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【高齢者の夏バテ対策】老人ホーム施設長のアイデア3つ 水分補給に麦茶寒天を
高齢者が困る靴のお悩みとは、靴によるあたりができて痛い、ひどいむくみで今までの靴のサイズで選ぶと入らないなどをよく聞きます。
また、靴が重いと歩きにくさが増します。
つまり、高齢者に合っている靴とは、
・ やわらかい素材でできている物
・ 足の甲などのサイズ調整がしやすい
・ 軽い物
と言えます。
そのほかに選ぶポイントとしては、かかとをしっかりと包みこんでいて、靴底が滑りにくいといいう点です。
かかと部分がしっかりしていると歩きやすく、靴底が滑る可能性が低いと転倒の可能性も減ります。
高齢者の靴を選ぶ上でポイントをご紹介しましたが、多くの靴の中から条件に合った靴を選ぶのは、時間がかかります。
さまざまな靴がある中で、購入しても失敗しない高齢者におすすめの靴を3つご紹介していきます。
アサヒシューズから出ている「快歩主義」は、靴屋での販売もあり、何といってもカラーの展開が多彩で、おしゃれを楽しむことができます。
高齢者の靴となると、地味でしゃれっ気のない靴が多いですが、アサヒシューズの快歩主義は花柄や赤色、合成皮革などの種類があります。
重量が軽く大きく開く面ファスナーで脱ぎ履きが簡単にできるため、出かけようという気分をジャマしません。
さらに、やわらかい素材でできており、大きな面ファスナーで包み込むように足の甲をおおうので、足の浮腫が出ている方にもおすすめです。
また、片足ごとに購入できるため、左右の足の大きさが浮腫などで違う方にも合っています。
高齢者用の靴が欲しいけど、おしゃれもしたいと思う方は、多いのではないでしょうか。
お気に入りの歩きやすい靴があれば、ウキウキとした心持ちになり、自然と歩いて外出することが増えます。
快歩主義は、アクティブな生活を送りたいと思っている高齢者の方にピッタリな靴です。
価格は、いろいろなカラーがある、快歩主義L011で、両足の場合、税込み価格6,490円になります。
≪画像元:アサヒシューズ≫
「ダブルマジックシリーズ」は、靴のつま先がしっかり上がっているので、つまづき防止になっています。
販売店によっては、靴底の厚みを足すことができます。
片足ごとの購入が可能ですので、足の長さが異なる方に対応しています。
ダブルマジックⅢは、足の幅が、3E・5E・7E・9E・11Eと種類があり、かなり幅広い方にも対応できます。
高齢者の方は、外反母趾で足の変形が進んでいる場合があります。
そういった場合に、ダブルマジックⅢであれば、履いて歩いても痛みのない靴を選ぶことができます。
歩く力が弱まってきた、靴による痛みがあるなどの悩みを持つ方は、外出しにくくなっています。
外出中に無理をして、転倒する危険性もあります。
ダブルマジックシリーズは、そのような悩みを解消することができます。
自分に合った靴を履くと、楽に歩けるようになります。
楽に歩けると、ちょっと買い物に行ってみよう、散歩を今日は少し遠くまで行ってみようと、積極的に歩く機会が増えていきます。
痛みや転倒の心配がある時には、積極的に歩く気になれませんが、歩かないと歩行能力は下がっていきます。
積極的に歩くことはこれ以上歩行能力を低下させないことにもつながります。
快適に歩くためには、自分の足のトラブルに合った靴を選ぶ必要があります。
ダブルマジックシリーズは、歩く力が弱っている方や、変形などでお悩みの方にピッタリです。
価格は、ダブルマジックⅢ 5Eが両足で、9,350円です。
≪画像元:あゆみ シューズショップ≫
高齢者用の靴はデザインなどが女性的なものが多く、男性の高齢者の方は購入に積極的ではない印象にあります。
しかし、上でご紹介した快歩主義やダブルマジックシリーズで、男性が普段使いできるデザインの合成皮革製の靴があります。
快歩主義L011よりも小さい面ファスナーが採用されていますが、脱ぎ履きしやすいデザインになっています。
ブラックスムース・ブラウンスムースは光沢のある合成皮革製で、一見、普通の革靴のように見えます。
価格は、両足で税込み6,490円です。
≪画像元:アサヒシューズ≫
ダブルマジックⅢと同じデザインで合成皮革製です。
茶と黒の2色展開で3Eと5Eなど他の足幅が広いタイプがあります。
価格は、5Eの両足で、税込み1万560円です。
≪画像元:あゆみ シューズショップ≫
どちらも高齢者用の靴の良いところを活かしながら、男性が普段使いできる靴です。
男性は、靴や歩行器など人から見える介護用品を利用することに消極的です。
見た目が、今まで使っていた革靴と似た製品であれば、心理的な抵抗が少なく、高齢者の為の靴を利用できるのではないでしょうか。
靴となっています。
高齢者用の靴の購入に踏み切れない男性高齢者の方は、ぜひともカタログを見ることから、はじめて見てください。
今回ご紹介した以外にも、男性高齢者の方が普段履きしても違和感のない、高齢者用の靴がいろいろありますので、気に入る一品が見つかります。
≪画像元:介援隊 福祉用具総合カタログ vol22-2≫
靴は、自分の個性が出る身近な品です。
今までの靴ではなく、高齢者用の靴が必要になった際に落ち込むのではなく、歩きやすい、おしゃれな靴を新たに購入することになった!と考えてみてください。
今の高齢者用の靴は、履きやすさやつまづき難さなどの高い安全性がありながら、昔とは違い、デザインや色が豊富になっています。
靴屋や福祉用具の専門店などで、ぜひ高齢者用の靴を手に取ってみてください。
希望の色やサイズ、デザインがない場合でも、福祉用具の専門店には、いろいろな高齢者用の靴が掲載されたカタログもあります。
足の悩みからどういった靴があっているか等の相談にものってもらえます。
高齢者用の靴は、品質が良い分、高価格になっています。
この靴ならばと思える1足をしっかり選んで、長く使える靴を購入してください。
足の状態にあった靴を履くことは健康に過ごす第一歩になりますよ。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)
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