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世の中すっかりキャッシュレスになりましたが、なお性質上現金しか使えない場所もあります。
2023年12/25まで足立区PayPay20%・30%還元 今年も有益だが昨年との違いにご注意
その一つが公営ギャンブル場です。現地で投票券を購入する場合は、現金限定です。
しかしついにPayPayで馬券が買える時代が来ました。
公営競技全体を含めて初めてとのことです。
2023年12月4日から、東京都品川区の大井競馬場で、PayPayによる馬券購入開始です。
筆者はかつて競馬ファンで、大井競馬場にも通っていました。
すっかりご無沙汰ですが、今回はキャッシュレス派を代表し、導入初日に体験してきました。
筆者が体験して感じた注意点をまとめます。
【PayPayマネーを作る条件】
・PayPayで本人確認を済ませている
・銀行、現金でチャージ(またはYahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金)
PayPayカードからのチャージ、あるいは本人確認を済ませていないチャージについては、PayPayマネーでなくPayPayマネーライトです
手元に資金のない方が、掛売りでギャンブルできるようになったわけではありません。
メリットにもデメリットにも感じます。
現状、PayPayで購入した馬券の払い戻しは現金のみです。
200円以上の馬券購入でポイントが付きます(0.5%)。
これこそ、最大のメリットかもしれません。
1万円購入すれば50円分ポイントが付くので見逃せません。
今回は、競馬場の一部からスタートです。
大井競馬場にはスタンドが3種類ありますが、1番左側のL-WING1階パドック側の「101B」投票所の18台のみPayPay対応です。
PayPayで買った馬券でも、払い戻しは現金です。
的中すれば、手数料を支払わずにPayPayマネーが現金化できるということになります。
詳しい方なら、すでにキャッシュレス馬券はあるのではないかと思われる向きもあるでしょう。
既存の購入ツールは次のとおりで、いずれも会員登録が必要です。
・JRA・UMACA(現金チャージ)
・地方競馬キャッシュレス投票(現金チャージ)
・その他インターネット投票(銀行の資金を使って購入)
・競輪、オートレースを一部のサイトでメルペイ後払いや、携帯キャリア決済利用可
・既存のオンライン馬券購入サイトで、PayPay銀行を利用(PayPay残高を利用可)
中央競馬の「JRAダイレクト」ではクレジットカード購入が可能です。すでに掛売りによる馬券が実現しています。
ただし「システム利用料が毎レース100円掛かる」「最低購入金額が1回1,000円」「1か月10万円まで」など、負担も大きいです。
電話投票の仕組みはもう50年前から存在し、これがインターネット投票に進化しました。これもまた、キャッシュレスの一種といえます。
会員登録がない人がキャッシュレスで投票券を買えるというのは、PayPayが初めてです。
この点と、ポイント付与があることが学期的です。
SNSでは、
「現金を使っている感覚が薄れるので、購入金額の増加が予想され、嘆かわしい」
「すでにキャッシュレス馬券は存在するから、PayPay導入は騒ぎすぎ」
など、言われていますが、筆者はPayPayでの馬券購入は「便利で快適」と感じました。
キャッシュレスの世の中で、現金を引き出してから行かなくていいというのは実にラクです。
クレジット払いができなくても、悪いものではありません。
準備段階として、普段はしない銀行からのチャージをしてからです。
PayPayが使える売り場は、L-WINGスタンドのパドック(出走前の馬を見るスポット)側に面しています。
京浜急行から目立つ大きなスタンドです。
「PayPay使えます」ののぼりが掲示され、PayPayの係員がついていました。
販売機にも、PayPayステッカーが貼られていました。
PayPay利用者は、タッチパネル右下のPayPayボタンを押します。
投票カードを入れます。
マークシートで、どこの販売機でも使える一般のものです。
表示内容を確認して、「購入」を押します。
QRをかざします。
投票券が発券されます。
PayPayで購入した馬券には、PayPayマークが入っています。
「ペイペイ!」の声が他の販売機からもしましたが、現金で買っている人も多く、キャッシュレス馬券はまだまだ少数派のようです。
PayPayマネーライトでは買えないことを知らず、使ってみてダメだったという人もいました。
1レースは、2回に分けて100円馬券を買いましたが、3レースで写真の200円の馬券を買ったら、1ポイントつきました。
通常の買い物でも、残高払いで200円未満はポイントが付きません。
その3レースが的中し、590円の黒字です。
夜のイルミネーションもきれいなのでおススメです。
この時期は日が暮れるととても寒くなるので暖かい服装でおでかけください。
日本の競馬は中央競馬と地方競馬に分かれており、大井競馬場は地方競馬の雄です。TCK(TOKYO CITY KEIBA)の愛称が与えられています。
日本で初めてナイター競馬を導入した、パイオニアです。
賞金も高く、中央競馬ファンにもおなじみの「帝王賞」「東京大賞典」等のGⅠJpn1)が多数開催されています。
月2回程度、月曜から金曜の5日間開催が基本で、1~3月以外の通年はナイター競走で実施されています。たまに日曜開催もあります。
12月4日の第1レースは14時30分発走、メインの第11レースは20時10分発走です。最終第12レースは20時50分です。
12月ともなると、特に夜はガラス張りの指定席以外は非常に寒いのですが、第8レース以降は場内のイルミネーションがあります。競馬ファンでなくても楽しめるでしょう。
大井競馬場は非開催日も「東京メガイルミ(有料)」を実施し、人気のイルミネーションスポットになっています。
12月29日には中央・地方の強豪が集結する「東京大賞典」が昼間開催で実施され、31日まで賑わいます。
東京モノレール大井競馬場前、京浜急行立会川駅から徒歩圏内です。
大井町、大森から無料バスも出ています。
競馬場の入場料は100円です(一時退場可能)。
今回PayPayで馬券の買えるL-Wingとは逆の側(4コーナー寄り)のスタンドに、予約制のブッフェレストラン「ダイアモンドターン」があります。
競馬と食事が同時に楽しめる人気のスポットです。
2名席12,000円(アルコール以外の料金をすべて含む)から、団体、そして当日限定の1名席6,000円もあります。
TCKチケットで、クレジットカードで購入できます。
PayPayでの馬券売場とは距離があるので、食事の合間にPayPayで馬券、は現状難しいでしょう。
レストランのつかない通常の指定席も、TCKチケットで販売しています。
パドック横では、地ビール「STAR LIGHT」が飲めます。
それからPayPay馬券の買えるL-WINGには飲食店がたくさんあります。
ライトな競馬ファンでも、楽しく過ごせる場所です。
なお場内のキャッシュレス化は進んでいません。パドック横の「銀だこ」も現金払いです。
当面は馬券はPayPayで、飲食は現金で、となります。
今後どんどん変わっていくでしょう。
モノレール駅に向かう北門を出ると、向こう正面奥にショッピングモール「ウィラ大井」があります。
ニトリ、ホームセンターDCM、スーパー文化堂などが入っています。
サイゼリヤ、はま寿司、すき家、瀬戸うどんと飲食も充実です。
現在ウィラ大井の競馬場側で、増床工事が行われています(2024年6月予定)。
ここには2.5次元ミュージカルの劇場も誕生します。
PayPayで馬券を購入する最大の利点は、200円で1ポイントつくことです。
1ポイント(0.5%還元)でも得した気分になれます。
周辺施設でも使えるお店は増えているので、PayPayキャンペーンも活用して、お得な買い物をしてみてください。
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