丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS 本社:東京都渋谷区 社長:伊吹 洋二)は、ビデオ会議システムを開発・販売する米ヴィディオ社(Vidyo, Inc. President and CEO:エラン・ウェストマン/Eran Westman 本社:ニュージャージー州ハッケンサック)と国内販売代理店契約を締結しました。ビデオ会議システム「Vidyo(ヴィディオ)」の取り扱いを開始するとともに、独自サービスの「Vidyoクラウド」を提供開始します。
Vidyoは世界3千社以上の企業に導入実績のあるビデオ会議システムです。中でも米国統合医療ネットワークの36%で遠隔医療に採用されるなど、医療業界において高い評価を受けています。パソコン・スマートフォン・タブレット・専用端末のマルチデバイスを繋げることが可能で、既存のネットワークインフラ上で4Kの高精細解像度に対応、さらに特許取得済みの独自技術「Adaptive Video Layering」により利用端末・ネットワーク環境に合わせ動的に品質を最適化し、端末ごとに遅延なく最適な映像を配信することが可能です。
旧来のビデオ会議システムではMCU(Multipoint Control Unit)と呼ばれる中継装置が全ての映像を集約・再合成した後に端末へ映像を配信することから、MCU上での処理遅延や品質劣化が避けられず、また専用ネットワークの必要性やMCU自体が高価であることによるコスト面の課題も抱えていました。一方、Vidyoはトランスコーディングを行なわない分散型のアーキテクチャ「VidyoRouter」を使用し、それぞれの端末が繋がるネットワーク環境を常に把握して映像品質を動的に最適化することで、遅延・品質劣化のない高品質なビデオ会議を実現します。専用ネットワークや高性能なハードウェアを用意する必要がないことから、従来のビデオ会議システムと比べて導入コストを抑えることが可能です。Vidyo Routerはアプイライアンスで提供するほか、仮想サーバ上での構築にもソフトウェア提供により対応しています。