イオンカードのリボ払いキャンペーンが過去に参加した会員でもOKに 今回は新規以外では損します

クレジットカードのリボ払いは、世間で非常に評判の悪い支払い方法です。

世間には反論しない筆者ですが、一年中リボ払いのキャンペーンを活用して小銭を稼いでいます。知識と工夫があれば利益になるのです。

イオンカードのリボ払いキャンペーンがまた始まりましたが、今までと異なり今回は、過去のキャンペーン参加者もOKになっていました。

さっそくすでに一度特典受取り済みのカードで参加しようと思いましたが、コールセンターに問い合わせた結果、ほぼ特にならないことがわかったため断念しました。

ただ、初めて使うカード会員なら、ちゃんと実行すれば大丈夫です。

今回は、新規にリボ払いキャンペーンにチャレンジしたい方への解説とともに、過去の参加者がなぜ利益にならないのかも明らかにします。

今回は新規以外では損します

イオンカードのリボ払いキャンペーンが過去の参加者OKになった

クレジットカード会社は、手数料(という名の利息)の入ってくるリボ払いを推奨するため、繰り返しキャンペーンを実施しています。

イオンカードも繰り返しリボ払いキャンペーンを実施しています。

ただ今までは、「リボ払いを初めて利用する際だけ適用」でした。一度キャンペーンに参加したカードは、その後リボ払いキャンペーンには使えなかったのです。

今回、すでにキャンペーンに参加したカードもOKになっている、新たなリボ払いキャンペーンが登場しました。

新規と過去参加者とで、特典には差が付いています。

全リボ「新規登録」の新規とは

今回のリボ払いキャンペーンは、すでにリボ利用経験のある会員の場合、次の内容です。

・15万円以上リボ利用で1,000円キャッシュバック

・3万円以上リボ利用で500円キャッシュバック

・合わせて、全リボ新規登録で1,000円キャッシュバック

15万円もリボ払いしての1,000円キャッシュバックでは特典が少なすぎ、まるで価値を感じません。手数料だけで損します。

ただ3万円利用で500円、さらに「全リボ」(すべての支払いが自動でリボ払いになる)新規登録による1,000円で、合計1,500円なら参加する価値があると思いました。

筆者には日頃使っていないウエルシアカード(過去にリボ払いキャンペーンで特典を得ている)があり、実質休眠のこのカードならリボ払い時の支払額調整が容易です。

ただ、「全リボ新規」の意味がわかりかねたので、コールセンターに問い合わせました。

新規とは「今まで一度も全リボに登録したことのない会員」の意味でした。

今年リボ払いキャンペーンに参加し、全リボも登録した筆者は、いま現在全リボ登録していなくてもキャンペーン対象外です。

500円の特典しか得られないので、参加を断念しました。

イオンカードは複数持てる キャンペーンも繰り返し参加できる

イオンカードは、提携カードを含め多数ある複数のカードに入会するたび、入会キャンペーンが受けられます。

筆者も三度、イオンカードの入会キャンペーンに挑みました。

そして、そのうち2枚で、リボ払いキャンペーンにも参加し、特典も得ました。

2枚目であるウエルシアカードでの参加は断念しましたが、3枚目のカード(全リボ未登録)で参加してもいいのです。

ただ今回、後述のとおり4,000円キャッシュバックであり、過去のキャンペーン(おおむね5,000円)と比べて少額なので、やはりやめました。

「全リボ新規登録」機会を失う以上、高い時期に使いたいものです。

イオンカードのリボ払いキャンペーン

今回のキャンペーン、不参加の理由から先に述べました。

参加して利益になる会員ももちろんいますので、改めてキャンペーンを振り返ります。

新規・過去利用者共通

・キャンペーン期間…2024年11月11日~2025年1月10日

・要エントリー(イオンカードでは「応募」という。締切日は2025年1月29日)

・キャッシュバック時期は2025年6月。支払額と相殺。支払額が少ない場合、差額が振り込まれる

・全リボ登録の場合、2025年3月20日まで継続すること

・2025年3月20日にリボ残高があること

・繰上げ返済すると対象外。ただし、支払日の増額はOK

はじめて利用の場合

・ショッピングリボ払い15万円以上利用…3,000円キャッシュバック

・ショッピングリボ払い3万円以上利用…2,500円キャッシュバック

・さらに全リボ新規登録…1,000円キャッシュバック

3,000円と2,500円なら、「3万円」利用のほうが断然効率的でしょう。

「全リボ」は一度登録してしまうともう次からキャンペーン対象になりません。

なので今回、「全リボ」登録をせず、3万円の決済をリボで支払う(あるいは後からリボ払いにする)方法もあります。

リボ利用経験のある場合(再掲)

・ショッピングリボ払い15万円以上利用…1,000円キャッシュバック

・ショッピングリボ払い3万円以上利用…500円キャッシュバック

・さらに全リボ新規登録…1,000円キャッシュバック

全リボを使って過去のリボ払いキャンペーンに挑んだ場合、最後の1,000円キャッシュバックはもう対象になりません

「リボ払いは使ったことがあるが、全リボは初めて」という方しか、キャンペーンの利用価値はなさそうです。

ただ、また異なる内容のリボ払いキャンペーンが登場するかもしれません。

3万円だけ使ってキャンペーンを達成する戦略

イオンカードのリボ払いキャンペーンはもともと難易度が高いのです。

リボ払い手数料を最小限に済ますため、新規リボ払い利用者が3万円だけ使う戦略を考えます。

次のとおりです。

・2024年12月10日に使う

※ 10日はポイント倍の日なので、どこで使っても通常ポイント1.0%になる

※ JAL Pay(VISAは手数料が発生するので注意)やファミペイ(JCBのみ)への一括3万円チャージなど、一度で達成になる方法が特におすすめ

・2025年1月6日(本来は2日)の支払いに合わせ、支払額を増額し(まとめてリボ)、リボ払い残高を一掃する

※ 全リボの場合、月の20日までにおこなうこと

参照:リボ変更の受付締切日はいつですか。 | よくあるご質問| 暮らしのマネーサイト

・手数料は、332円(30,000 × 15.0% ÷ 365 × 27 = 332)

※ 2024年については、実際の計算は366で割る

・2025年3月10日の直前に、少額使う(リボ残高をゼロにしないため)

・2025年3月21日以降は、全リボ登録は解除していい

・2025年4月2日に全額引き落とされ、リボ残高消滅

支払額の増額がポイントです。これをやらないと、残高が減りません。

休眠カードが1枚あると、このあたり緻密なオペレーションが可能です。

簡単なリボキャンペーンもある

他社の簡単なリボ払いキャンペーンも御案内します。

このたび筆者は広島電鉄JCBカードSというカードに入会しました。

1万5,000円の入会キャンペーンがあり、これのため5万円を使いました。

この際、JCBオリジナルシリーズ共通のスマリボ(すべての支払いがリボ払いになる)キャンペーンがあり、こちらにも参加しました。既存会員もOKです。

最大2万円と高額ですが、2万円のキャッシュバックを受けるためには30万円使う必要があります。

いっぽう、5万円使うだけで、5,000円もらえます。つまり入会キャンペーンをリボ払いで挑めば、キャンペーンW達成です。

締日の11月15日までに5万円を超えて使い、12月10日の支払日に、4万円増額して5万円支払われるようにしました。

リボ手数料を含めた12月10日の支払額は、5万532円です。リボ残高は2,000円程度です。

この後しばらくこのカードは使わないので、1月に発生するリボ払い手数料はほぼゼロです。

12月に支払う手数料532円のみの出費で、5,000円(と入会キャンペーンも1万5,000円)をもらえるわけです。

イオンカードは繰り返しリボ払いキャンペーンに参加できるように ただ実質は?

イオンカードのリボ払いキャンペーンに複数回参加できるようになりました。今後もこのようなキャンペーンが予想されます。

ですが「全リボ」については一度しか新規にならないことがわかりました。

一度キャンペーンに挑んだ人にとっては、今回に関してはそれほどメリットはなさそうです。

【不正利用増加中】イオンカードはApple Payへの新規紐づけ停止・SMS認証などの対策 カード会社の最新不正利用対策も紹介

「dカード PLATINUM」持つ価値はある?メリット・デメリットと損益分岐点

最安値を自動で発見してくれるアプリ「プラグ」がすごいけど個人情報とか大丈夫?仕組みと使い方を詳しく紹介

情報提供元: マネーの達人
記事名:「 イオンカードのリボ払いキャンペーンが過去に参加した会員でもOKに 今回は新規以外では損します