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家族介護をしていると一生懸命に介護を行えば行うほど、ふとした瞬間に孤独感や閉塞感を感じる場面があります。
介護サービスを利用していたとしても肉体的・精神的な介護負担は消えることなく、このままどうなっていくのだろうといった介護が続いていくことへの不安を感じることもあります。
認知症の方への対応、介護技術面への不安や自宅介護をしている家族の精神的な負担のことなどは、介護サービスのスタッフやケアマネージャーなどの専門家と話をすることで軽くなることもありますが、十分な時間や機会をとることが難しい場合もあります。
その際には、家族介護をしている他の家族の話を聞いたり、悩みを共有したりする機会を持つことができれば、困りごとや不安の解消、ストレスの軽減につながります。
今回は、介護家族支援事業一環として、介護技術を学べたり他の自宅介護を行っている家族の話を聞いたりができる「家族介護教室」や他のリフレッシュ事業についてご紹介します。
家族介護教室は、主に在宅で介護を行っている方や介護に興味のある方を対象とした講座です。
介護技術を専門職の方から学べたり、介護を行っている人同士の交流の時間を持つことができます。
市区町村や社会福祉協議会、社会福祉法人などが開催しています。
受講費用は、無料や教材費等の実費負担程度というところが多いため安心して利用できます。
受講できるのは、開講している組織がある市区町村に、住んでいる方と限定されている場合もあります。
・参加費無料の木更津市の家族介護教室
木更津市内で行われる、家族介護教室で、木更津市内で家族介護を行っている方が対象です。
各回、講師は持ち回りで、薬局や特別養護老人ホームなどが行っています。
曜日や内容等様々ですので、興味のある回が見つかりやすかったり、時間を合わせやすい為、参加しやすい状況になっていると言えます。
普段利用していない介護サービス事業所や薬局などの話を聞くことで、普段とは違った視点で自宅での介護を見つめなおすことができます。
家族介護教室は介護技術や介護知識を学ぶだけではなく、家族介護をしている人同士の交流を持つこともできるので、肉体的、精神的な介護負担軽減の為にも、家族介護教室への参加を積極的に行うことをおすすめします。
特別養護老人ホームやデイサービスなどを運営している事業所が、家族介護教室を開催している場合もあります。
・特別養護老人ホーム とだ優和の杜
参加費無料で、興味のある戸田市民の方が誰でも参加できます。
健康予防体操や施設見学、おむつ交換の仕方など、様々な内容が行われています。
介護サービス提供事業所の家族介護教室ならではの内容としては、「施設見学」です。
将来的に施設を利用したいけれども、わざわざ今から時間を作って施設見学をするのもと思っている方には、施設見学の回の家族介護教室がぴったりです。
他の見学の方もいますので、自分では気づかなかった着眼点からの質問など、個人での見学では得られなかった情報を知ることもできます。
また、開催している事業所を利用している家族が参加している場合もあるので、施設や介護に関しての生の声を聞くことができます。
介護施設での家族介護教室が開催される際には、是非とも参加してみてください。
家族介護教室には肉体的・精神的な負担の軽減の効果があることをお伝えしてきました。
家族介護教室ではありませんが、介護をしている家族のリフレッシュを図ることができる家族支援事業もあります。
一時的に日常生活から離れ介護負担を軽減し、心身のリフレッシュを図ることを目的としている事業です。
年1回、日帰りバス旅行を開催しています。
家族介護を行っている方が参加対象者ですので、気兼ねなく介護についての悩みや不安などを話すことができます。
家族介護をしていない人に介護の悩みや不安などを話したり相談することは、気を使ってしまいなかなかできないと言う方が多いのではないでしょうか。
また、実際に家族介護したことがない方から共感を得るのも難しい場合があります。
家族介護を行っている方同士で話すことで互いに共感できたり、うちの場合はこれで問題を解決できたなどと介護のヒントをもらえることもあります。
家族介護を行っている方同士だからこそ、話せる内容や分かり合えることがあるので、心身のリフレッシュのためにも、家族介護支援事業の旅行に参加してみてはいかがでしょうか。
家族介護支援事業の旅行に関しての情報は、ケアマネージャーが知っていますので、尋ねてみてください。
在宅での家族介護は介護サービスを使っていたとしても、毎日途切れることなく続いていきます。
家族や介護サービスのスタッフ、ケアマネージャーと、介護の疑問や悩みを話す機会があったとしてもなかなか本心を話すことができない場合には、もやもやとした気分が晴れないことが長く続いてしまうものです。
家族介護教室やリフレッシュのための旅行などで、同じように在宅介護をがんばっている方と交流することで、介護の疑問や困りごとの解決はもちろん、精神的な負担軽減を図ることができます。
在宅での介護を行っていると、なかなかまとまった時間をとることが難しいかもしれませんがケアマネージャーにサービスの調整をお願いしたり、他の家族に介護をまかせるなどをして、家族介護教室やリフレッシュのための旅行に参加してみることもおすすめします。
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