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多くの方にとって、マイホームは財産の中で大きな割合を占めていると思います。
都市部においては、分譲マンションに居を構えている方が多くいます。
多くの区分所有者によって、住まいである分譲マンションの価値が、自身の財産の価値になるわけです。
分譲マンションは、管理を買えと言われます。
専有部分は所有者自身の「努力」で対応できますが、共用部分は自身一人では対応できません。
共用部分は、管理組合が全区分所有者を代理して管理します。
国内にある分譲マンションの約九割は、管理会社にマンションの業務を委託しております。
今回はマンションの価値を高めるための、管理会社との付き合い方をご紹介します。
賃貸,分譲を問わずマンション(共同住宅)は、居住者が共同で利用している設備があります。
躯体,給排水管設備など、目に見えない基本的な設備や、エレベーター機械式駐車場・消防設備などです。
管理員・清掃員業務や警備業務などのサービスを、管理会社に委託しています。
賃貸マンションであれば、これらの利用料は賃料や管理費となります。
分譲マンションでは区分所有者が、共有持ち分などに応じて、管理費,修繕積立金を負担します。
どちらにしても、管理会社がサービス提供していますが、費用を払って、利用する観点では同じです。
賃貸マンションは、他人(賃貸人)から賃料の対価として住居を利用し、サービスを受けています。
分譲マンションは、自身(共用)が所有する不動産に居住し、自身が所属する管理組合(管理会社)から、サービスを受けています。
違いは、賃貸マンションは他人が提供するサービスなのに対し、分譲マンションは自身が生み出しているサービスであることです。
管理組合が、サービスの内容を監督・精査し、適切な費用で上質なサービスをし続ければ、マンションの価値は上がります。
ハイコストでサービスが低下すれば、マンションの価値は下がります。
分譲マンションの価値は、管理組合が管理会社に、適正な指示がって初めて可能です。
一部区分所有者には、誤解が生まれています。
分譲マンションは、「管理会社が差配するもの」。
管理会社に「ゴリ押し」すれば、自身の要求が叶うと思われています。
区分所有者間の不公平感、不平等感は、組合を蝕んでいく。
分譲マンションをホテルと勘違いしている方もいます。
マンションの価値を守り上げたいのは、管理組合であり区分所有者です。
管理会社は自社の利益のために、管理委託契約に沿って業務を行います。
区分所有者の「主体性」こそが、分譲マンションの価値を高める基本となります。
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