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プラチナといえば、ゴールドの上のランクのクレジットカードという印象ですが、クレジットカード以外にもプラチナがあります。
憧れのダイナース、7月末までの初年度年会費無料キャンペーンに合わせ、性能をチェックしてみました
デビットカード(決済時に銀行から引落し)のプラチナ、住信SBIネット銀行のプラチナデビットカードで年会費全額還元のキャンペーンを実施しているのでご案内します。
デビットカードなので審査はありません。年会費を支払えば誰でも持てます。
クレジットカードのプラチナと比較してもなかなかメリット豊富なプラチナデビットの性能を確認します。
2024年9月30日までのキャンペーンで、プラチナデビットカードの年会費1万1,000円が全額還元されます。
この機会にプラチナデビットを試してみるのはいかがでしょう。
海外旅行傷害保険のように、いきなり役立つメリットもあります。
年会費の価値を認めなかった場合は、来年度の年会費徴収の前に通常のデビットカード(維持費無料)に戻せばいいでしょう。
≪画像元:住信SBIネット銀行≫
キャンペーン達成の要件は4つあります。
1. 対象者は新規口座開設者
2. 住信SBIネット銀行口座を作るとバーチャルデビットカードが発行される。
このデビットカード(年会費無料)をキャンペーン期間中、プラチナデビットカードに切り替える
3. ApplePayまたはGoogle Payにプラチナデビットをセットし、タッチ決済できる状態にする
4. 期間中に1万円プラチナデビットカードを使う
2024年11月末頃に1万1,000円のキャッシュバックがあります。
申込み後に徴収される1万1,000円が、あとで全額返ってくるわけです。
住信SBIネット銀行のプラチナデビットカードは、発行時はバーチャルカードです(券面がない)。
このまま、Apple PayまたはGoogle Pay、あるいはオンラインで決済できます。
その後、リアルカードが送られてきます。
1万円利用の条件は、スマホのタッチ決済に限らず、リアルカード決済も含まれます。
クレジットカードに慣れているユーザーからすると、デビットカードの、しかもプラチナと言われてもイメージが湧きづらいかもしれません。
年会費実質無料で手に入るこの機会に、プラチナデビットの性能を検証します。
デビットカードは、決済時に銀行から引き落とされる前払い式のカードです。
この種類のカードを発行しているのは、銀行です。
デビットカードと銀行はワンセットであり、当然クレジットカードのような選択の余地はあまりありません。
ですがプラチナデビットのように高性能なら、これを求めて住信SBIネット銀行で口座を作るという行動もあっていいでしょう。
住信SBIネット銀行は豊富な提携NEOBANK口座の存在も知られていますが、プラチナデビットは本体のみのサービスです。
本格的キャッシュレスの時代が到来しました。
ところでキャッシュレスをフル活用するために、クレジットカードは必須のアイテムではありません。
カーライフ(ETC、カーシェア、ガソリンスタンド等)を除けば、クレジットカードは唯一無二の存在ではありません。
常に銀行にお金が入っている人(多いはず)であれば、審査のないデビットカードでもキャッシュレスをフル活用できます。
キャッシュレスの利便性を味わいたいだけなら、生理的な感覚(現に持っているお金だけ使いたい)に逆らってクレジットカードを使わなくてもいいのです。
デビットカードがクレジットカードに比べて不利な点としては、このようなものが考えられます。
・ 選べる種類が少ない(銀行発行のため、選択肢は乏しい)
・ ポイント還元率が低め
・ サブスクや格安SIMの支払ができないことが多い
・ カーライフには役に立たないことが多い
・ 信用と無関係に発行されるので、ステータスには乏しい
・ キャンペーン(入会、リボ払い、分割払い)などの機会が乏しい
・ 決済して得になる特約店がない
・ 家族カードが存在しない
逆に、デビットカードのほうが優れている点もあります。
・ 利用限度額の問題がない
・ 決済後に金策をする必要がない
・ 銀行発行のため、利用によって銀行の手数料等に直接のメリットが反映される
サブスクはダメでも、公共料金はデビットカードでも引き落とせる例が多くなっています。
単純に銀行から引き落とすよりもポイント分得になります。
こうしてみると、デビットカードはポイント還元率が上がれば、クレジットカードに負けていないと考えられます。
住信SBIネット銀行プラチナデビットはまさに、還元率1.0%で、クレジットカードに引けを取らない存在です。
通常の住信SBIネット銀行デビットカードは、0.8%です(Mastercardデビットの場合。Visaデビットだと0.6%)。
還元率1.0%はプラチナデビットの大きなメリットですが、ただこれだけで本来年会費1万1,000円の価値を見積もることはできません。
年会費に見合う価値があるなら、クレジットカードのプラチナ(年会費は平均で3~5万円程度)に負けない存在と言えます。
確認します。
住信SBIネット銀行プラチナデビットには、海外旅行傷害保険が付いています。
内容は次のとおりです。
・ 自動付帯(カードを持っているだけで補償あり)
・ 「会員の配偶者」「生計同一の親族」「生計同一の未婚の子」まで補償される
・ 傷害治療費用が本会員1,000万円、家族500万円
・ 疾病治療費用が本会員700万円、家族350万円
・ 賠償責任が本会員1億円、家族5,000万円
・ 携行品損害が本会員100万円、家族50万円
・ 救援者費用が本会員500万円、家族250万円
・ 航空便遅延費用補償あり 遅延補償が1万円、手荷物紛失補償が2万円。
プラチナデビット1枚あるだけで、家族全員で保険商品に入らず旅行に行けます。
最近はクレジットカードのプラチナもサービスが落ちてきました。
数字と適用範囲において、ここまで高い水準のものはあまりありません。
欠点があるとすれば、キャッシュレス診療(現地医療機関に治療費をいったん建て替える必要がなく、保険会社が直接払ってくれる)がないことぐらいでしょう。
2024年または2025年の前半に海外旅行を予定している方なら、今回のキャンペーンを利用して、実質無料で保険に入れます。
旅行代金を別のカードで支払えば、補償額をさらに増やすことも可能です。
参照:住信SBIネット銀行
国内旅行傷害保険のことを気にする方はあまりいないかもしれません。
ただプラチナデビットの場合は航空券を事前決済すると付いてくるので(利用付帯)、把握しておいて損はありません。
次の内容で、心強い存在と言えます。
・ 入院および通院1回につき本会員5,000円、家族2,500円
・ 航空機遅延費用補償あり 遅延補償が1万円、手荷物紛失補償が2万円
プラチナデビットで購入した商品が90日以内に損害を受けた場合、最高100万円の補償があります。
スマートフォン等の損害につき、修理費用として年1回、最大10万円の補償があります。
しかもこの保険は自動付帯です。
かなり安心できるのではないでしょうか。
プラチナデビットには、その他クレジットカードのプラチナと同程度の付帯機能が多数付いています。
・ プライオリティ・パスで海外ラウンジ年3回無料(同伴者35米ドル)
・ ダイニング by 招待日和(コース利用でレストラン1名無料特典)
・ 国際線手荷物無料宅配
これだけ充実していて、年会費1万1,000円は、無料にならなくても十分安い設定に思えます。
今度は、ネット銀行である住信SBIネット銀行を、プラチナデビットのおかげでさらに便利に使えるところを見ていきます。
≪画像元:住信SBI銀行≫
プラチナデビットを持つと、これ単独で「スマプロランク★★★★」になります。
この最高ランクになることで、提携ATM利用と、他行振込みが月20回まで無料となります。
ほぼ無制限だと言っていいでしょう、
プラチナデビットを持たずに同じスマプロランク★★★★になるためには、「500万円以上の預金」や、「300万円以上の預金と住宅ローン」等の要件が必要です。
世界中でキャッシュレスが進んで今でも、多少の現金は必要とされています。
プラチナデビットがあると、海外ATM(VISA系のPlusと、Mastercard系のCirrus)で銀行口座から現地通貨が引き出せます。
ただしこのサービスはデビットカードにはだいたいあるもので、「プラチナ」でない住信SBIネット銀行デビットカードでも同じことができます。
住信SBIネット銀行のプラチナデビットを見てきました。今だけ、年会費が全額キャッシュバックされます。
プラチナカード(クレジットカード)の欲しい人の中にも、大別してステータス派と、実益派がいます。
レストラン1名無料や海外旅行傷害保険、海外ラウンジに期待する実益派にとっては、本来年会費1万1,000円のプラチナデビットはかなりいいのではないでしょうか。
もともとキャッシュカードを持ち歩かない生活を目指し、住信SBIネット銀行を作りたいと考えている筆者にも、かなり気になる存在です。
ただ、「還元率1.0%」がもう少し高ければさらに魅力的なのにとは思います。
ともかく、デビットカードという選択肢もいいと思います。