2022年3月15日
FSCジャパン

 
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国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council®)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会、代表:太田猛彦)は、木材プラットフォーム”eTREE”を運営する株式会社森未来(東京都港区、代表取締役:浅野純平)との協業により、FSCの木材情報を集約するポータルサイトを2022年3月10日(木)にオープンしました。このポータルサイトは、昨今のSDGsの認知の高まりから、国産材及び流通経路が透明化されたサステナブルな材やエシカルな材の需要が伸びていることを背景に、設計関係の皆様にFSC認証材を認知いただくことを目的としています。
ポータルサイトリンク:https://www.etree.jp/fsc/

株式会社森未来の代表取締役 浅野氏は今回の協業にあたり、以下のコメントを発表しました。
「当社のお客様からサステナブルな木材を提案してほしいという依頼が増えてきました。そのたびにFSC認証材を提案しようと思うのですが、FSC認証材の調達が出来ず、ご提案出来ずにおりました。FSCの課題は、利用者である設計関係の方に、認知が広まっていないことや、COCのチェーンをつなぐ情報が集約されていないことだと思っております。当社では加工業者など、サイトに掲載していない認証取得者の情報も整備しており、本ポータルサイトをきっかけに、FSC認証の認知が広まり、様々な建築や家具に利用が広まってくることを期待します。」
FSCジャパンも以下のコメントを発表しました。
「木材は、それ自体に二酸化炭素を貯蔵でき、鉄やコンクリート等の他の素材と比べて、製造や加工時に排出する二酸化炭素が少ないことから、建築や内装等に利用することで、気候変動対策にも貢献できる素晴らしい素材です。しかしながら、世界の森林は減少し続けており、現在豊かな森林に恵まれている日本においても、盗伐や伐採後の再造林がなされない等、持続可能とは言えない森林経営の実態が近年明らかになっています。 FSC認証は、森を守りながら木材を利用するための制度です。FSC認証製品を選んで購入することで、認証された森林資源への需要が高まり、適切に管理された森林の拡大につながります。本ポータルサイトを通じて、「eTREE」を利用される設計関係の皆様に、FSC認証について関心をお持ちいただき、まずは一部だけでも、FSC認証の製品を選んでいただければ幸いです。持続可能な木材調達のツールとして、FSC認証が活用されることを願っています。」

また、本ポータルサイトのオープンを記念して、株式会社森未来と共催でFSC認証に関する勉強会セミナーを開催します。
第1回は、 2020年4月13日(水)19:00より、FSC認証取得者である株式会社佐久の十二代目・佐藤太一様をゲストにお迎えし、株式会社森未来の浅野氏との対談を予定しています。限定のオフラインチケットと一般観覧のオンラインチケットをそれぞれご用意する予定です。 詳細につきましては、3月下旬公開予定のイベントページをお待ちください。
日時 :2022年4月13日(水)19時~
ゲスト:株式会社佐久 十二代目 佐藤太一様(http://yamasagozain.com/story01.php
場所 :オフライン 森未来オフィス(港区芝5-27-6)、オンライン ZOOM

■FSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)
FSC(Forest Stewardship Council, 森林管理協議会)は、環境保全の面から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的に、環境団体、林業者、林産物取引企業、先住民団体などを中心に、1994年に設立された独立した非営利団体です。現在世界の2億ヘクタール以上の森林と約50,000組織がFSCの規格に基づき認証されています。FSCジャパンはFSC国際事務局から正式に承認された、日本の窓口となる組織です。日本国内におけるFSC森林認証の普及や、国内を対象とした規格の検討と作成を行っています。

■FSCマーク
FSCの定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や
回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品に、FSCマークがつけられます。
FSCマークがついた製品を使うことで、世界の森林保全につながります。
FSCジャパン公式HP:https://jp.fsc.org/jp-jp
FSC公式Twitter: https://twitter.com/FSC_Japan
FSC公式Facebook: https://www.facebook.com/FSC.Japan?ref=tn_tnmn

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 木材プラットフォーム”eTREE”との協業にてポータルサイトをオープンし、共催でのセミナーの開催を発表