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「4か月以内にUCプラチナカードで21万円使うと、Apple製品4万円分のクーポンがもれなくもらえる」という太っ腹なキャンペーンが開催されていました。
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2024年9月30日まで開催予定であったのに、なんと開始1か月後の6月半ばに終了してしまいました。
人気しすぎたため、筆者もご紹介し損ねました。
しかしそれだけ人気なら、いずれまた大きな入会キャンペーンもあるでしょう。
そのときに備えて、UCプラチナカードの性能を検討しておくのもいいのではないでしょうか。
ハイグレードのカードも、様変わりしてきました。
もはや存在の不確かなステータスより、実益を重視する傾向にあります。
ゴールドカードについては、「エポスゴールドカード」「三井住友ゴールド(NL)」等、年会費無料で使えるカードが主流です。
年会費1万1,000円取るゴールドより、ずっと高性能なのですからこの傾向も当然です。
そしてプラチナカードも同じ傾向にあります。
さすがに年会費無料で使えるカードはないものの、年会費低めでリターンの大きなカードに重心が移ってきています。
UCプラチナカードもこの1枚です。
性能を見ていきます。
てんとう虫のロゴでおなじみのUCカードは老舗のクレジットカードブランドですが、若い人にはなじみが薄いかもしれません。
ブランドは残っていたものの、法人(ユーシーカード)としては一度、クレディセゾンに吸収されて消滅しています。
UCカードの親会社であるみずほ銀行がクレディセゾンとの包括業務提携の解消を決めたことで、現UCカードもカード発行事業を再開しています。
ただ歴史的な経緯から、「ユーシーカード発行のUCカード」「クレディセゾン発行のUCカード」が並立しています。
UCゴールドカードについてはクレディセゾン発行ですが、
UCプラチナカードはユーシーカード発行です。
どこにでもあるようなUCゴールドカードと違い、UCプラチナカードは最新のサービスが盛り込まれています。
UCプラチナカードは、ゴールドカードの進化をプラチナに持ち込んだ1枚だといえるでしょう。
次の性質があります(主要なものを抜粋)。
年会費1万6,500円(一般的なプラチナカードの半額以下)
家族カード年会費は3,300円(無料にはならない)
国際ブランドはVISA
入会資格に「安定した収入があり、社会的信用を有する」の一文がある
還元率1.0%
3か月ごとに50万円利用で500ポイント(2,500円相当)のボーナス付与
年間10か月間利用で100ポイント(500円相当)のボーナス付与
年間1,000ポイント(5,000円相当)獲得により150ポイント(750円相当)のボーナス付与
3か月50万円の利用ペースをコンスタントに守るのが、ポイント獲得においては最も効率的です。すなわち、年間200万円利用ペースです。
これを1年続けた場合、還元は次のとおりとなります。
通常還元…2万円相当(50万 × 4 × 1.0%)
ボーナス…1万1,250円相当(2,500 × 4 + 500 + 750)
合計3万1,250円相当のポイントが得られるので、還元率は1.56%(31,250 ÷ 200万)となり、優秀です。
年会費無料ゴールドと比較のため、獲得したポイントから年会費1万6,500円を控除した1万4,750円で、還元率を再計算してみます。
すると0.74%(14,750 ÷ 200万)です。
決して悪い数字ではないでしょう。
それに、次に挙げるプラチナサービスには金銭的なメリットの大きいものもあります。
グルメクーポン(コース2名以上1名無料)
Visaプラチナダイニング(ホテルレストラン等の3,000円割引クーポン)
Visaプラチナラグジュアリーダイニング(高級レストランで5,000円相当割引クーポン)
プライオリティ・パス年6回無料
WEBマガジン「TRANSENSE」
使い方次第でいくらでもお得が味わえます。
この部分は、年会費の高いプラチナカードにまったく引けを取りません。
参照:UCプラチナカード「海外・国内旅行傷害保険(pdf)」
利用付帯(旅行代金のカード事前決済が必要。出発空港への交通機関利用やタクシー移動の際のカード決済でもOK)
キャッシュレス治療サービスあり
海外治療費200万円
賠償責任2,000万円
家族カード会員の補償あり
家族特約なし(未成年の同行者には保険適用がない)
海外旅行傷害保険で最も大事な現地での治療費が200万円と、ゴールド並みの水準です。
最も気になるのは、家族特約がないことです(公式サイトで触れられていない)。未成年の子供には保険が適用されません。
プラチナを名乗っているカードの保険では、最低ランクであることは確かです。とはいえ別途お金を出して保険商品に加入した場合は、それほど気にはならないでしょう。
UCプラチナカードの海外旅行傷害保険で唯一優れているのが「キャッシュレス治療サービス」です。
治療の際、お金を建て替えなくていいサービスです。
もっともこの貴重なサービスも、保険商品に入っていく場合標準装備のため、あまり意味はありません。
スマホ補償があります。パソコンやゲーム機も含みます。
落下破損、水没、故障に伴う修理費用が年1回、最大3万円まで補償されます。
UCプラチナカードのような、比較的年会費の安価なプラチナカードとして他に何があるか見てみます。
エポスゴールドカードを年間100万円使うと、ほぼエポスプラチナのインビテーションが来るので、簡単にグレードアップできます。
インビテーションの場合、年会費3万円のところ、永年2万円となっています。
エポスの場合、年間300万円利用の場合に、最もポイント還元率最大となります。
TRUST CLUBプラチナマスターカードは、プラチナと名乗っていますが年会費3,300円です。
実質的にはゴールドより下のグレードでしょう。
ただし、ダイニング招待日和(レストラン2名以上利用で1名無料)がついているのが目玉です。
ポイント還元率は基本0.5%で、高くありません。
UCプラチナカードの性能を調べてみました。
還元率は悪くありません。年会費が安いため、カードパフォーマンスの足を引っ張りにくい組み立てになっています。
付帯サービスについては偏りも見られますが、年会費を考えれば悪いものではないでしょう。
元の取りやすいレストランサービスや、スマホ補償は十分な内容です。
やや水準の低さが気になる海外旅行傷害保険は、他のカードものきなみサービス水準が落ちています。
これは無視(ないものと考える)してしまってもいいのではないでしょうか。
パフォーマンスを重視するが、しかしゴールドより上が欲しいという方にはおすすめです。
次の入会キャンペーンが始まったら、申し込んでみてはいかがでしょう。
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