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病院や公共施設などで「年に1回の健康診断を受けよう」というポスターなどを見かけることがあるのではないでしょうか。
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会社勤めの方は、年に1回健康診断があると思いますが、高齢者の方や国民健康保険に入っている方は、自分で申し込まないと検診や人間ドックを受ける機会がありません。
かかりつけ医がある場合は、定期的に血液検査をされているとは思いますが、決まった項目だけ調べているという場合もあります。
今回は、介護をする側、介護をされる側、どちらも健康でいる為に重要な検診や人間ドックをお得に受けられる制度を紹介します。
大阪府後期高齢者医療広域連合の場合、無料で血液検査や尿検査などを行い、生活習慣病の発見につながる検査やフレイルに陥っていないかのチェックができる健康診査を医療機関で無料で受けることができます。
また、歯だけではなく、気づかずに衰えてしまう噛む力や飲み込みなどの口の機能もチェックできる歯科健康診査も無料で受けることができます。
人間ドックを受けた場合も、かかった費用の助成を受けることができます。
この場合は、いったん費用全額を自己負担した後に、お住まいの市区町村担当窓口に費用助成を申請し、指定した口座に助成金が後日振り込まれます。
助成額の上限は、2万6,000円です。
後期高齢者にとって、無料で血液検査や尿検査を受けられるほか、フレイルのチェックができるのはうれしい特典です。
年を取るとだんだんと身体が衰えていくものですが、自分がフレイルの状態に陥っているかどうかを判断するのは難しいものです。
早期にフレイルに当てはまっていると分かれば、要介護状態になる前に対応をとることができます。
また、血液検査などで、生活習慣病につながる結果を知ることができれば、生活習慣を改めることができます。
入れ歯の方の場合、特に困ってないからとなかなか歯科受診をしない方がいますが、口の機能低下も気付きにくいものです。
年に1回の歯科健康診査で口の状態を把握することは、健康維持に役立ちます。
人間ドックはお金も時間もかかるし、気がのらないという方がいますが、眼圧や聴力、腹部超音波など、普段なかなか意識することが少ない、重要な項目を調べることができます。
無料でできる健康診査や歯科健康診査、人間ドックの費用助成は、後期高齢者が元気に過ごすために、ぜひ利用したいお得な制度です。
参照:大阪府後期高齢者医療広域連合 健康診査・人間ドックなど
吹田市の例を挙げてみますと、40歳から74歳になる人を対象に、無料でメタボリックシンドロームに着目した健康診査を実施しています。
検診内容は、血液検査・身体計測などです。
また、64歳以下の方が対象の無料がん検診では、胃がん検診・大腸がん検診・乳がん検診・子宮がん検診・前立腺がん検診などを行っています。
人間ドックを受診した後に、申請に基づいて2万6,000円を上限に費用を助成しています。
助成対象になる人間ドックの内容は、吹田市国保険健康診査の検査項目に準じていることとなっていますので、事前に確認をしておきましょう。
国民健康保険に加入している方の場合、普段特に問題なく生活できているからと、検診を受けない方もいます。
国民健康保険の健康診査などの対象者は、現役世代やまだまだ活躍できる年代の方が多いです。
子育てや介護の担い手となっているなど役割を持って生活していることでしょう。
忙しい中でも充実した日々を過ごす為には健康でいることが大切です。
国民健康保険の無料の検診や費用助成をうまく使っていきましょう。
参照:吹田市 国保健康検査・がん検診助成・人間ドック
加入している生命保険のサービスでも、人間ドックの優待料金が適応される場合があります。
・ 人間ドック紹介・予約 一部優待料金が適応される施設・コースがある
・ PET検診紹介・予約 一部優待料金が適応される施設・コースがある
・ 自宅で検査ができる郵送検査を優待料金で紹介
参照:SOMPOひまわり生命 人間ドック・検診などのサービス
人間ドックだけでなく、PET検診や郵送検査も優待料金が適応される点が魅力的です。
特に、忙しく病院に行く時間が取れない方や外出が難しい方にとって、生活習慣病やがん、女性特有の病気などの用途に応じた検査が自宅でできる、郵送検査はうれしいサービスと言えます。
加入している生命保険に、優待料金で人間ドックなどを受けられるサービスがあるかどうか、一度確認されることをおすすめします。
今回は、健康診査や人間ドックなどをお得に受けられる方法を紹介しました。
後期高齢者医療制度や国民健康保険は、対象の方は必ず加入している制度です。
無料の健康診査や人間ドックの料金の助成などは、自分で手続きをしないと利用することができません。
人生100年時代と言われている今ですが、健康な心身があってこそ、豊かに生きることができます。
健康寿命を延ばす為に、少しでも介護度が軽い状態を維持する為にも、日頃の健康管理は重要です。
健康管理には生活習慣を整えたり、運動も必要ですが、現在の身体の状態を健康診査や人間ドックなどで、把握することも必要です。
お住まいの市区町村の担当窓口に確認し、お得な方法で健康診査や人間ドックを受けるようにしましょう。
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