SEP361-201試験は、統合失調症急性増悪期の入院患者を対象とした、4週間のランダム化二重盲検プラセボ対照比較の臨床試験であり、2018年12月に開催された第57回米国精神神経薬理学会(ACNP)年次総会で結果が発表されました。SEP361-201試験の結果、主要評価項目である投与4週間後の陽性・陰性症状評価尺度(PANSS:Positive and Negative Syndrome Scale)※1合計スコアの変化量において、SEP-363856投与群は、プラセボ投与群に対して統計学的に有意(SEP-363856投与群:-17.2、プラセボ投与群:-9.7、p=0.001)かつ臨床的に意義のある改善を示し、主要評価項目を達成しました。また、臨床全般印象評価尺度-重症度(CGI-S)※2の変化量においても、SEP-363856投与群は、プラセボ投与群に対して統計学的に有意な改善(p<0.001)を示し、さらに、すべてのPANSSのサブスケールでも改善(p<0.02)が認められました。