この臨床試験は、神戸大学医学部とウシオ電機の共同研究の一環で行われたもので、狭帯域スペクトル紫外線技術を活用しています。20名の健常者ボランティアの背中部10mm x 10mm領域に対し、ウシオ製222nm照射装置(開発名:SafeZone UVC®)を用いて、各50、100、200、300、400、500mJ/cm2照射し、24時間後に紅斑の有無を確認しました。その結果、20名全員において紅斑が確認されませんでした。
その後、同背中部40mm x 40mmに対し、500mJ/cm2を照射し、照射前、5分後、30分後のそれぞれで皮膚常在菌の数を測定(スワブ面積は20mm x 40mm)した結果、照射前、照射5分後、30分でそれぞれ、7.21個、0.05個、0.79個と殺菌効果が確認されました。
なお、この試験結果は第41回骨・関節感染症学会(大阪)、第33回日本整形外科学会基礎学術集会(奈良)、39th International Society of Orthopaedic Surgery and Traumatology, Orthopaedic World Congress in Montreal、Canada で発表されました。