路を広げるための企業基盤の整備が急務となっています。

 

【概要】

「J's Marketplace」は、日本酒の海外需要拡大・輸出拡大を促すためのプラットフォームです。「J's Marketplace」を利用することで、英語に堪能な社員の雇用の難しい蔵元も簡単に輸入事業者と取引ができ、日本酒の輸出が可能になります。

 

「J's Marketplace」の特徴は以下の通りです。

・誰でも簡単に操作できます(蔵元は日本語で対応)。

・商品の注文と輸送手配、輸出入手続きを注文と同時に行えます。

・コミュニケーションエラーによる注文や輸送手配のミスを防ぎます。

・注文内容、納期、船便スケジュールなどの変更にスピーディーに対応します。

・注文は1ケースから、輸送はM3単位※で手配できます。

・新たな取引先との商談機会、新商品の売り込みや調達ができます。

・取引の可視化により、安心安全な取引環境を構築します。

  ※M3=1㎥。720mlボトルで23ケース(276本)相当

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【今後の取り組み】

BIPROGYは、「J's Marketplace」を通じて、日本の各地域に存在する魅力的な日本酒を世界に発信していきます。

また、本実証実験の結果に基づき、本サービスを2022年度に事業化し、将来的には200蔵元以上が参加し10数ヶ国への輸出を行う、日本起点のクロスボーダーなコミュニティーへの拡大を目指します。

BIPROGYは、「J's Marketplace」を通じて、日本酒が多くの国や人々に愛され飲まれるために、デジタル技術を用いて、需要創造と流通構造の改革をしていきます。また、焼酎や泡盛などの日本産酒類の輸出や農林水産物や食品にも取り扱い範囲を拡大することにより、地方産業の活性化を目指し、社会的な価値創造を実現していきます。

 

■関連リンク:

日本酒輸出DXソリューション「J’s Marketplace」https://pr.biprogy.com/solution/biz/js_marketplace/

 

※J’s Marketplace、J’s Marketplace(ロゴ)は、BIPROGY株式会社の商標です。
※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

 

※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 蔵元と海外の輸入事業者をつなぎ、 日本酒の輸出を支援するプラットフォームの実証実験を開始