2015年10月1日



株式会社ニュースダイジェスト社

愛知県機械工具商業協同組合



メカトロテックジャパン(MECT)2015

展示規模は前回展比9.6%増の1915小間

今年、国内最大の工作機械見本市、10月21日から名古屋で開催



 株式会社ニュースダイジェスト社(代表取締役社長・樋口八郎)は、主催する国内最大級の工作機械見本市メカトロテックジャパン2015(以下:MECT2015)を、10月21日(水)から4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催します。展示規模はリーマンショック前の2007年展に次ぐ1915小間で、前回展を9.6%上回りました。これは、国内の工作機械見本市としては、今年最大規模となります。出展者数は444社・団体。うち全出展者の15.5%にあたる69社が初出展会社となります。出展製品では、少なくとも255社から518点の新製品(1年以内に発表されたもの)が展示される予定です(9月14日までの集計)。海外からの参加は25カ国・地域を数えます。

 毎回、世界最先端技術の実演加工に挑戦する主催者コンセプトゾーン(企画展示)では、「マグネシウム」にスポットを当て、燃えないマグネシウム“KUMADAIマグネシウム合金”で製作したオリジナルワークの実演のほか、割れやすく成形加工に不向きな“AZ91”の深絞り加工に挑戦します。また、主催者企画のセミナーでは、トヨタ、ホンダ、ボーイングらが、それぞれの分野から、ものづくりの今後について講演します。



本展の主な概要は以下の通り



【開催期間】2015年10月21日(水)~24日(土)10:00~17:00 

      ※23日(金)は19:00までナイター開催、最終日24日(土)は16:00まで

【開催場所】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)

【主 催】(株)ニュースダイジェスト社

【共 催】愛知県機械工具商業協同組合

【入 場 料】大人1 人=1000 円、団体1 人(10 人以上)=500 円、学生、海外来場者無料。

      公式Web サイトから事前登録すると入場無料。

【出展者数】444社・団体(うち69社が初出展)

【展示規模】1915 小間

【参加国・地域】25カ国・地域(現地法人等含む)ドイツ143、米国56、台湾56、英国30、スイス24、韓国20、イスラエル13、イタリア11、フランス10、中国9、スウェーデン7、オランダ7、オーストリア5、デンマーク4、オーストラリア3、マレーシア3、カナダ2、ベトナム2、ベルギー2、ポルトガル2、ルクセンブルク2、スペイン1、タイ1、ノルウェー1、ロシア1 ※数字は出展者数(重複あり)

【来場目標】8 万人

【主な出展製品】工作機械、鍛圧・板金加工機械、射出成形機、機械工具、切削工具、工作機器、精密測定機器/試験機器、研削砥石/研磨材、油圧・空気圧・水圧機器、歯車/歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置/関連ソフトウェア、産業用ロボット/物流搬送機器、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン/ナノテクノロジー関連など



【主催者コンセプトゾーン概要】

◇テーマ:軽量化革命!Mg “燃えない”“割れない”が世界を変える

◇開催場所:ポートメッセなごや1号館特設会場コンセプトゾーン内

◇実施期間:10月21日(水)~24日(土)

◇展示内容

<Aゾーン>“燃えない”が世界を変える

バーナーであぶって1000℃以上に加熱しても発火せず沸騰する、熊本大学の河村能人教授が開発したKUMADAIマグネシウム合金を使い、自動車、航空機、鉄道車両に関するオリジナルの切削技術を披露します。

<Bゾーン>“割れない”が世界を変える

塑性加工にまったく向かなかったMg合金AZ91が、住友電気工業の独自の急冷凝固技術で“割れない”素材に変身。会場では常識を覆す100mmの深絞り技術を披露します。



(※1)コンセプトゾーン

工作機械にまつわる最新加工技術を1号館特設会場で実演展示することで、来場者に少しでも仕事のヒントをつかんでもらい、国内製造業を活性化することが狙い。前回展では「日本の技術を医療で活かせ」と題し、最新医療部品の加工を会場内で実演した。



(※2)KUMADAIマグネシウム合金

KUMADAIマグネシウム合金には「耐熱合金」と「不燃合金」という2種類の合金があり、さらに製造法によって「鋳造合金」と「超急冷合金」の2種類に分類される。米連邦航空局(FAA)が策定したMg燃焼試験に合格し、2014年10月には米ボーイング社と次世代航空機への実装化を目指した共同研究を開始している。



(※3)AZ91

AZ91はマグネシウムにアルミニウムを9質量%、亜鉛を1質量%添加したもの。耐食性に優れているものの加工の難しさから板材は実現されておらず、鋳造材が限定的に利用されていた。住友電気工業が開発したAZ91板材はAZ91鋳造材と比べて強度は1.5倍以上の380MPa、伸びは数倍となる10%以上を達成。独自の鋳造・圧延加工により板材の開発・量産化に世界で初めて成功した。



【セミナー概要】

◇開催場所:ポートメッセなごや 交流センター3F会議ホール

◇開催時間:10月21日(水)~23日(金)(1)13:00~14:00 (2)14:30~15:30

◇聴講料金:無料 ※会場への入場料1000円は別途必要となります

◇申込方法:公式Webサイト(mect-japan.com)のセミナーページから受け付け

◇定員:各セミナーとも400名(先着順)

◇講演内容

10月21日(水) テーマ「自動車」 クルマづくりのいま



講演(1):13:00~14:00 トヨタ自動車 常務理事 上郷工場長兼下山工場長 花井幹雄氏

トヨタの生産現場におけるものづくり・人づくり

~日本でものづくりを継続し、年輪的成長をするための取組み~



講演(2):14:30~15:30 本田技研工業 四輪生産企画統括部 設備金型企画推進室長 田岡秀樹氏

ホンダの真ん中には「人間」がいる!

寄居プレス工場の世界最速生産スピードと金型工程短縮+軽量化STRIP Body



10月22日(木) テーマ「航空機」 航空機産業、次の一手



講演(1):13:00~14:00 ボーイング・ジャパン 社長 ジョージ・L・マフェオ氏

ビジネス環境とサプライチェーン 日本とともに民間航空機を製造



講演(2):14:30~15:30 富士重工業 航空宇宙カンパニー 生産技術部 部品生産技術課 担当 木村志郎氏

航空機製造の新技術により新しい価値を創造し続ける富士重工業 ~ さらなる成長を目指して



10月23日(金) テーマ「軽量化」 日本発、新素材が世界を変える



講演(1):13:00~14:00 熊本大学 先進マグネシウム国際研究センター長 河村能人氏

世界が注目!軽い・強い・燃え難いKUMADAI マグネシウム合金



講演(2):14:30~15:30 東レ アドバンスドコンポジットセンター所長 古川正人氏

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)による自動車・航空機の軽量化



【同時開催イベント】

(1)あいちロボットセミナー 主催:愛知県 共催:ニュースダイジェスト社

10月23日(金)13:00~ ポートメッセなごや イベント館2F 

現在、ロボットの開発や導入に取り組んでいる、もしくはこれから取り組もうとしている企業を対象に、愛知県の取り組みや、国内外のロボット産業の現状や先進的な取り組みを紹介するセミナープログラム。聴講は無料で定員は300人。



(2)工作機械トップセミナー 主催:日本工作機械工業会 共催:ニュースダイジェスト社

10月24日(土)、25日(日) 全国の大学生約400人が参加

工作機械業界で働くことの面白さを多彩な講師陣が学生に紹介するセミナープログラム。24日には、工作機械への理解を深めるため、メカトロテックジャパン2015の会場を視察します。



【メカトロテックジャパン(MECT)2015 公式Webサイト】

http://www.mect-japan.com/2015



【株式会社ニュースダイジェスト社について】

創 業:1964(昭和39)年3月 設立:1968(昭和43)年5月

代表者:代表取締役社長 樋口八郎(ひぐち・はちろう)

資本金:2,000 万円

従業員:20名

本 社:〒464-0075 名古屋市千種区内山3-5-3

H  P:http://www.news-pub.co.jp/

概 要:1964年の創業以来、《月刊生産財マーケティング》を中心に、FA業界向けの図書を多数出版。



【愛知県機械工具商業協同組合について】

設 立:1949年(昭和24年)

代表者:理事長 伊藤 高潤(いとう・こうじゅん=春日鋼機株式会社 代表取締役社長)

組合員:257社 賛助会員:104社(2015年3月末現在)

所在地:〒456-0032 名古屋市熱田区三本松町16-8

H  P:http://www.aikiko.or.jp/

概 要:愛知県内に所在する、機械工具(工作機械、周辺機器、工具、測定機器等)商社の協同組合。情報共有だけでなく、勉強会や若手経営者の育成・交流に力を入れている。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 メカトロテックジャパン(MECT)2015  今年、国内最大の工作機械見本市 10月21日から名古屋で開催