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楽天ペイアプリで最大20%ポイント還元開催中、2023年10/2まで 参加条件をご紹介
地味な楽天Edyに注目が集まっているのは次の理由です。
・ 楽天Edyから楽天キャッシュへの交換ルートが開通(2023年7月)
・ エポスゴールドカードの「選べるポイントアップショップ」からモバイルSuicaが外れたこと(2023年9月)で、間接的な楽天Edyの地位上昇
楽天キャッシュは、QRコード決済の楽天ペイの支払い原資にして使うのが普通です。
「楽天キャッシュ → 楽天Edy」の既存ルートの逆が開通し、可能性が広がりました。
エポスの問題はこれとは別ですが、エポスユーザーの筆者にとっては大変重要です。
これらの変革に伴い、生じている事象を確認します。
楽天Edyと楽天キャッシュ(楽天ペイで使う)の決済時還元率の比較です。
・ 楽天Edy … 0.5%
・ 楽天キャッシュ … 1.0%
この差は、楽天ユーザーには常識かもしれません。
楽天Edyも楽天キャッシュも、楽天カードからチャージするとともにチャージ時還元率0.5%です。
チャージ条件が同一で、決済時のポイントが異なることで、常に楽天ペイがお得な状況が続いていました。
ただ、楽天キャッシュが基本楽天カードからしかチャージできないのに対し、楽天Edyはチャージの別ルートが多少あって、工夫の余地がありました。その関係性に変化が生じたのです。
・ 楽天Edy … 年間100万円決済するエポスゴールドカードから、1.5%でチャージ
・ 楽天キャッシュ … 楽天Edyから等価交換可能(月10万円まで)
楽天Edyと楽天キャッシュの相互交換実施により、楽天キャッシュが楽天Edyの工夫にただ乗りするようになったのです。
二つの決済の還元率の差が、固定化されたわけです。
この状態を、エポスユーザー側からと、楽天側からそれぞれ評してみます。
・ (エポスユーザー)楽天Edyよりも、常に楽天キャッシュのほうが0.5%トクなのでそちらを使うべき
・ (楽天側)楽天カード専用だった楽天キャッシュに、他社の手が伸びてきた
エポスゴールドカードからは、楽天Edyと楽天キャッシュを経由することで、還元率2.5%で楽天ペイが使えることになります。
8月で消滅した、「選べるポイントアップショップに登録したモバイルSuica」と同一です。
楽天カードから楽天キャッシュ経由なら1.5%に過ぎないので、他社ルートを使うことで、実に1.0%の差がつくわけです。
スタンダードのエポスカードですら、楽天カードと同じ1.5%になります。
このような状態が固定化されると、いかにも不自然です。
モバイル楽天Edyは現状、Android専用で、iPhoneに対応していません。
対応予定という話は以前からありますが、nanaco、WAONに先を越されて(2021年10月)久しい状態です。
モバイルでなく、楽天カード一体型等のカードタイプでよければiPhoneユーザーも意外と使えます。
以下は、上記でご案内したAndroid版の手順ですが、iPhone用楽天Edyアプリでできることに○を付けています。
1.○エポスゴールドカードから、楽天Edyにチャージ
2.楽天Edyから楽天キャッシュに等価交換
3.○楽天キャッシュで楽天ペイを使う
楽天カード付帯のEdyにも、楽天カード以外からチャージすることは可能です(楽天会員情報にカード登録していればOK)。
ただ残念なことに、「楽天Edyから楽天キャッシュ」がおサイフケータイアプリでしかできないため、iPhoneユーザーが楽天ペイを2.5%還元で使うことはできません。
できるのは、カードタイプ楽天Edyを2.0%還元で使うことまでです。
エポスSuicaショックから立ち直った筆者(Androidユーザー)は、モバイル楽天Edyの利用を数年振りに再開しました。
いざ使い始めてみるとかなり快適ですし、チェーン店では使えないことはほとんどありません。
今までモバイルSuicaを使っていた箇所に、完全に置き換えることができています。
なによりも、「他社カードでオートチャージ」ができるのは、極めて珍しいことです。
楽天Edyのオートチャージは、1時間に1回通信で残高を確認し、設定基準を下回っていると自動でチャージするスグレモノです。
とりあえず「2,000円を下回ると3,000円チャージ」設定にしました。
これでほとんど困りません。
ただ、次の悩みが付きまといます。
・ 楽天Edyを経由して、楽天ペイを使えば還元率がもう0.5%上がると思うと釈然としない
・ エポスゴールドカードから楽天Edyへのルートがふさがれるとお手上げ
・ 「楽天カードから楽天Edy」は還元率合計1.0%で、まるで魅力がない
・ 「楽天カードからチャージした楽天キャッシュで楽天ペイ」も還元率1.5%で、さほど魅力がない
楽天Edyは快適ですが、合理的に考えるなら、楽天Edyの残高をそのまま楽天キャッシュにチャージして、楽天ペイで使うべきです。
還元率が永久固定されているので仕方ありません。これから徐々に切り替えていくつもりでいます。
モバイルSuicaに比べると、楽天Edyにチャージしてポイントのたまるカードは非常に少なくなっています。
このことは、次の二律背反する事象を同時に想像させます。
1. だいぶ減ってきたのだから、ここでもう打ち止め(残ったカードは大丈夫)
2. 楽天の意向もあって減ってきたのだから、まだ減る
筆者は2だと想像しています。
現状を確認します。
エポスゴールドカードを例に挙げましたが、このように「楽天Edyへのチャージでポイントをためる」ことは決して一般的ではありません。
楽天カードでは通常の半分、0.5%にしかなりません。
他社カードでは現状、次のものが挙げられます。
・ エポスカード
・ リクルートカード(VISA、Mastercardブランド/月3万円まで)
・ TOKYUカード
・ ANAカードの一部(ゴールド以上などが多い)
以前はジャックス等がありましたが、すでに終わっています。
リクルートカードも、月の上限が生まれました。
上記以外にもチャージでポイントのたまるカードはあるかもしれませんが、調べがつきませんでした。
筆者の認識ではかつて「エディオンカード」が楽天Edyチャージ対象(1.0%)でした。
改めて調べると、現在はポイント付与対象だという根拠が見つかりません。
カード発行元のセディナ公式サイトでは、こうあります。
・ セディナ全般について「楽天Edyはポイント対象外」
・ エディオンカード個別については記載なし
それから「JMBローソンPontaカードVisa」がポイント対象と書いてある媒体がありましたが、これも発行元のセゾンカードからはその根拠が読み取れませんでした。
これだけ減ったのは、nanacoチャージにおけるセブンと同様に、楽天側の意向が働いているものと考えられます。
最近は、チャージ時ポイントが付かずWポイントにならない例が増えました。
少しずつ、ルートがふさがれていくのです。
この例として、楽天Edyとは逆ですが、楽天カード側が他社へのルートを閉じたものがあります。
1. 楽天カードからau PAYへのチャージは制限なかった(Mastercard、アメックスブランド)
2. Android限定で、「au PAYのSuica」が登場
3. 3か月後に、1のルートが消滅(ポイント対象外となる)
2が2022年3月、3が同7月です。
1の段階では、楽天とau PAYとは、こういう状態でした。
・ 楽天カードから楽天キャッシュチャージ(0.5%)+楽天ペイ利用(1.0%)
・ 楽天カードからau PAYチャージ(1.0%)+au PAY利用(0.5%)
自社ルートと、他社ルートが同じ還元率だったのです。
それでも、同じならばまだ大きな影響ではありませんでした。
ここに、「au PAYのSuica」が登場し、au PAYからSuicaへのチャージで0.5%ポイント付与されるようになったのです。
すると、Suicaを巡って関係がこうなりました。
・ 楽天ペイのSuica(チャージ還元率0.5%)
・ au PAYのSuica(楽天カードからのチャージで、還元率1.5%)
自社ルートより他社ルートが3倍高価値になったのです。
この状態が長続きするはずないと思った通り、すぐにふさがれました。
この例を考えたとき、楽天カードを使って欲しい楽天サイドが、いつまでもエポス等のルートを認めるとは思えないのです。
新たなサービスのスタートは、それに伴い古いルートを閉じることがあるわけです。
筆者はいずれエポスゴールドカードから楽天Edyへのルートは、ふさがれると考えています。
リクルートカード(Mastercard)は持っていますが、これが残ってももう使わないと思います。
筆者がエポス(と三井住友Olive)で意識している「年間100万円達成」から外れたルートのためです。
ルートがふさがれた場合、au PAYを活用します。
月間5万円までという金額制限ができてしまったau PAY他社カードルートですが、これはもう変わらないと予想しています。
次から次へ環境が変わっていくのを嘆いても仕方ないので、常に最適のルートを探し求めていくつもりです。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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