2021年11月より本格運用を開始

株式会社エアーズ

株式会社エアーズ(本社:東京都港区、代表取締役:大越信幸、實籾 富二男)は、機能強化と運用面向上を実現した「グリーンレーザーTDOT3GR EEN」を導入。2021年11月より本格運用を開始いたします。
また、本格運用開始に伴い、次世代ドローン測量の主力となるレーザー測量技術を地方自治体、建設土木業界他、関係者の皆様にご覧いただきたく、全国の「JUAVACドローンエキスパートアカデミー」で順次公開デモンストレーションを行なってまいります。

導入背景
地球温暖化の影響で気候変動リスクが高まる中、近年全国各地で記録的大雨を伴う風水害が発生、河川の氾濫や土砂崩れにより多くの被害が発生しています。
災害による被害を最小限にとどめる対策としては、河川や森林地帯を面的かつ詳細にとらえた3 次元データ化による地形の把握が必要となります。
また、国土交通省からは建設土木、インフラ分野におけるDX化が推進され、港湾や河川領域でもDX化推進の波が広がり、様々な分野において3 次元データ化のニーズが高まっています。こうした状況のなか、ドローンに搭載したレーザー計測システムにより、地上と水底をシームレスに、そして高精度に3次元計測できる「TDOT 3 GREEN」の活用推進は、河川や森林地帯、また建設現場における調査や点検・管理の精度向上と効率化を支援すると共に業務の変革を後押しするものとなっています。
株式会社エアーズは、全国の測量・建設土木業界向けにソリューション提供を行い、グリーンレーザー搭載ドローンを活用したDXの推進を図ります。

製品特長
水を透過するグリーンレーザーを、軽量で小回りの利くドローンに搭載することで、浅瀬の水底の地形や雨上がりなどで濡れている地面でも広範囲かつシームレスに測量することができます。レーザーを使用することで、測量成果がダイレクトに点群化され、業務の効率化、生産性の向上が期待できます。また、航空レーザー測深機(ALB)よりも低高度から計測するため、1㎡あたり100点以上の高密度な点群データを取得可能。河床地形も詳細に再現できます。
送信機上でのリアルタイム断面表示や、レーザーの計測状況、測深状況を確認することもできます。 また、少雨に対する機器の保護対策も強化されています。

製品詳細:ht tp://amuse- oneself.com/service/tdot3

今後の活用の事例

1) 河川地域での測量
従来通りの陸地や植生下の地表面に加え、様々な河川区間における水面下の地形を把握することが可能です。

2) 浅海域での測量
波が立つ海岸や船舶の侵入が難しい沿岸域でも海底地形の3 次元データ化が可能です。サンゴ礁地帯の海底地形の測定、トンボロエリアでの微地形調査が可能です。
※光計測のため、藻や泥などで水が濁っている場合は水中下の測量が困難になります。基準以上の透明度が条件となります。

3) 建設現場での活用
建設DXにおけるデジタルデータとして欠かすことのできない3次元データを作成することができます。レーザーでは樹木に覆われた地形でもグランドデータを取得できるため、調査設計段階から活用できます。急斜面でも効率的にデータを取得できます。
写真測量に必要な煩わしい標定点を設置することなく高精度な3次元測量が可能です。
「TDOT3 GREEN」はビーム径が小さく点群密度が高いので、電線や標識の形状も把握できインフラ構造物の維持管理作業を高度化できます。
出来高管理に必要な正確な土量とヒートマップの計算を手軽に実施できます。
※別途アプリケーションが必要になります。

4) 災害調査での活用
短時間で現場のデータ取得し瞬時に災害規模を可視化、危険地帯を安全に計測します。
軽量化により計測時間を大幅に向上させたことで、山岳地帯での長距離に及ぶ調査にも対応することができます。

5) 防災点検での活用
航空レーザー測量を使う斜面点検では地上に到達するレーザー密度は植生の状況に左右されます。「TDOT3GREEN」であれば植生に影響されることなく、高密度のレーザーで地形を再現できます。
「TDOT3GREEN」が作る等高線図や傾斜量図は微細な地形変化を捉えます。防災点検において漏れのない現地踏査を可能にする確実な机上調査が実施できます。

        河川               海岸・港湾
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202109270682-O2-VW935W3e

「TDOT 3 GREEN」製品仕様について 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202109270682-O3-0PkiGkZj
TDOT 3 GREEN
(ティードット 3 グリーン)  
                                © amuse oneself Inc. 
レーザースキャナ―スペック
最長測定距離 ≧ 10% 158m  ≧60% 300m over
測距精度 ≧ 10% ± 15mm  ≧60% ±5mm
パルスレート 60,000Hz/秒
視野角 90°(±45°)
エコー切り替え 1st &Last / 4echo   
スキャン速度 30 走査/秒
レーザー波長 532±1nm
ビーム拡がり角 1.0 mrad
作動温度範囲 0 ~ 40℃
寿命 10,000 時間
  
INS スペック
位置精度 5mm
ヘディング 0.03°
ピッチ / ロール 0.006°
精度 0.01m/秒

アイセーフ機能                                                
対地高度でレーザーの出力を制限するアイセーフ機能を有します。レーザークラス 1Mに準拠します。            
対地高度 < 40m : クラス 1
対対地高度 > 40m : クラス 3R(NOHD:<40m)
     
測深能力
水面からの50mの距離で
R=1.0 , 吸収係数=0.25(1/m) >1.4 secchi
R=0.5 , 吸収係数=0.25(1/m) >1.25 secchi 
R=0.2 , 吸収係数=0.25(1/m) >1 secchi

関連情報
一般社団法人日本 UAV 利用促進協議会(JUAVAC)
国土交通省登録管理団体
JUAVAC ドローンエキスパートアカデミー(全国 26 開校中、2 校開校準備中)
商業用カリキュラムを中心に現在分野別 5 コースのカリキュラムを提供
1) 基本技術コース
2) 測量基本コース 初級・中級「管理士 技能士」 株式会社パスコ監修
  一般社団法人ドローン測量教育機構「DSERO」認定校
3) 非破壊検査基本技術コース 初級・中級
4) 農業向け 空中散布コース
5) 物資輸送・宅配コース 株式会社ACSL共同制作(2022 年 2 月より提供開始予定)

JUAVAC本部事務局
所在地:東京都千代田区神田佐久間町4-14  8 階
(株式会社エアーズ内)
HP:https://juavac-droneschool.jp

株式会社エアーズ
株式会社エアーズは、産業用ドローンの国内 No.1 サービスプラットフォームの構築を目指して、産業用ドローンスクール「JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー」事業を行っています。ACSL製ドローンの販売、周辺ソフトウェアの販売を、全国の「JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー」と協力して行っています。

株式会社エアーズ
所在地:東京都港区新橋 2-11-10
代表取締役 大越信幸
代表取締役 實籾富二男

HP:https://airds.co.jp

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 陸部と水部の同時計測、効率的かつ高精細計測を可能にする最新型「グリーンレーザー搭載ドローン」を導入