10月～郵便料金値上げ一覧 新料金はいくら？古いレターパックは使える？差額はどうする？疑問を解決
値上げの対象は、食料品や日用品だけではなく物流や教育などさまざまなジャンルに広がっています。
郵便料金も例外ではなく、今秋には料金の値上げが予定されています。
今回は、2024年10月1日からの郵便料金の新料金と料金改定後の注意点について解説します。
「古いレターパックは使えるの？」「年賀状はどうなる？」など、気になることをチェックしておきましょう。
郵便料金の値上げは2024年10月1日から
郵便料金の値上げは、2024年10月1日に実施されます。
第一種郵便物が消費税増税以外のタイミングで値上げされるのは、約30年ぶりとなります。
郵便物の数が減ったことや燃料費の高騰、賃上げなどさまざまな変化の中で、郵便サービスの提供を維持するための値上げです。
郵便料金の値上げは、定形郵便物・通常はがき・定形外郵便物・レターパック・速達などが対象です。
【2024】郵便料金の値上げ早見表
値上げ後の郵便料金は、下記の通りです。
【定形郵便】
重量 | 新料金（10/1～） | 値上げ幅 |
25ｇ以内 | 110円 | 約31％ |
50ｇ以内 | 約17％ |
【定形外郵便】
重量 | 新料金（10/1～） | 値上げ幅 |
50ｇ以内 | 140円 | 約16％ |
100ｇ以内 | 180円 | 約28％ |
150ｇ以内 | 270円 | |
250ｇ以内 | 320円 | |
500ｇ以内 | 510円 | 約30％ |
1㎏以内 | 750円 | 約29％ |
【通常はがき】
新料金（10/1～） | 値上げ幅 |
85円 | 約35％ |
【速達】
重量 | 新料金（10/1～） | 値上げ幅 |
250ｇ以内 | 300円 | 約15％ |
1㎏以内 | 400円 | 約14％ |
4kg以内 | 690円 | 約15％ |
【その他】
新料金（10/1～） | 値上げ幅 | |
特定記録郵便 | 210円 | 約31％ |
レターパックプラス | 600円 | 約15％ |
レターパックライト | 430円 | 約16％ |
スマートレター | 210円 |
今回の料金改定で最も値上げ幅が大きいのは通常はがきで、1枚あたり22円の値上げです。
9月2日からは、差額用の郵便切手が発行されます。
発行されるのは、16円・22円・26円・40円の4種類です。定形郵便を出す場合は、94円切手に16円切手を足して110円にできます。
古いレターパックは使える？注意点も
9月2日から新料金に対応したレターパックが販売されます。
古いレターパックは、差額分の切手を貼るか窓口で差額分を支払えば問題なく使えます。
新料金に対応した切手やレターパックなどに交換することもできますが、新料金との差額分に加えて所定の手数料がかかります。
交換にかかる手数料は、
9月2日～9月30日までは42円、
10月1日以降は55円です。
1枚あたり10円の差が出るので、交換を希望する場合は9月30日までに交換しておきましょう。
10月以降に旧料金で差し出すと不足分が発生するため要注意
郵便料金の値上げをうっかり忘れて改定前の料金で郵便物を出してしまうと、料金不足で戻ってきたり配達時に受取人が不足分を支払うことになったりします。
「期日に間に合わない」「受取人に負担させることになれば失礼にあたる」こともあるため注意しましょう。
郵便料金の値上げに伴い年賀状の料金はどうなる？
通常はがきが値上げになると知って、
「年賀はがきはどうなるの？」
と気になっている人も多いのではないでしょうか。
年賀はがきも通常はがきと同様に、63円から85円に値上げとなります。
1枚あたり22円の値上げのため、年賀状を出す枚数が多い人は大きな負担となります。
30枚ほど年賀状を出す人の場合、年賀はがき代は1,890円から2,550円となり660円の負担増です。
今回の値上げが、年賀状じまいを検討するきっかけになる人もいるでしょう。
郵便料金の値上げに向けてできる準備をしておこう
郵便料金は、食料品や日用品のようにまとめ買いをするなどの対策が難しいジャンルです。
できるだけ費用をおさえたい人は、広告付きはがきや金券ショップをチェックしてみるのもおすすめです。
郵便物を出す頻度が多い人は、「差額用の切手を購入する」「他の手段を検討する」など、早めに準備をしておきましょう。
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