独身男女の8割が共働き希望、家計管理は「お互いが毎月定額を共有口座（財布）に入金してそれで家計を管理する」
株式会社オーネットが実施した「独身男女の夫婦の働き方と家計管理に関する意識調査」の結果が発表されました。
この調査は、全国の25～34歳の独身男女571人を対象に行われ、結婚後の働き方や家計管理に関する意識を明らかにしています。
調査結果によると、回答者の52.0%が将来的に結婚を希望していることが分かりました。
男女別
男性が51.0%、女性が53.2%とほぼ同程度の割合でした。
結婚後の働き方について
80.1%の回答者が「共働き」を希望していることが明らかになりました。
特に男性の86.5%が共働きを望んでおり、女性も73.0%と高い割合を示しています。
この結果は、現代の若者が経済的な安定や平等な関係性を重視していることを示唆しています。
家計管理に関して
「お互いが毎月定額を共有口座（財布）に入金してそれで家計を管理する」という方法が最も支持されており、全体の48.7%がこれを理想としています。
この方式は、個人の収入の一部を共同生活のために拠出しつつ、残りは個人で管理するという、プライバシーと共同性のバランスを取った方法と言えるでしょう。
「生活費目別に分担する」方式で、29.4%の回答者がこれを選択しました。
家賃や食費、ローンなどの支出項目ごとに夫婦で分担するというものです。
結婚後の家計管理
93.3%もの回答者が「結婚前に話し合うべきだ」と考えていることです。
金銭面での価値観の一致が結婚生活の安定に重要だと認識されていることを示しています。
現代の若者が結婚後の生活について、経済面でも対等な関係性を求めていることを明確に示しています。
共働きを望む割合が高いこと、家計管理においても個人の収入の一部を共同生活に充てつつ個人の裁量も残す方法が支持されていることから、「個」を尊重しながらも「共同」の生活を築きたいという意識が読み取れます。
結婚前の家計管理の話し合いを重視する傾向は、将来的な金銭トラブルを避けたいという慎重な姿勢の表れとも言えるでしょう。
結婚相手紹介サービス業界だけでなく、金融機関や不動産業界にとっても重要な示唆を含んでいます。
若い世代のニーズに合わせた新しい口座サービスや住宅ローンの開発など、様々なビジネスチャンスにつながる可能性があります。
今後の社会では、こうした若者の価値観に基づいた新しい夫婦のあり方や家計管理の方法が主流になっていく可能性があります。
企業や社会制度もこうした変化に対応していくことが求められるでしょう。
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