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クレジットカードにはさまざまな分類があります。
プロパーカードと提携カードという区分もあります。
プロパーカードとは、第一義的にはJCBオリジナルシリーズやアメックスという、カードブランドの本社発行のカードを指します。
この意味では、VISAやMastercardはブランド本社がカードを発行していないため、すべて提携カードということになります。
この記事で言うプロパーカードとは、「三井住友VISAカード」「三菱UFJカード」など、特定店舗等と提携していない汎用性の高いカードのことを指します。
提携カードとは、このような名称を持つカードです。カッコ内は発行元です。
・ セブンカード・プラス(JCB)
・ ビックカメラコジマカード(イオン銀行)
・ ソラチカカード(JCB)
・ タカシマヤカード(セゾン)
・ 三井ショッピングパークカード(セゾン)
・ JMBローソンPontaカード(セゾン)
・ コメリカード(JCB)
・ ライフLC JCBカード(JCB)
・ セシールカード(オリコ)
他にもリクルートカードなど有名ですが、性能面でプロパーカードに近いため、取り上げていません。
カード名称に含まれる店舗・商業施設では比較的いい決済ですが、一般のお店で使うと、おおむね還元率0.5%でそれほどでもないというのが提携カードの共通項です。
ただ中には、特定店舗以外でも有益で、プロパーカードの領域を脅かす提携カードがあるのです。
次に見てみます。
以下、プロパーカードに負けない優秀な提携カードです。カッコ内は発行元です。
・ ビックカメラSuicaカード(ビューカード)
・ ローソンPontaプラス(ローソン銀行)
・ ヤマダLABI ANAカード(セゾン)
・ マツモトキヨシメンバーズクレジットカード(オリコ)
・ カインズBカード(三井住友カード)
・ HOP-VISAカード(三井住友カード ※平和堂のカード)
・ マジカルクラブTカードJCB(JCB ※ニッセンのカード。月3万円以上使うと還元率1.0%)
いずれも、年会費無料または実質無料で、どこで使っても還元率1.0%以上という特徴があります。
もちろん、本来の提携部分でも優れています。
優秀な提携カードの共通項を見ていきます。
・ 年会費は無料または実質無料(利用がある限り無料)
・ どこで使っても還元率1.0%以上
・ ポイントの最終的な利用先は特定店舗限定である場合が多い
・ 特定店舗ではもちろん強い(ただしプロパーカードに脅かされている場合も)
優秀な数字を誇るカードですが、ポイントプログラムの最終利用先はおおむねカード名称に含まれる店舗です。
共通ポイント等に移行できる場合もありますが、得にはならない制度設計となっています。
つまり、店舗と無関係に使えるわけではありません。
ローソンPontaプラスはポイントプログラムがPontaなので、このラインナップの中では汎用性の高いカードといえるでしょう。
それからマジカルクラブTカードも、ポイントプログラムがTポイントです。
これら2枚は、ホームと言うべき店舗でまったく使わなくても役に立ちます。
なおローソンは、三井住友カード(スマホタッチ決済で7.0%以上)と三菱UFJカード(5.5%、リボ払い設定で10.5%)が常に強い店舗となり、最大6%のローソンPontaプラスは分が悪い状態です(お試し引換券やスイーツ10%など、独自のメリットはある)。
ビックカメラSuicaカードは、JR東日本のビューカードの機能に加え、ビックカメラで10%還元となる優秀なカードです。
このカードはビックポイントとJREポイントの2種類がたまりますが、たまったポイントをSuicaチャージに使おうとすると目減りする仕組みになっています。
ビックカメラでポイント消化の場合は、目減りはありません。
ビックカメラでは家電以外にも日用品、医薬品、ホビー、おもちゃ等なんでも売っているので、たまったポイントを使いにたまにビックカメラに行く(あるいは通販)程度の人でも、十分役立ちます。
ヤマダLABI ANAカードも非常によく似たカードです。
ヤマダデンキにたまに行くだけでポイント消化には困らないでしょう。
名を挙げたカード7枚は、年会費負担はありません。
いっぽう提携カードの中には、数字が優秀(特定店舗以外で使っても還元率1.0%)でも、年会費負担が発生しやすいものもあるので気をつけましょう。
・ AOYAMAカード(ライフ、三井住友等から発行)
・ エディオンカード
AOYAMAカードは年会費1,375円が掛かります(初年度無料)。
年会費無料または実質無料が主になった今、年会費設定があるだけで不利であることは認識しておいたほうがいいでしょう。
エディオンカードは、毎年エディオンで15万円買い物することで、翌年の年会費(1,078円)が無料となります。
15万円は意外とハードル高いので、たまに使う程度の人には向きません。
還元率が特に優れていないのに年会費有料の提携カードもまだまだ珍しくありません。
すでに時代遅れでしょう。
特定店舗・商業施設系列のカードの中で、どこでも役に立つものを選び出しました。
提携カードのすべてが優秀なわけではなく、大部分はその店舗のみで役立つものです。
ですが中には、プロパーカードに匹敵するものがあります。
選ぶ際は、還元率と年会費に着目してみてください。
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