日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:髙﨑秀雄、以下Nitto)は、シンガポール初となる海水と貯水池の2種類を水源とする水処理プラント『Keppel Marina East Desalination Plant(通称KMEDP)(最大生産水量:137,000m3/日)』向けに逆浸透膜を受注しました。2020年の設備稼働開始予定にあわせ、2018年度に出荷を開始する計画です。シンガポールの水資源は自国内での集水、隣国マレーシアからの輸入、排水再利用(NEWater※)、海水淡水化の4つの水源からなります。同国は国土が狭く、雨水を貯めにくいため、排水再利用、海水淡水化の割合を増加させることで自国内での水資源確保の強化を進めています。
Nittoは、Innovation for Customersをブランドスローガンに掲げ、Green(環境関連)・Clean(新エネルギー)、Fine(ライフサイエンス)の分野で事業ポートフォリオを拡大し、社会に価値提供していくことを目指しています。水資源問題解決は、Greenに相当しております。今後も当社の膜技術を通じてシンガポールの水自給率増加に貢献していく事で、同国の水資源問題解決に貢献する事業活動を進めて参ります。