株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博)は、海外事業を統括する子会社「電通インターナショナル社(所在地:英国ロンドン市)」を通じて、2030年に向けて国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)が掲げるマラリア撲滅への取り組み※1の一環として、世界的慈善団体「マラリア・ノーモア UK」※2と連携し、2017年から継続的に「Malaria No More」キャンペーンに取り組んでいます。 これはメディアと広告の力を活用しながらSDGsの実現を目指すもので、新たな展開では、この時代でマラリアに終止符を打つための画期的なグローバルキャンペーンとして「Draw the Line Against Malaria(マラリアに対して線を引く)」を開始しました。
世界最古の疾患の一つと言われるマラリアにより、現在でもアフリカ大陸を中心に2分間に1人の子どもの命が奪われています。世界保健機関(WHO)は、世界中が新型コロナウイルス感染症対策に注力せざるを得ず、マラリアの診断と治療が中断されることで、アフリカ大陸全体で数千人規模で死亡者が増加する可能性があると警鐘を鳴らしています。 当社グループが主導する「Draw the Line Against Malaria」キャンペーンでは、アフリカ、ヨーロッパ、米国に展開する当社グループの各社が連携し、クリエイティブと戦略領域で全面協力しています。アフリカ大陸全土および世界中の若者がマラリアに対する線を描くことで「マラリアに対して線を引く」活動を呼びかけ、マラリアとの闘いにおける行動を推進するものです。さらに、世界の首脳陣に対して、マラリア撲滅対策への協力を働きかけるソーシャルインパクトの大きいキャンペーンとなっています。
当社グループはこれまでも「Malaria No More」活動を通じて、1万人のボランティア時間を含む500万ドルのリソースに投資し、マラリアの新しい研究に140億ドル以上の資金を集めることに貢献してきましたが、今後も当社グループならではのマーケティング知見やクリエイティビティーを生かしながら、マラリアとの闘いにおける行動の強化のために尽力してまいります。