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しばらく改悪が続いても、楽天ポイントは相変わらず共通ポイント界で強い存在感を保っています。
目立たないところでも改悪はなお進行しています。
今回は各種ポイントプログラムから楽天ポイントの交換レートが下がり続け、等価交換が非常に少なくなってきたことを取り上げます。
楽天ポイントだと交換が目減りするが、他の共通ポイントだと等価いう場合、そちらも紹介します。
この記事は楽天ポイント、楽天経済圏をやめましょうという呼びかけではありません。賢く使うためには、現状認識が最重要だと考えるわけです。
筆者も楽天ポイントとの接点は減っていますが、それでもため続けたポイントが2万を超えており、将来のANAマイル交換を目指し活用は日々続けています。
楽天ポイントは「1ポイント = 1円」で決済に使えます。
楽天ポイント加盟店ではポイントのまま、そうでなくても楽天ペイのポイント払いで、または楽天Edyの残高に交換して1ポイント1円です。
楽天カード等、楽天のサービスへのポイント充当もできます。
さらに投資にも使えます。
1ポイントの価値が1円でなくなる日がくれば大問題ですが、そのようなことはありません。
ただ落とし穴があります。
世間に多数あるポイントプログラムから楽天ポイントへの交換です。
この交換レートが等価でない場合、楽天ポイントへの交換価値は必ず低下することになります。
楽天経済圏しか見えていないとそれでも仕方ないと思うかもしれませんが、視野を広く持ちましょう。
他の共通ポイントならば引き続き等価交換できる場合もあるのです。
参照:【楽天PointClub】:ポイントが色々なサービスに使える
各種ポイントから楽天ポイントへ、等価交換となるものは非常に少なくなっています。
楽天グループ以外では、次のとおりです。
・パッチョポイント(東京電力)
・カエテネ(中部電力ミライズ)
・フロンティアeポイント(東北電力フロンティア)
・北電エネモール
・エネトピアポイント(鳥取ガス)
・ぐるなびポイント
・ナイスナイスポイント(九州日本信販)
・わくわくポイント(旧山陰信販・現TOWARISE)
・ソネットポイント(So-net)
・moppy
・もらえるモール
・Pexポイント(10ポイント=1円相当)
・マテックポイント
・アップルポイント(Hotelista)
大別すると、電力・ガス系、地方信販系、ポイントサイトが主です。
クレジットカード各社、銀行のプログラムからの楽天ポイント交換は、すべて目減りするということになります。
アップルポイントと同じアップルワールド社の格安航空券でたまるトラベリストポイントも交換が始まりました。
これも公式サイトでは等価になっているのですが、さらによく読むと
Webサイトで交換の場合はトラベリストポイント100に対し楽天ポイント50の交換率になる
とあります。
マイル交換の場合、ポイントとマイルとで価値が異なります。
1ポイント → 0.5マイルの交換なら、等価に準じて捉えていいでしょう。
楽天ポイントからは、JALマイル、ANAマイルにそれぞれこの数字で交換できます。
楽天ポイントはため続けている限り失効しないので、マイルをためるのにはまだまだ有利に使えます。
ただしどちらのマイル交換も、「月の交換上限」があります。2万ポイントまでとなります。
仮に6万ポイントを3万マイルに交換しようとする場合、3か月掛かります。
各種ポイントから、楽天ポイントに交換すると目減りするが、他の共通ポイントだと等価という例が多くあります。
そちらを確認します。
マイルはポイントに交換せず特典航空券に遣ったほうが高価値ですが、使えないときはポイントにするのも仕方ありません。
ANAマイルから楽天ポイントへは、「1万マイル → 8,000ポイント」です。
いっぽう、ANAマイルをVポイントにすれば「1万マイル → 1万ポイント」です。
というより、多くのポイントに交換できる中で、楽天ポイントだけ目減りするのです。
楽天のサービスであれば、ポイントでなく楽天Edyへの交換がおすすめで、これが等価です。
参照:マイルを様々な提携ポイントサービスと交換する|ANAマイレージクラブ
JALマイルから楽天ポイントへの交換も、ANAと同様「1万マイル → 8,000ポイント」です(3,000マイルから交換可能だが、1万マイルに満たない場合のレートは「1マイル → 0.5ポイント」とさらに目減りする)。
JALマイルが1万ある場合の最も数字が高い交換先はWAON POINTで、こちらが「1万マイル → 1万1,000ポイント」です。
WAON POINTからは等価でdポイント、あるいはVポイント(iAEONアプリが必要)に移行できます。
三菱UFJカードはポイントアップ店舗がスーパー・回転寿司を中心に増えたため、ポイント獲得がかなり容易になりました。5。5%以上のポイント付与となり、なかなかよくたまります。
ただ使うほうは充実しているとは言いがたく、等価交換となる使いみちが限られています。
その中でも楽天ポイントへの交換率は「200ポイント(1,000円相当)→ 600ポイント」であり、交換率0.6%と低いものです。
共通ポイントなら、dポイントやPontaポイントへの交換のほうが若干レートはよく、「200ポイント → 800ポイント」交換率0.8%です。
等価交換の少ないグローバルポイントですが、Amazonギフトカード(電子ギフト)は等価です。100ポイント(500円相当)から交換できるのもメリットです。
それから、500ポイント(2,500円相当)での交換と単位が大きいのが難点ですが、ビックカメラのビックポイントもおすすめです。
参照:MUFGカード ポイント移行|クレジットカードなら三菱UFJニコス
JCBオリジナルシリーズのポイント、Oki-Dokiポイントから楽天ポイントは、「1ポイント(5円相当)→ 3ポイント」で、交換率0.6%です。
いっぽう、Oki-DokiポイントからJALおよびANAのマイルへは、「1ポイント(5円相当)→ 3マイル」であり、マイル交換率0.6%と優秀な数字です。
仮に、Oki-Dokiポイントから楽天ポイントを経由してマイルに移行すると半分の数字になってしまいます。
ちなみにOki-DokiポイントからJALマイルへの交換率0.6%は、他のポイントのJALマイル交換率と比べても相当にいいほうです。
デルタ航空スカイマイルも同じ交換率0.6%です。
JCBのOki-Dokiポイントは、三菱UFJのグローバルポイントとよく似ており、等価交換が少なくなっていますが、ビックポイント(ビックカメラ)、ジョーシンポイント(Joshin)等は等価です。
参照:Oki Dokiポイント|クレジットカードなら、JCBカード
ジャックスのラブリィポイントも、徐々に交換率が低下しています。
楽天ポイントやVポイントへの交換率は、「1,000ポイント → 900ポイント」です。
ラブリィポイントからは、Pontaポイントやdポイント、nanacoポイント等が等価です。
JAL、ANAのマイルも交換率0.5%なので、等価と考えてもいいでしょう。
参照:ラブリィポイントを移行可能な提携先会社とポイントの移行スケジュールを...
関西電力のはぴeポイントから楽天ポイントへは「1,000ポイント → 600ポイント」です。
Vポイントに交換すると等価です。
それからマイ大阪ガスポイントから楽天ポイントは、「1,000ポイント → 700ポイント」です。
こちらは、楽天ポイント以外のポイントへはほぼ等価交換可能です。
参照:マイ大阪ガスポイントの交換レートを教えてください。 | よくあるお問い合わせ/大阪ガス・【Vポイント】関西電力からVポイントに交換できる
クレジットカード他社からの等価交換ルートはなく、ポイント集約機能はすでに大きく損なわれています。
楽天ポイント以外に、Vポイント、dポイント、Pontaポイント、WAON POINTなども併用したいものです。
楽天ポイントへの交換レート低下を、別のポイントで補えます。
いっぽう、楽天ポイントの利用価値は特に従前と変わっていません。
1か月の交換上限はありますが、マイルへの交換も悪くないレートです。
楽天経済圏が主だという方も、ポイント交換は上手に使いこなしたいものですね。
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