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iD、QUICPayが、キャッシュレス全体から見て利用価値が薄れたのは間違いないと考えます。
特に三井住友カードや、あらかじめチャージして使うVisa LINE Payプリペイドカードからは、ほぼ切り捨てられました。
三井住友カードはスマホのタッチ決済で7.0%以上となるコンビニ、飲食店を多数抱えています。
還元率3.0%のVisa LINE Payプリペイドカードは、iDをポイント対象外にしてしまいました。
iD、QUICPayにも、タッチ決済のようなプレミアや特典があればいいのですが、現状はこの程度です。
・ Orico Card THE POINT Premium Goldで0.5%上乗せ
・ セゾン・パール・アメックスで利用(年間30万円の決済まで2.0%還元)
・ Orico Card THE POINT Premium Goldで0.5%上乗せ
・ 9のつく日は抽選で全額キャッシュバック
・ リロクラブ提供のQUICPayクーポン
iDのキャンペーンはドコモが多少実施していますが、いかんせんジリ貧です。
JCBの提供するQUICPayのほうが、ずっと元気な感じは受けます。
iD、QUICPayともに0.5%の上乗せがあるOrico Card THE POINT PREMIUM GOLDは貴重ですが、最近流行らなくなった格安ゴールドという種類です(年会費1,986円)。
セゾンパールのQUICPay2.0%還元は貴重ですが、オリコもセゾンもポイント交換率が下がってしまい、カードの性能自体落ち気味です。
特にiDは魅力が薄れ気味ですが、それでもクレジットカード側の事情によっては、iD、QUICPayもまだまだ役に立ちます。
特に国際ブランドがVISA以外のクレジットカードをGoogle Payで使いたいときは、この電子マネーが欠かせません。
それから、デジタルカード(バーチャルカード)です。
カード券面を持たないデジタルカードは、実店舗で決済するためのアイテムが必要です。
デジタルカードもやはり、VISA以外のブランドの場合、iDまたはQUICPayが必要となります。
実際の使用例を、筆者の場合で見ていきます。
2本のVISAブランド代表といえる三井住友カードが実質抜けたiDは、どうしても影の薄い存在になってきています。
しかし、スマホタッチ決済が主流だからこそiDの出番というケースもあります。
筆者も使っているAndroid(Google Pay)の場合、タッチ決済用のカードと混ざらないため、分けて使うメリットが多いのです。
Google PayでiD、QUICPayの利用に問題があるとすれば、同時に1枚しか有効カードにできないという点です。
ただ、おおむね同時期に1枚で間に合っています。
先日、S STACIAカードという新しいクレジットカードを入手しました。
5月31日まで最大1万2,000円の入会キャンペーン実施中です。
到着後早速、iDにセットしました。
早々1か月で、キャンペーン上限の8万円を達成しています。
三井住友カード発行なので、タッチ決済とLINE Payにもセットできます。
LINE Payは実際に使いましたが、タッチ決済にはいまだに登録していません。
プロパーの三井住友カードでタッチ決済を使いたいからです。
1万2,000円の還元のうち3,000円相当を占めるリボ払いキャンペーンに挑んでいるため、いったん実店舗でのカード利用はやめますが、今後も使っていくカードのため、またiDを活用していきます。
筆者は現在、同時に5件のリボ払いキャンペーンに挑んでいます(危険なので強くおすすめはしません)。
5件目が、三井住友カードです。
三井住友の休眠カードで挑もうと思ったのですが、要項をよく読んだところ、「入会時にリボ設定したカードはNG」とのことでした。
このため、入会時にリボ設定してないカードを引っ張り出してきました。
毎月1万円LINE Payで使っている(5.0%還元)Visa LINE Payクレジットカード(p+)です。
提携カードですがキャンペーン対象です。
毎月1万円のiD利用をこれに加えて、3か月で6万円使う予定です。
前述のS STACIAカードの一時利用中止に合わせて、Visa LINE Payクレジットカード(p+)もiDに設定しました。
ちなみに最初から券面のないデジタルカードを選んでいるため、キャンペーン狙いの際はやや不利ですが、困るほどではありません。
このカードはあくまでもLINE Payが活躍場所であり、iDに設定しても通常のポイントは0.5%しか付きません。
キャンペーンなので気にしません。
休眠カードと違い、毎月必ず使うカードの場合、リボ手数料回避は困難です。
ですが、2,000円キャッシュバックなので、残高を増やさないよう心がければ利益になります。
タッチ決済主流の三井住友カードだからこそ、iDに設定すると便利なのがVポイントPayです。
特にAndroidの場合は、三井住友カード本体のタッチ決済と分けられて便利です。
たまったVポイントをVポイントPayにチャージすると、実店舗で決済できます。
筆者はQUICPayはたまに使っていました。
2.0%還元となる、セゾンパール・アメックスとの組み合わせです。
しかしこのカード自体、セゾン・アメックス・キャッシュバックの実質終了に合わせて休眠予定です(復活すると嫌なので、まだ解約はしない)。
2.0%は大きな数字ですが、それでもまだいい決済は多数あります。
筆者は、クレジットカードチャージが可能になったJAL Payを始めました。
JALの「どこかにマイル」(4か所のうち、どこかに往復できる)で旅行をすることを具体的目標にして、夫婦ふたり分の1万4,000マイルを3年以内にためることにしたのです。
JAL Payではバーチャルカード(デジタルカード)が発行され、これを実店舗で使うことで0.5%のマイルが獲得できます。
チャージに使うクレジットカード(毎月10日のイオンカードなら1.0%)と合わせ、Wポイントです。
JAL PayバーチャルカードはMastercardなので、Google Payの場合タッチ決済は使えません。
Apple Payならタッチ決済可能です。
Google Payでは、QUICPay(とSmartCode)で決済します。
セゾンパールを外してJAL PayバーチャルカードをQUICPayにセットし、早速実店舗で決済しています。
なお、決済の還元率であるマイル0.5%をポイント0.5%と考えると、セゾンパールの2.0%を下回ります。
計算しました。
JALの「どこかにマイル」に使える7,000マイルの価値を、東京福岡往復にあてはめ、1万9,000円と仮定します。
すると1マイルの金銭的価値は、(19,000 ÷ 7,000)で2.71円です。
JAL Payのマイル0.5%という数字を通常の還元率には当てはめるなら、1マイル2.71円の半分で、1.35%です。
するとチャージと合わせ2.35%なので、机上の計算ではセゾンパールを上回ります。
なお還元率を計算する前に、JAL Payを使いたい理由があります。
JAL Payからau PAYへのチャージルート(マイルがたまる)があることです。
同時にGoogle Payに登録できるQUICPayは1種類ですから、他に使って便利な決済もありますが、やめました。
もっとも、登録はしているので臨時に設定を入れ替えて使うことは可能です。
候補のひとつは、ファミペイ翌月払いです。還元率1.2%と高めです。
これもバーチャルカード(JCB)です。
ファミペイローンの契約があると、月1万円まで5.0%還元となります。
もうひとつは、三菱UFJカードです。
こちらは現在、セブン-イレブンとローソン、松屋グループとピザハットで、最大19%還元となることをアピールしています。
このために、QUICPayでの決済が便利です(券面決済でもいい)。
筆者は熟慮の上、三井住友カードの利用を優先することにしたので、三菱UFJカードのQUICPayはやめました。
ポストペイ式電子マネーのiDとQUICPayも、まだまだ便利なので筆者も使っています。
共通項です。
・ 非VISA
・ タッチ決済と分けたい
・ デジタルカードを実店舗で使う
・ プレミアがあるとなおいい
着実にタッチ決済の重要度が増していくことは間違いないですが、国内ではiD、QUICPayにも活躍シーンはまだあります。
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