◆国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標達成に貢献する事業活動 岡山大学は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)」を大学経営の中心のひとつに置き、「岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学」としての活発に教育、研究、社会貢献などを実施している。岡山大学医学部発ベンチャーであるジャパンマゴットカンパニーの事業は、岡山大学が大学経営の中心のひとつに置くSDGsのビジョンと同じものを事業として実施している。それもSDGsが提唱される以前からの、言わば先駆けだ。古来よりの治療法をいまの医療現場に沿う形にし、高度な医療機器や高額医療費も避ける道をつくり出した。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に当てはまる。そして、ハチより安価で、かつ扱いが簡単な農業用受粉ハエ「ビーフライ」の開発は食料の安定確保など農業に関係するSDGsの目標2「飢餓をゼロに」や緑の豊かさを守ることなどに関係するSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」などに合致する。ジャパンマゴットカンパニーは、SGDsをただのムーブメントとしてではなく、きちんと事業として推進することで、世界共通の目標であるSDGsの達成にも貢献する事業を実施している。