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今回は、「権利確定月3月」、「株主優待あり」、「連続増配5期以上」、「予想配当利回り4%以上」での注目銘柄を紹介します。
※最低購入価格・配当利回りは2025年2月27日終値
セントケアホールディング <2374>
横河ブリッジホールディングス <5911>
ジーテクト <5970>
EIZO <6737>
テイ・エス テック <7313>
グローブライド <7990>
芙蓉総合リース <8424>
マネックスグループ <8698>
東陽倉庫 <9306>
筆者が注目するのは、マネックスグループ(株価771円、最低購入金額7万7,100円)。配当利回りは5.21%です。は、「マネックス証券に口座があるなら、とりあえず1株購入」もできそうな気がしています。なぜなら、1株で株主優待がもらえ、約6年で「元とれ」できるからです。
マネックス証券では、2025年2月12日に「株主優待制度の変更に関するお知らせ」を発表しています。その中で「1株保有」でも株主優待がもらえると記載がありました。
マネックス証券の株主優待は、保有株数に応じてもらえるマネックスポイント。条件として、「マネックス証券の証券口座にマネックスグループの株式1株以上をお預けの株主様」のため、マネックス証券に口座を開設して、マネックス証券で株を買いましょう。そして、「マネックス証券の証券総合取引口座とNTTドコモのdアカウントとの連携を行った株主様の場合、株主優待として付与されるマネックスポイントは自動的にdポイントに変換」されると書いてあるため、dポイントで受け取ることも可能です。
1株~99株…50ポイント(年間100ポイント)
100株~999株…100ポイント(年間200ポイント)
1,000株~1,999株…500ポイント(年間1,000ポイント)
2,000株~1万9,999株…1,000ポイント(年間2,000ポイント)
2万株以上…2,000ポイント(年間4,000ポイント)
そして、「1株でもポイントがもらえる」点に注目。
771円で購入すると、配当金は40.20円、ポイントは年間で100ポイントもらえます。
1ポイント1円換算では年間140円相当がもらえる(税引前)、つまり、毎年、同じ条件で配当金と株主優待があるならば、771÷140=5.50…、6年以上保有していれば「配当金と株主優待のポイントだけで”元とれ”」になるわけです。
株価は上がることも下がることもあるため、こういった「投資資金が回収」できる銘柄を保有しておくと、比較的安心して中長期投資がしやすくなります。
今回、マネックス証券のスクリーニングで、条件つきで検索し、条件にも当てはまっています。
権利確定月:3月、株主優待あり
連続増配5期以上
予想配当利回り4%以上
連続増配とは、1株あたりの配当金の額が増加し続けている銘柄で、注目理由1では毎年同じ配当金の額として計算しましたが、増配を繰り返すことで、もっと早く投資資金の回収ができるかもしれません。
ホンダ系、シート部品メーカーのテイ・エス テック(株価1,743円、最低購入金額17万4,300円)は、配当の基本方針をDOE3.5%以上と掲げ、「安定増配」すると言っています。また、「機動的な自己株式取得、消却」もすると発表。今後の増配も期待できる銘柄です。
株主優待は、100株では1年未満QUOカード500円分ですが、1年以上3年未満では1,000円分、3年以上になると1,500円分になります。また、200株では1年未満で3,000ポイント。オリジナルグルメギフトがもらえます。保有株数や保有期間によって株主優待内容が増えていくので、中長期保有がしやすいでしょう。
訪問介護、入浴などの医療系サービスをする企業、セントケア・ホールディング(株価738円、最低購入金額7万3,800円)。「2025年問題(日本に国民5人に1人が75歳以上を迎える超高齢化社会が訪れることで起こる問題)」でも注目されています。
中期経営計画では「配当につきましては増配継続とともに将来的に配当性向40%台」を目指すと言っています。株主優待は100株でQUOカードがもらえ、3年未満500円、3年以上では1,500円です。
連続増配5期以上、予想配当利回り4%以上などの条件に当てはまっても、株主優待内容や購入額を見ると買いにくい銘柄もあります。
例えば、芙蓉総合リースは、11,440円。単元100株なので、11,440×100株=114万4,000円が必要です。また、横河ブリッジホールディングスは株価は2,563円ですが、株主優待は1,000株以上なので、2,563×1,000株=256万3,000円必要です。
株主優待の中身は何なのか、はたして本当に使えるのかは吟味する必要がありそうです。また、株主優待の中には長期保有条件が必要なものもあり、「1年以上」の条件がついていたら、2025年3月末より前に買っていても、株主優待がもらえるのは2026年になってしまうので注意しなくてはいけません。
株主優待をもらいながら生活費を抑えた節約生活をし、投資資金を増やしている筆者。新NISA2年目では、特に「高配当株」や「連続増配株」にも注目していて、配当金を増やしていきたいとも計画的に考えています。長く保有するほど配当金が増える「連続増配株」は中長期保有にぴったりで、ポートフォリオに加えると安心して運用できる気がします。
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