- 週間ランキング
18か月に1度「金星逆行」はお金にまつわるトラブルに注意【今週の日経平均を考える】
チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、緩やかな下向きから週の後半には角度のある下向きとなっています。
25日線は、引き続き下向きで推移しています。
75日線は、上向きで推移しています。
上から5日線がクロスしていますが、上向きの75日線に対しての上からのクロスはダマシの可能性があります。
並び順は、ギリギリ25日75日5日の並び順で、下降トレンドのはじまりとなっています。
3本の移動平均線が近づいてきているので、注意して見ていきましょう。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、2万9191円処を推移しています。
トリプルトップを付けた形になっていて、最も意識されていた7月12日安値3万1791円を大きく下回っての週末入りとなっています。
今年に入ってからの約6か月の上昇トレンドは終焉となったようです。
下には6月1日2日に空けた窓があり、窓埋めが意識されます。
その下には心理的節目の3万1000円があります。
上は、直近開けた窓の8月16日17日と、15日16日の窓があります。
その上には8月2日3日も若干窓が開いています。
雲の下限まであとわずかと迫っての週末入りです。
基準線と転換線の位置は弱さを表しています。
遅行線も下向きで、上には日々線が壁となっていて上値が重い状況です。
9月21日に雲のねじれがあります。
雲のねじれは3月14日以来、約6か月ぶりとなりますので、大きなトレンド転換となるのか気を付けて意識していましょう。
-1σを推移していていましたが、今週は-2σまで到達しています。
バンドは広がりを見せており、拡大中の為、弱気シグナル継続となっています。
なかなか売られすぎゾーンを脱することができず、横ばって売られすぎゾーンを維持しています。
ここからいつ上に向かうのか注目です。
0ラインを割って、下降トレンドとなっています。
1週間を通して下への勢いが強く、ヒストグラムも急激な陰転で、弱いシグナルのままです。
次回の満月は31日です。
新月は9月15日です。現在、金星逆行期間中です。
パラボリックが陰転継続で3万2800円処を推移しています。
トレンド転換にはまだ時間がかかりそうです。
ファンダメンタル的にも、中国の不動産バブル崩壊かという話しもちらほら出てきており、今後の情報にも注意が必要で、世界経済の減退懸念がくすぶっています。
日経平均は3月以来の75日線割れですので、今後の展開をしっかり確認していきましょう。(執筆者:AFP、FP2級 城 晶子)
格付けや雇用統計、米国の動きにつられる1週間【今週の日経平均を考える】
【米国株は2023年以降どうなる?】今後も米国株の上昇が期待できる4つの理由
利上げ継続懸念が後退した米国の株高に続けるか【今週の日経平均を考える】