令和4年2月1日、豊島区公式ホームページ内に「すずらんスマイルプロジェクト」専用ウェブページをオープンしました。
「すずらんスマイルプロジェクト」とは、コロナ禍で顕在化した10代から20代の若年女性の貧困や虐待、自殺などの諸問題への取り組みを推進するため、令和3年1月29日に発足した全庁横断のプロジェクトチームです。当初は女性管理職を中心としていましたが、昨年夏から有志の女性職員12名(11課)も参加して、若い女性向けの支援サイトや相談カードの作成を行ってきました。
支援サイトや相談カードの作成にあたり、最も力を入れたことは「若い女性の視点に立って作成すること」。
これまで区には10代、20代の女性をターゲットとした専用サイトはなく、若手女性メンバーが一から議論を行い、一つひとつに想いを込めて作成しました。スマートフォンで見やすい画面展開や色使い、文字も役所言葉ではなく語り掛けるような柔らかい表現にこだわり、温かみのある優しいイラストもすべて手作りです。 「家族とうまくいかない」「生活に困っている」など具体的な内容から相談窓口につながるようにし、当事者のみならず、友人等周りの方々や民間支援団体も活用できるよう、区の支援情報やイベントを紹介する掲示版なども掲載しています。積極的な情報発信を通じて民間の支援団体や他自治体とも連携し、一人でも多くの若年女性に寄り添い、ともに考えていくことを目指しています。
 
さらにサイトのオープンに合わせて、手作りの相談カードも作成しました。相談カードにはサイトの二次元バーコードを掲載し、支援サイトにアクセスしやすくしています。この相談カードは区施設だけでなく、本事業の趣旨にご賛同いただいた区内企業のご協力を得て、多くの若い女性が訪れるところに設置していきます。街中のスポットに置く試みは初めてのことで、こうした取り組みを区全域に広げていくため、今後もカードを設置してくださる企業等を積極的に募集いたします。

若手女性メンバーは本サイト公開にあたり、「すずらんスマイルプロジェクトのホームページは『役所っぽくない』をコンセプトにメンバーと工夫して作成しました。困っていることや悩んでいることがあるけれども、『役所に相談するのはハードルが高い』、『こんなこと役所に相談してもいいのだろうか』と不安に思っている方がこのサイトを見て『ちょっと話してみようかな』と思ってくれたら、とてもうれしいです。1人でも多くの方の『もやもや』を『スマイル』に変えられるように今後も工夫しながら情報発信を続けていきます。」と意気込みを語りました。
 
すずらんスマイルプロジェクト専用サイト
■サイトURL
https://www.city.toshima.lg.jp/suzuran/smile/index.html

■リニューアル公開日
令和4年2月1日(水)

■サイト構成
・相談先を探す
相談したい事案から相談先を探すことができる(例:家族とうまくいかない、生活に困っている等)。
・迷ったらこちらへ
 どの相談事案にも当てはまらない方に向けた相談先(アシスとしま)を紹介。
・豊島区の支援情報
 お困りの事案から区が主体となって行う支援事業を紹介。
・支援団体
 区と連携している支援団体を紹介。
・支援団体の皆様へ
 支援団体が相談者に区の事業を紹介する際に活用していただく。
・掲示板
 区や支援団体の最新の支援・イベント情報を掲載。
・すずらんスマイルプロジェクト
 発足からサイトリニューアルオープンまでの活動やプロジェクト名の由来、活動理念について紹介。

■注目ポイント
・当事者に年齢層が近い若手女性職員を中心とする12名が、プロジェクトチームとして発案・作成
・行政的な堅苦しい文章表現を避け、分かりやすく柔らかい表現を採用。
・当事者の目線で、各窓口がどのような雰囲気なのか想像しやすいよう、レポート形式で窓口を紹介。
・相談のハードルを下げるため、各窓口の相談員からのメッセージを掲載。
・これまで若年女性の支援を行ってきた民間支援団体からも当事者へのメッセージを発信。

■民間の配布先
・ミクサライブ東京(講談社、テレビ東京)
・株式会社サンシャインシティ
・株式会社池袋ショッピングパーク(ISP)
・婦人之友社   
・FFパートナーシップ協定事業者をはじめとする区内事業者や若者支援のNPO、まちのコミュニティスペースなど
■注目ポイント
 ・区施設だけでなく、街中のスポットにも置けるような柔らかい色調やデザイン。
 ・多くの民間企業等にも相談カードの設置にご協力いただくことで、区内全域で若年女性を支援する機運を醸成。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 区の若手女性職員を中心とするチームが考えた 「若い女性向け支援サイト」が2月1日にオープンしました!