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10月も食料品は値上げです。
わが家の食費はついに月10万円を突破しました。
食べ盛りの子どもが2人いる家庭ですが、さすがに対策が必要です。
今回は食にこだわる筆者が、
節約のために、ストレスを最小限に抑えて取り組んだことと、
月10万円を超えてもなお、やらなかったこと
をお話しします。
筆者は食材にこだわります。
食費を高くしている理由は大きく3つあると考えます。
筆者は牛肉を買うとき、国産にこだわっていました。
理由は、肥育ホルモン剤(成長をはやくするホルモン剤)が気になるからです。
日本国内では肥育ホルモン剤の使用が禁止されています。そのため国産の牛肉にこだわっていました。
アメリカやオーストラリアなどでは肥育ホルモンの使用が許されています。
ただし、日本に輸入されてスーパーに並んでいる牛肉は、残留ホルモン剤の基準をクリアしたもので健康に影響はないとされています。
筆者も自分だけが食べるときには、安くておいしい輸入牛肉を食べています。
ただ成長期の子どもの分だけは国産にこだわっていたのです。
最寄りのスーパーでは、
輸入牛肉ならば100g200円ほど、
国産牛肉になると100g500円以上になります。
参照:厚生労働省「牛や豚に使用される肥育促進剤(肥育ホルモン剤、ラクトパミン)について(Q&A)pdf」
筆者の家庭では、ミネラルウォーターを買って飲んでいました。
理由は水道水の塩素臭が気になるからです。
ミネラルウォーターも値上げされました。
以前は2Lペットボトル1本が100円以下で買えていましたが、現在は110円以上がほとんどです。
毎日2本消費するわが家では、飲料水代が食費を月7,000円も押し上げていました。
筆者の家庭では米を月20kgほど消費します。
実家は農家ではないため、すべてスーパーで買います。
あきたこまちが好きで、多少高くなってもあきたこまちを買っていました。
米は銘柄によって値段が違います。
スーパーでは、日によって特売の銘柄や値下げシールがあり、その差は5kgあたり500円以上になることもあるのです。
銘柄のこだわりは、確実に毎月の食費を高くしていました。
昨今の食料品値上げはわが家の家計も直撃しています。
月10万円を超えた以上、なにかしら対策を考えなければなりません。しかし筆者のモットーはストレスフリーの節約です。
ここからは、ストレスフリーの食費節約を紹介します。
アメリカやオーストラリアの肉に使われるホルモン剤は「許可」されているだけで、必ずしも使われているということではありません。
オーケーストアには、さまざまな種類の牛肉があります。
精肉売り場の棚の中段に豪州産(オーストラリア産)のナチュラルビーフがあります。
最寄りのオーケーストアでは、下段から上段に向かって値段が上がっていくように陳列されています。
中段にあるナチュラルビーフは、輸入ではありますが
「ホルモン成長促進剤を生後一切使用しておらず、遺伝子組換え飼料と抗生物質も肥育時に一切使用していない」
というシールが貼ってあります。
赤身が好きな筆者としては、輸入牛と国産牛のメリットをあわせもったお肉です。
ナチュラルビーフは100g260円ほどで販売されていました。
100g500円の国産牛から切り替えたことで、量を減らすことなくストレスフリーで節約することができました。
ミネラルウォーターは、8月に地震や台風に備えて買う人が急増し、購入制限がかかったタイミングで買うことをやめました。
家にあった在庫は災害用に備蓄することにして、飲料水は水道水を10分間沸騰させたものに変えました。
気になっていた塩素臭をしっかりと飛ばすコツは、ふたをしないで10分間沸騰させることです。
5分以上煮沸することで、水道水に含まれるトリハロメタンも大幅に減らすことができます。
ただし、塩素が減ることで雑菌が増えやすくなります。煮沸した水は早めに飲み切りましょう。
ときにはミネラルウォーターを開けることもありますが、1日4Lを水道水に変えたことで、月7,000円の飲料水代は1,000円以下に節約することができました。
また、ミネラルウォーターの消費が減ったことでペットボトルのゴミも大幅に減らすことができました。
米の銘柄にこだわっていましたが、銘柄へのこだわりを捨てて「広告の品」を随時買うことにしました。
現在、米の値段は高騰していますが、それでも価格帯に幅があります。
銘柄にこだわらないだけで、5kgあたり数百円の節約、月に換算すれば1,000円ほどの節約になります。
月10万円を超えたわが家ですが、どんなに食費が高くなっても「これはやらない」と決めていることがあります。
それは「量の削減」です。食べ盛りで成長期の子どもにとって食は一番大切なものです。
「量の削減」で満足に食べさせられなくなったりすることは、避けなくてはなりません。
質を落として、食の安全が脅かされることも避けたいです。
食料品の値上げが続く中で、頑張っても食費の節約には限界があります。
対処方法は、節約をもっと大きな視野でみることです。
家計全体で節約を考えれば、食費だけを節約する必要はありません。
増えた食費分を他で調整するのです。
今年は、筆者が減らしてもストレスに感じにくい衣服費を大胆に節約しました。
ストレスフリーの節約は、人それぞれです。
食費を削ってでも旅行に行きたい人もいれば、筆者のように日々の食にこだわる人もいます。
自分がストレスを感じにくい項目をみつけて、「お金をかける項目と節約する項目を分けること」がメリハリある節約をすることが続けるコツです。
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