それを受け、生島氏は「そうした状況のなかで、すべての世代で助け合い支えあっていく社会というのは必要ですよね。そうした社会に向けて、以前日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)という仕組みをお話しされましたが、これは優れた成功事例だと思いました」と述べました。石破氏は、以前にアメリカで視察した内容を踏まえ、CCRC、いわゆるプラチナタウンについて、高齢者も活躍するコミュニティであること、今後の日本にも参考になる優れた仕組みであると紹介しました。なお、CCRCとは、日本では、「生涯活躍の街、すべての世代が支えあう街」とも言われ、「高齢者が積極的に社会参加できる、また高齢になる前からコミュニティに参画して、世代を通した社会を構築するという仕組みだ」と説明しました。現代は、元気なお年寄りも多いことから、毎日楽しく過ごす仕組みを作って高齢者の社会参画、就労促進を図り、若い世代と一緒に暮らせる、すべての世代で活躍できる社会を創りあげる必要性について愛知県長久手市の例を使用しながら解説しました。