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選べるポイントアップショップは、商業施設や店舗、交通、公共料金等から利用者自身の選んだ3店舗がポイント3倍となるサービスです。
0.5%が1.5%となります。
さらにエポスゴールドカードは年間100万円利用で1万ポイントのボーナスがあり、それを考慮すると選べるポイントアップショップ登録店舗は、実に還元率2.5%となるのです。
筆者は近年、エポスゴールドカード年間100万円利用のうち40万円程度がモバイルSuicaでした。
実にモバイルSuicaだけで年1万円程度の還元を得ていたわけです。
これが消滅するとなると、生活に影響があります。
モバイルSuicaはもともと、JR東日本のビューカードユーザーにとって十分に価値の高いものです。
Suicaに還元率1.5%でチャージできるビューカードユーザーにとっては、Suicaの価値はまったく落ちません。
ビューカードの場合、たまったポイントを「ルミネ商品券」に交換するのがおすすめです。
2万4,400ポイントを商品券3万円分に替える場合、Suicaチャージが還元率1.8%と考えられます。
エポスからチャージ方法を変更したいiPhoneユーザーにはビューカードがおすすめです。
いっぽうAndroidユーザーには、au PAYを活用する方法があります(後述)。
モバイルSuicaは今後自動で「選べるポイントアップショップ」から削除されます。
別の店舗を加える必要があります。
「東京都水道局」にすることにしました。
他のカードで引き落としているこの料金を、わざわざエポスに変更しました。
以前は数ある公共料金の中でも引落しカードの変更は著しく面倒でしたが、水道局アプリが便利になっていて簡単でした。
ただ水道料金はわが家の場合年間5万円程度なので、年間40万円のモバイルSuicaより大きく低下します。
差額35万円の1.0%(ポイントアップ差額)は3,500円で、年間の利益がこれだけ減ることになります。
エポスゴールドカードからモバイルSuicaにチャージしても、2023年9月からは通常の還元率となります。
すなわち、カード年間100万円利用を前提として1.5%です(JR東日本のビューカードと同じ)。
還元率自体が1.0%下がってしまうとなると、利用頻度も修正しなくてはなりません。
Suicaを減らしてどうするかというと、次の決済を増やします。
いずれもエポスゴールドカードからチャージする点は同一です。
そしてカードの年間利用額100万円を毎年クリアするための、貴重なキャッシュレスアイテムです。
・au PAY
・楽天Edy(チャージ還元率0.5%の楽天カードの3倍でチャージできる)
どちらも、「エポスゴールドカードからのチャージ1.5%」と、「利用0.5%」で、合計2.0%です。
エポスゴールドの場合、楽天EdyはあらゆるシーンでSuicaを下回る数字だったためしばらく封印していました。
ですが、楽天Edyにチャージしてポイントの付くカードが極めて少ない中で、実は貴重な組み合わせなのです。
楽天Edyのチャージを楽天キャッシュに交換し、楽天ペイで使うルートが開いたのもメリットです。
それぞれ、欠点も次の通りあります。
・ au PAY … au PAYカード以外は、月5万円がチャージ限度
・ 楽天Edy … Apple Pay非対応 / スマホを紛失したら残高が失効
筆者はAndroidなので楽天Edyをモバイルで使う点は問題ありません。
ただひとつ悪いニュースがあります。
「楽天Edy利用で得られるポイントをエポスポイントにする」設定が2023年12月以降できなくなるとのことです。
楽天Edyでたまるポイントが、初期設定の楽天ポイントでも特に問題はありません。
ただこれは、エポスゴールドから楽天Edyへのチャージ時、ポイントがたまらなくなる伏線かもしれません。
そうなったらまた次を考えることになります。
Android利用の筆者には、モバイルSuica利用に大きなメリットがあります。
別ルートでの、モバイルSuica利用がすでにあるためです。
・エポスゴールドカード
↓(チャージ:還元率1.5%)
・au PAY
↓(チャージ:還元率0.5%)
・au PAYのSuica
au PAYで設定するSuicaは、通常のモバイルSuicaと同じものです。
このルートがあるおかげで、モバイルSuicaを、従前の2.5%よりは落ちますが還元率2.0%で使うことができます。
ビューカードにも依然勝っています。
そうするとau PAYはともかく、同じ還元率の楽天Edyは不要にも思えます。
むしろ、楽天Edyは決済時の還元が「200円ごとに1ポイント」のため、モバイルSuicaにはない、こぼれる端数が存在します。
ですがau PAYへの「月5万円」のチャージ制限がある以上、モバイルSuica利用額を減らす必要は避けられません。
いろいろと、思わぬところに影響が出ます。
筆者はスーパーでは、モバイルSuicaでよく支払っています。
ですがそのうちのひとつ、スーパーオオゼキの支払い方法は替えます。
オオゼキには独自のポイントカード(アプリ対応)があり、ポイント1.0%付与と大判振る舞いです(税抜での付与のため、実質は0.9%)。
このポイントカード、電子マネー決済時はポイントを付けてもらえないので、しばらく「Suica決済(ポイントなし)」としていました。
今後は、クレジットカード決済(ポイント付与)とします。
ポイントアプリを提示し、三井住友Oliveゴールドで支払うことで、還元率2.5%(実質2.4%)となります。
オオゼキに関していえば、Suicaをやめても還元率が維持できるのでした。
たまに現金払いに限りポイント5倍という日があります。
残念なことに筆者の財布にはキャッシュがそれほど入っていません。
電車バス以外でのモバイルSuicaは出番を減らしていきますが、それでも使うべきシーンは次のとおりあります。
・ 200円未満の決済(コンビニや自販機等)
・ JR東日本の駅ビル、駅ナカ(JREポイントがたまる)
・ 「8の日」以外のイトーヨーカドー(JREポイントがたまる貴重なお店・東日本限定)
今までのように、気軽にSuicaを使うことはせず、毎回立ち止まって考えることになります。
キャッシュレス環境が変わっていくのは避けられません。
しかも、短い期間で激変します。しっかりとついていきたいものです。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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