農場マネジメントをサポートする独自の酪農経営支援活動「Meiji Dairy Advisory」

2022年2月4日
株式会社 明治

持続可能な生乳生産への貢献を目指し、酪農支援を強化 農場マネジメントをサポートする独自の酪農経営支援活動「Meiji Dairy Advisory」 酪農家を交えた意見交換会「MDAミーティング」を初開催

 

 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、持続可能な生乳生産への貢献を目指した、明治独自の酪農支援活動「Meiji Dairy Advisory(以下、MDA)」を強化するため、支援する酪農家を交えた意見交換会「第1回MDAミーティング」を2022年2月2日に開催しました。

 当社の「MDA」は、農場経営における人材マネジメントにフォーカスし、農場の作業改善や経営管理技術の向上を通して、酪農に関わる人の成長を支援する取り組みです。国内の酪農業は、持続可能な生乳生産が求められる一方で、労働力確保や人材育成などのマネジメントに酪農家が苦慮している現状があります。当社は、酪農・生乳の恩恵を受けているメーカーの責務として、「MDA」を通じて農場マネジメントをサポートし、持続可能な生乳生産への貢献を目指しています。

 「MDA」の取り組みで目指しているのは、酪農経営視点では農場全体の生産性向上や優秀な人材確保、農場スタッフ視点では作業の効率化や働きがいの向上といった、経営者とスタッフ双方が“やりがいを感じる”農場経営を実現していくことです。農場スタッフ一人ひとりが当事者意識を持ち、農場におけるムダの削減や作業の標準化などを継続的に実施できるように、明治グループの専門スタッフがサポートしています。

 そしてこのたび、当社と酪農家とのパートナーシップ強化や、好事例の共有による各酪農家の一層の生産性向上、酪農家同士のコミュニケーションの場の提供のために、酪農家を交えた意見交換会「第1回MDAミーティング」をオンラインにて開催しました。本ミーティングには、全国から「MDA」でサポートする農場経営者や農場スタッフをはじめ、「MDA」に興味を持つ酪農関係者など社外から約60人と、明治グループの社員約110人の合計約170人が参加しました。

 初となる今回の「MDAミーティング」では、2つの農場での活動事例を紹介し、取組先を交えたパネルディスカッションを実施しました。「MDA」は、各農場の経営実態や課題に応じた支援を実施していることから、参加者は自農場以外での活動事例が新鮮だったようで、熱心に話を聞いていました。質疑応答では、参加者から「活動を通して役員や従業員にどのような変化がありましたか?」などの質問が相次ぎました。今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点からオンラインでの開催となりましたが、画面越しでも活発に意見交換が行われ、参加者からは「明日からでもすぐに自農場の改善活動の参考としたい」など、今後の農場経営での実践に意気込む声が数多く聞かれました。

 今後も当社は、「MDA」を通じて、酪農現場の経営管理をサポートしていきながら、持続可能な生乳生産に貢献してまいります。

 

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当社スタッフが集まった京橋会場の様子

 

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ご参加いただいた酪農家

 

■「MDA」について

 明治グループのスタッフが実際に農場へ足を運ぶなかで、多くの農場で人材マネジメントに苦慮している実態を把握したことにより、2018年から「MDA」の活動を開始しました。農場の作業改善や経営管理の向上を通して、酪農に関わる人の成長を支援しており、現在は全国で42戸の農場をサポートしています。

 農場が経営目標を達成し続けることができるように、リーン生産方式※に基づくカイゼン文化を定着させていくことから、解決策を示すコンサルティングではなく、農場とともに考え、農場の人々の気づきを通したより良い環境や仕組みの構築を支援するアドバイザリーという形を採用しています。

 

<MDAで支援している3つの“カイゼン”>

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101996/202202087134/_prw_OT1fl_51CRrbbM.png




「MDA」は、労働環境整備や作業時間短縮で仕事が楽しくなることによるスタッフ満足度の向上だけでなく、コミュニケーションの質や生産性の向上による優秀な人材確保など、より良い農場経営の実現もサポートしています。

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日常カイゼン(外国人技能実習生勉強会)の様子

 

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目標設定カイゼン(役員ミーティング)の様子

●明治 安定調達への取り組み

https://www.meiji.co.jp/sustainability/procurement/introduction/

 

※製造工程の無駄を徹底的に排除して効率性を高める生産方法。マサチューセッツ工科大学の研究者が、トヨタ自動車の生産方式(トヨタ生産方式)などを調査研究し、体系化・一般化して1990年に提唱したもの。多品種大量生産を効率的に実現する生産管理手法として、さまざまな業種に導入・応用された。(出典:デジタル大辞泉(小学館))

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 持続可能な生乳生産への貢献を目指し酪農支援を強化 酪農家を交えた意見交換会「MDAミーティング」を初開催