■國暉酒造が目指す味 しかしながら世界中の企業でDXが進み、企業としての在り方が激しく変化していく昨今、酒造りの更なる進化と日本の古き良き文化の継承がなければ企業価値が失われるとの危機感から、時代と共に変化し、進化する企業であり続ける必要性を痛感しました。その為、「酒造り」だけでなく、マーケティング等にも注力し、SNSを通じて國暉酒造の日本酒造りを世界に発信していく中で、数千人の消費者に調査を行い、伝統的な辛口一辺倒の日本酒だけではなく、初めて日本酒に触れるお客様や、日本文化に馴染みのない海外のお客様にも愛していただける日本酒が求められていると実感しました。 この度発売する新商品は、新たな挑戦をする為、古来から続く造りを一新し、幾重にわたる低温熟成での試験醸造を繰り返し、多くの失敗をしたことで、まず原材料となる米や水の品質から見直しました。まずは、令和3年5月に発売しました「純米酒 THE KOKKI」からさらなる進化を目指し、最高の品質であることを指針とした上で、何よりも重要と考えますのは、様々なニーズのお客様に「美味しい」と言っていただける日本酒であること、よりフルーティーな香りで、酸味とのバランスがとれ、さわやかな甘味でありながらくどく無く、すっきりとした後味であることを目指した結果、あらゆるシチュエーションで何度でも楽しんで頂ける味になりました。