2024年の「青春18きっぷ」は、北陸本線（金沢～敦賀間）などが特例区間に追加 廃止されないように利用しよう
2024年シーズンも、無事に青春18きっぷが販売されます。
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今回は北陸新幹線の延伸というイベントと重なり、変更点がありますので注意してください。
（3/1～4/10に利用可能）「青春18きっぷ」を販売
JRグループでは、以下の条件で青春18きっぷを販売します。
販売期間：2月20日～3月31日
利用期間：3月1日～4月10日
価格：1万2,050円（子どもも同額）
販売場所：全国のJRの主な駅、JRの旅行センターおよび主な旅行会社
全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT（バス高速輸送システム）、JR西日本宮島フェリーが乗り降り自由です。
基本的な条件に変更はありません。
特例区間に変更あり
基本的にはJRにのみ乗車可能な青春18きっぷですが、新幹線の新規開業に伴いJR在来線の第三セクター化が進んでいます。
第三セクターとはいえ私鉄扱いですので、基本的には青春18きっぷでの乗車ができません。
しかし、それだと青春18きっぷの「陸の孤島」となる路線がいくつかあり、そのような路線については、例外的に青春18きっぷを利用できる「特例区間」が設定されています。
今回の18きっぷでは、いくつか特例区間が追加されます。
北陸本線（金沢～敦賀間）
最も注目すべき特例区間は、北陸本線（金沢～敦賀間）でしょう。
2024年3月16日の北陸新幹線（金沢～敦賀）の延伸に伴い、北陸本線（金沢～敦賀間）の石川県部分はIRいしかわ鉄道に、福井県部分はハピラインふくいに移管されます。
ですので、2024年3月16日以降は金沢～敦賀間を青春18きっぷで利用することができません。
しかし、以下の区間については、氷見線・城端線・七尾線・越美北線を利用の場合、JR線へ通過利用する場合に限り利用可能です。
あいの風とやま鉄道：富山～倶利伽羅（富山・高岡駅で途中下車可能）
IRいしかわ鉄道：倶利伽羅～津幡（津幡駅で途中下車可能）
ハピラインふくい：越前花堂～敦賀（越前花堂・敦賀駅で途中下車可能）
東海地区から行く人は「北陸観光フリーきっぷ」も検討を
東海地区から行く人は「北陸観光フリーきっぷ」（4日間で1万6,230円より）がおすすめです。
これは、名古屋、浜松、静岡から北陸地区（自由周遊区間）間を特急「ひだ」「しらさぎ」号の普通車指定席を利用して、高山線と北陸線を周遊するきっぷです。
北陸新幹線の延伸に伴い、3月16日より自由周遊区間の変更が行われます。
北陸新幹線は、黒部宇奈月温泉～「敦賀」間の普通車指定席を利用可能です。
JR線、IRいしかわ鉄道線及びあいの風とやま鉄道線に加え、ハピラインふくい線の特急・普通列車の普通車自由席も利用できます。
18きっぷより割高ですが、一部新幹線・特急も利用可能、18きっぷの特例区間を考えながら旅をする必要もありません。
室蘭本線（東室蘭～室蘭）
札幌～室蘭を走る「特急すずらん」は、東室蘭～室蘭間のみ「普通列車」扱いとなるため、これまでも青春18きっぷを利用できました。
2024年3月16日以降は、札幌～室蘭の全区間が特急扱いとなるため、このままでは青春18きっぷを利用できません。
しかし、この路線は地元住民の足としても重要なため、この区間も18きっぷで乗車できるという特例が追加されました（普通車指定席の空席）。
あくまでも東室蘭～室蘭間の実の利用に限りますので、札幌方面へ特急に乗り続けると、室蘭～札幌間の運賃と特急料金を支払わなければなりません。
石勝線（新得～新夕張）
石勝線の新得～新夕張間は、特急しか走っていません。
そのため、この区間だけ利用する場合に限り、これまでも青春18きっぷで特例として特急に乗れました。
3月16日以降も引き続き利用可能ですが、利用可能な座席が普通車自由席の空席から普通車指定席の空席に変更されます。
というのも、この区間を走る特急「とかち」が、3月16日以降は全車指定席化されるからです。
夏・冬季の詳細は発表されないが
例年であれば、1年間の青春18きっぷのスケジュールや値段などが発表されます。
しかし今回は、春季のみの発表でした。
夏以降にリニューアルされるのか、はたまた廃止されるのか、心配でなりません。
どうやら、北陸新幹線金沢～敦賀間延伸開業などに伴い「おトクなきっぷ」の変更があったことから、今回は春のみの発表となったとのことです。
冬の18きっぷでアンケートが実施されたことから、「廃止されるのでは」とつい思ってしまいますね。
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