- 週間ランキング
まだまだ働き盛り40歳代のターミナルケアを充実させるには 介護保険と医療保険の両方を活用しよう
見守られる側が元気でしっかりしている方の場合、頻回な連絡までは必要なく、いざという時に分かる程度の安否確認の方法がないか悩んでいるという方もいます。
安否確認が負担なく手軽にできる方法として、安否確認のできる家電がおすすめです。
今回は、3種類の安否確認ができる家電を比較してみます。
象印 iポット※1 | まもりこ※2 | みるモニ※3 | |
見守り方法 | ポットの利用状況を1日2回メールでお知らせ。 | 冷蔵庫に端末を設置 ドアの開閉を検知し、異常があれば、アプリによるプッシュ通知で知らせる。 | テレビのON/OFFや人感センサー、緊急ボタンで異常を検知すると、アプリによるプッシュ通知で知らせる。 |
工事 | 無し。 | コンセントにつなぐ必要がある。 | テレビへの取り付け、電源への接続が必要。 |
連絡先件数 | 1件 有料で2件追加可能 | 制限なし | 制限なし |
訪問サービス | なし | なし | なし |
料金 | 初期費用5,500円 月額サービス利用料 3,300円 | 本体価格 13,200円 月額利用料 550円 | 月額利用料金2,600円 |
特徴 | 外出や帰宅を記録する方法がある 契約者専用ページがあり、1週間の使用状況やリアルタイムの状況が分かる。 | アプリ内にて、冷蔵庫の開閉日時や検知時の温度・湿度が確認できる。 | 部屋内の温湿度から熱中症の危険性がある場合は、テレビに警告メッセージが出る テレビにメッセージを表示できる みるモニGPSやみるモニ心拍数アプリがあり、連携させることができる。 |
URL | みまもりほっとライン | まもりこ | みるモニ |
無料体験があるサービスもありますので、どのメリットが一番、見守る側・見守られる側に合っているかを検討し、選んでみてください。
新たなコンセントを必要としない為、設置だけで手軽に、メールで状況確認ができます。
アプリ等を使わない方におすすめです。
≪画像元:象印 みまもりほっとライン≫
異常時だけ連絡が来る為、普段忙しい方でも見守りができます。
冷蔵庫の開閉が記録できる為、ちゃんと食事をとっているのか等を確認できる点が強みです。
≪画像元:合同会社ネコリコ( necolico LLC )まもりこ≫
テレビにメッセージを表示できるので、服薬を促したり、病院受診の日を知らせたりすることができます。
緊急ボタンがあるので異常があれば即座に連絡を受け取ることができます。
また、他アプリと連携することもできるので、見守りだけでなく、生活のサポートが必要な方におすすめです。
≪画像元:有限会社エヌエムエス みるモニ≫
見守りだけでなく、いざという時に訪問してもらえるサービスもあります。
例として、「クロネコ見守りサービスハローライト訪問プラン」を見ていきます。
トイレや廊下など、毎日利用する場所の電球を専用のSIM付きのハローライト電球に交換するだけで、見守りサービスを利用することができます。
≪画像元:ヤマト運輸≫
前日の朝9:00~当日8:59の間に、電球のON/OFFが確認できない場合に異常を検知すると、当日朝9:00~10:00の間に事前設定した通知先へメールでお知らせが来ます。
通知先から、依頼があるとヤマト運輸のスタッフが利用者宅に訪問して、状況を確認し、必要に応じて、地域包括支援センター等の地域の窓口に通報します。
毎週月曜日に、前週の電球の使用状況がメール配信されます。
初期費用は不要で、1か月1,078円で利用できます。
ハローライトへの取り換えは、ヤマト運輸のスタッフが行います。
簡単に見守りができ、いざという時には状況確認をしてもらえるサービスは、見守り側にとって大きな安心につながります。
専門の訪問員がいるわけではないので、対応が遅れる場合や当日中の対応ができない場合があります。
また、訪問の対応は担当営業所の営業時間のみとなっていて、通報は地域包括支援センター等の運営時間のみの対応となります。
遠方に住んでいて、何かがあった時にすぐに訪問できない方は、少しでも早く誰でも良いので訪問して状況を確認してもらいたいと思われているのではないでしょうか。
対応が遅れる場合があったとしても、自身が訪問されるよりも早く訪問できるのであれば、利用を検討する価値はあります。
普段から電話等で話はできているけど、姿を見ているわけではないから、本当に心配がない状況なのか気になる、という方には、定期的な訪問サービスがおすすめです。
今回は定期的な訪問サービスの1つである郵便局の「みまもり訪問サービス」をご紹介します。
月1回/30分程度、郵便局員もしくは委託された人が、利用者宅を訪問。
聞き取った内容を指定された連絡先にメール等で報告します。
質問項目は、固定された項目と選択可能な項目があります。
訪問時は、訪問者と一緒に脳活トレーニング等も行うなどの内容になります。
利用料金は、月額2,500円で、郵便での報告を選択すると別途200円かかります。
電話連絡をしているだけでは、実際の生活状況等が分かりにくいという不安に対して、このサービスによる定期的な訪問で、生活状況の変化を察知できるようになります。
また、オプションサービスで、緊急時に駆け付けるサービスもありますので、併用することでいざという時も安心です。
参照:郵便局 みまもり訪問サービス 、駆けつけサービス
今回は、いろいろな安否確認のサービスをご紹介してきました。
見守る側・見守られる側、お互いに毎日の生活がありますので、頻回なやり取りは難しいのが実際かと思います。
負担なく安否確認ができる方法がありますので、いざという時に備えての利用をおすすめします。
また、安否確認サービスは、一人暮らしの高齢者で何かあった時にどうしようという不安を解消するのにも役に立ちます。
お互いの安心の為に、安否確認サービスの利用をぜひ検討してみてください。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)
「介護保険+障害者手帳」で費用負担を軽減 認知症も対象に含まれます
現役の介護のプロが教える 100均でも買える「介護グッズ」11選と買ってはいけないもの。
【100均】お薬・サプリメントの管理や小物収納にも役立つ「サプリメントケース」紹介