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【実質改悪】「イオンラウンジ」順次再開 3つのルール変更内容
サービスが相対的に低下しているカードを、いつまでも持っていると思わぬ損をします。
具体的には、年会費とポイント還元率です。
次の性質のカード普段使いしていたら要注意です。
現在のクレジットカードのトレンドは、「年会費無料」です。
スタンダードカードだけでなく、ゴールドにおいても重要な要素となってきました。
年1回使えば無料など、実質年会費無料のカードも、使っている限り年会費無料と考えていいでしょう。
年会費を取られているスタンダードカードを持っているなら、まさに古く価値の乏しい存在かもしれません。
加入してしまったカードについても、もう少しWeb広告や公式サイトに注目してみましょう。
ご自分の持っているカードについて、入会キャンペーンがずっと行われていない場合は、カード会社が注力していない可能性が考えられます。
注目を浴びないカードはおおむね価値が低いものです。
クレジットカードのポイント還元率は、もともと0.5%程度が主流でした。
「カード月合計利用額1,000円ごとに5ポイント」あるいは「200円の決済ごとに1ポイント」といったケースで、今でも数多くあります。
必ずしも「1ポイント=1円」ではなく、三菱UFJニコスやセゾンのように「1ポイント=5円」相当もあるので、単位には注意しましょう。
現在では還元率1.0%が基本のカードもごく普通になり、おおむね年会費無料です。
現代でもポイント還元率0.5%のカードが地位を失ったわけではありませんが、この数字自体すでに古いのに、さらに年会費まで取られているカードがあるなら、それは価値が低いと言うしかないでしょう。
地方銀行は全国にあります。
銀行を通して申し込める地銀系クレジットカードも全国にあるわけですが、この中にパフォーマンスの高いカードはほぼ存在しません。
JCBカードや三井住友VISAカード、DCカード等の最も価値の低い(古い)バージョンと同程度だと思ったほうがいいでしょう。
古い機能のままで、プロパーカードの最新版と差が開くいっぽうです。
地銀系カードを持つことで銀行のATM手数料が無料になる特典もあるため、無意味ではありませんが、クレジットカードとしては評価に値しないものが大部分です。
地銀がメインバンクでも、メインにするクレジットカードを別に持つことをおすすめします。
具体的に、化石になってしまっているカードをご紹介します。
いずれも有名なクレジットカード会社が発行するものなので、最新版を申し込み直せば解決します。
・年会費を徴収される
・すでに年会費無料の「NL」が基本のカードとなっている
三井住友カードとは、カード会社の名前でもあり、そのカード会社の発行するカードブランドの総称でもありますが、ここで取り上げるのはどちらの意味でもありません。
「三井住友カード」という名称を持ったクレジットカードのことです。
現在の三井住友カードの主要ブランドは、券面に会員番号等のない「三井住友カード(NL)」に移っています。
裏面に会員番号があるのが、従来の三井住友カードです。
この三井住友カードも、NLのサービス向上に合わせて徐々にサービスレベルを上げてきました。
たとえば、特定店舗(セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド等)での5.0%以上のポイントアップは、三井住友カードにも適用されるようになりました。
性能が年会費永年無料の「NL」とほぼ同じでありながら、年会費1,375円を徴収されるカードとなっています。
年会費を無料にする方法はあり、以前はその方法こそ、三井住友カード利用の最大のコツとなっていました。
しかしそんな工夫よりも、NLに替えてしまうほうが、話が早いでしょう。
・年会費を徴収される
・年会費を無料にするハードルが高い
・年会費無料で還元率の高いJCB CARD Wの存在
JCBのプロパーカード(カード会社本体が発行する非提携カード)には「オリジナルシリーズ」という名称がついています。
オリジナルシリーズの基本がJCB一般カードです。
「ナンバーレスが選べる」「タッチ決済」など、性能自体は進化しています。
ただ、「年会費を取るのに還元率が低い」典型例です。
年会費は1,375円し、ポイント還元率は(nanacoポイントに交換の場合)0.5%です。
初年度年会費無料、そして年間50万円以上使えば、翌年の年会費も無料になります。
たとえばエポスカードなら年間50万円以上の利用で、ゴールドカードを年会費永年無料で得られるインビテーションがもらえます。
JCBオリジナルシリーズには「JCB CARD W」(またはWL)という、年会費無料でポイント還元率1.0%のカードが存在します。
Wは「39歳まで」という申込時の年齢制限がありますが、この年齢に収まる人ならWを申し込むのが普通でしょう。
JCB一般カードにあり、Wにないメリットは「スマートフォン保険」です。ディスプレイの破損を補償してもらえます。
これに価値を感じ、そして年間50万円確実に使うのであれば、一般カードでもいいかもしれません。
・Orico CARD THE POINTという新ラインナップが優秀
オリコのクレジットカードには新旧のラインナップがあります。
古いラインナップは総じてサービス低下が見られ、着目する価値があまりありません。
この古いラインナップを代表するのが「オリコカード」という名称の1枚です。
オリコには珍しくVISAブランドが選べますが、それ以外の特徴は次の通りで、還元率1.0%以上の新ラインナップに比較すると見劣りします。
・年会費1,375円(初年度のみ無料)
・海外旅行傷害保険付帯(海外治療費200万円、家族特約なし)
・ポイント還元率0.5%
DCカード、UCカードなど老舗のカードブランドにも、同名の基本カードがあります。
看板カードに見えますが、いずれも「年会費徴収」「ポイント還元率0.5%以下」という機能に過ぎません。
DCでなく、同じ三菱UFJニコスが全面的に売り出している三菱UFJカードを選んだほうがいいでしょう。
UCの場合は、「UCプラチナカード」という、年会費1万6,500円のプラチナにはメリットがあります。
古くなったカードは入会キャンペーン等の露出がなくなるため、新たに申し込むことは少ないでしょう。
カードが廃止されていない以上、メリットが薄いのに持ったままということもあるはずです。
持っている情報を更新し、最新のカードに替えてお得を享受してください。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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