量子ドットは、ナノスケール(ナノは1ミリの100万分の1)の特殊な半導体結晶で、大きさは2から10ナノメートルと非常に小さく、ディスプレイ部材の光学フィルムやインク、レジスト材料に使用することで光の波長を変換し色の再現性を高めます。4K・8K放送で採用された新しい色域規格 「BT.2020*」を効率的に達成する新技術として、一部メーカーの液晶テレビに既に採用されています。(*BTは、Broadcasting Service Televisionの略。現行規格「BT.709」が自然界に存在する色の約75%を再現できるのに対し、「BT.2020」は規格上99.9%の色の再現が可能)