2019年10月2日



特別区競馬組合



【東京シティ競馬×横浜国立大学】

東京シティ競馬が横浜国立大学の留学生と異文化交流事業を実施



特別区競馬組合が運営する東京シティ競馬(大井競馬場)(所在:東京都品川区、管理者:武井雅昭)は、羽田空港から10分程度のアクセスと空港利用者に非常に利便性の高い環境であることから、訪日外交人旅行者の方々にも多くご利用いただいています。今回、競馬場職員のグローバル意識向上の一環として、横浜国立大学の外国人留学生特別プログラム「YOKOHAMA Creative-City Studies(YCCS)」と提携し、競馬場職員と外国人留学生との異文化交流研修を行いました。



YCCSに在籍する留学生は、英語によるリーダーシップやファシリテーションを主専攻し、限られた環境・条件下で、協働・共生によるクリエイティブプランの創出を日々実践していることから、今回「訪日外国人旅行者の集客」をテーマに競馬場職員とともにグループワークを行うこととなりました。



■第1回「アクセス確認~競馬場体験」

横浜国立大学の留学生らは、インバウンド旅行者の目線に立って考えるために、羽田空港に集合し、東京モノレールに乗り大井競馬場に移動。外国人旅行者のアクセス導線を確認し、入場しました。留学生のほとんどが競馬場に入った経験がないため、職員による施設の説明を聞き、競馬以外にたくさんの飲食店や展示物、そしてイルミネーション等があることに驚いたようでした。その後、英語のパンフレットを使用し、実際のレースを見学。20歳以上の留学生は勝馬投票券を購入し、ハイクラスな大人が楽しむ海外の競馬とは少し異なる日本のカジュアルな競馬を体験しました。







【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201910021691-O2-8WB3F4Lj

(パドックを見学する留学生ら)



なお、留学生らの競馬場体験レポートは、外国人コミュニティサイト「City-Cost.com」に掲載しています。

https://www.city-cost.com/blogs/search/tag/TCK#





■第2回「大井競馬場PR動画制作のグループワーク」

留学生らは競馬場職員と3~4名のグループを組み、「外国人に大井競馬場の魅力」を伝えるPR動画を1日で制作するという課題に取り組みました。午前中にグルーピングを行い、英語を話せない職員もいる中、自己紹介から始まったグループワークは、一緒に昼食をとりながら企画構成を考え、留学生と職員が演じる撮影へと進みました。そして夕方、簡易編集したPR動画を披露するプレゼンテーションが始まると、留学生らの様々なアイデアが盛り込まれた作品に会場内は大いに盛り上がりました。







【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201910021691-O3-7G40WH68

(グループワークの様子)



参加したイギリス出身の留学生は「イメージを変えることでした。国ごとに競馬のイメージは異なりますが、主に競馬は高齢者が嗜むイメージがあります。まったく違うイメージを与えることを考えました」と語り、また、ある女子留学生は「私たちは、カップルが競馬場でデートし、競馬やアトラクションを楽しんだ後に、競馬場でプロポーズするというストーリーにしました。もしかしたらこういう展開もあるかもしれません!」と話すなど、イメージチェンジや外国人ならではの発想により、大井競馬場の魅力を伝える方法を立案してくれました。



YCCSを担当する鈴木雅久教授は「このグループワークでは、日本語あるいは英語などの語学がネイティブレベルでなくても、アイデアやコンセプトを一緒に創造し共有することが可能です。しかも、留学生は日頃から協働・共生によるクリエイティブの可能性を見つける練習を実践しています。今回も職員の方々と一緒になり、比較的短時間でチーム成果を出すことができたと思います」と感想を述べられました。



一方、大井競馬場の職員は「留学生の考え方や思い付くスピードがすごく速いと感じました。普段の職場ではやる前に色々と決めてからやるという形ですが、取り敢えずやってみて、その中でやりながらブラッシュアップしていき、どんどん良いものを作っていこうという考え方はすごく参考になりました」と、スピード感や進め方の違いに刺激を受けていました。また、別の職員は「これまでのTCKのCMなどでは見られないような、職員だけでは考えつかない作品になりました。あのようなCMでしたら、競馬場に対するもっと良いイメージを若い人や女性が持っていただけると感じましたので、非常にためになりました」など、想像を上回る留学生の発想に驚きを感じていました。







【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201910021691-O4-k23wU02p

(プレゼンテーション後に、グループワーク修了証を受け取る横浜国立大学の留学生ら)



今回、東京シティ競馬として初めて外国人留学生との交流を行うにあたり、言語の問題等から不安を感じていた職員もいましたが、当日は留学生の積極的な姿勢にも背中を押され、とても活発なグループワークとなりました。今年、来年と世界的なスポーツ大会が日本で開催され、多くの訪日外国人が東京に来られることが予想される中で、大井競馬場にも気軽に足を運んでいただけるように、今後も外国人に対して積極的に情報発信していきたいと考えています。





【特別区競馬組合副管理者 斉藤弘のコメント】

「このような形で海外の方と触れ合いながら取り組むというのは、職員の視野も広がり、非常に勉強になり、有意義な日だったと感じています。これからも職員一丸となり、外国人のお客様が来られた際のおもてなし環境を作っていければと思っています」



なお、グループワークの様子や副管理者のコメント動画は共同通信の英語ニュースサイト「Kyodo News Plus」でも配信しています。

https://english.kyodonews.net/





【東京シティ競馬(TCK)】

■所在地:東京都品川区勝島2-1-2

■設立:1950年5月2日

■URL:http://www.tokyocitykeiba.com/



【YOKOHAMA Creative-City Studies(YCCS)】www.yccs.ynu.ac.jp

横浜国立大学のダイバーシティーを牽引しているグローバル人材育成プログラム。学部の4学年を併せても約50名の学生しか在籍していないが、5大陸の30の国・地域からの留学生が在籍している。このプログラムでは、多様性ある外国人と日本人の交流は、日本の協働・共生をはじめとする日本のグローバル化への道しるべの一つになるとして、企業研修や市民交流等のグループワークによる研修交流を積極的に推進している。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 【東京シティ競馬×横浜国立大学】 東京シティ競馬が横浜国立大学の留学生と異文化交流事業を実施