春の新生活に住み替えを検討している人もいると思いますが、1~5月ぐらいまでは同じことを考える人も多いため、不動産屋は繁忙期といえます。

安くて利便性のよい物件を探すならこの時期を外して契約するのがベストですが、仕事や進学の都合で、この時期に物件を探さないといけない人も多いと思います。

今回は、そんな繁忙期でも使える「安い賃貸に住み替えるための物件選びのコツ」とNG行動について紹介します。

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1. 初期費用の安い不動産会社を選ぶ

不動産会社によっては、

  • 仲介手数料や契約事務手数料が安い場合や不要な場合、
  • 保証会社の料金などが割安なケース

も少なくありません。

初期費用が数万円から10万円ちかく、抑えられることもあります。

ただし、賃貸とはいえ1年以上は住む人も多いと思いますので、まずは手数料などの安さよりも、信頼できる不動産屋での物件選びがおすすめです。

2. コミコミ物件を検討する

築浅物件ではなかなか難しいかもしれませんが、築年数の古い物件では、

  • 駐車場や管理費・共益費
  • インターネット料金
  • 地域によっては水道代

が、込みの家賃となっていることもあります。

家賃は安いけれど管理費や駐車場代などを合わせると、コミコミ物件より割高なケースも多いので、料金を比較するときは気を付けてください。

また、インターネット料金が込みの物件では、工事が必要なケースもあります。

  • Wi-Fiなどが飛んでいてパスワードを入れるだけ
  • もしくは、有線ケーブルを差すだけでネットにつながるかどうか

を確認してみてください。

3. リノベーション物件や原状回復にこだわらない

築年数が古くても、リノベーションされた物件の場合は、家賃がそれほど安くならないこともあります。

「リノベーションされていなくても、原状回復がされていなくても、問題ない」

という人は、そういった物件がないか尋ねてみましょう。

該当する、退去予定の物件を紹介してくれる可能性もあります。

4. 間取りや昼間の採光にこだわらない

  • 平日は遅くまで仕事
  • 土日は実家やパートナー宅で過ごすので不在

など、物件で過ごす時間が短いという人は、間取りや日当たりについての条件を緩和してみるのもひとつの手段です。

たとえば、少し使いにくい間取りや、昼間に陽が入ってくる時間が短い物件を検討するなど。

ただし、予期せずライフスタイルが変わってしまうこともあるかもしれませんので、もしそうなっても我慢できる物件を選ぶ、もしくは引っ越し費用を貯めておきましょう。

また、いくら家賃が安くても、昼間でも夜のように暗い物件は、気分が沈みやすくカビが発生しやすいためおすすめしません。

値引き交渉はNG

不動産屋によっても異なるので一概には言えませんが、繁忙期に値引き交渉をしても実現しないことが多く、提案してもらえる物件数も減ってしまう可能性があるようです。

繁忙期の忙しいときに、何度も値引き交渉をされると、確認などの作業が増えてしまいます。

そういった手間をかけるよりも、スムーズに契約できる人に物件を提案したほうが契約できる可能性が高くなるからです。

提案してもらえる物件が減るということは、「お得な物件にめぐりあえる可能性も低くなる」ということなので、理想の家賃相場を伝えて探してもらうことをおすすめします。

ほかの部分で割高になっていないかチェック

家賃を抑えるのに必死になりすぎて、駐車場代や交通費、防犯代などが割高になっていないかチェックしてみてください。

たとえば地方あるあるなのが、駅前にある「駐車場がない」もしくは1台のみしか駐車できない築年数の古いマンションの家賃が相場より5,000円ほど安いとします。

けれど、駐車場代が必要だったり、2台目の車を置く周辺駐車場が1万円前後だったりと、高いケースもあるので注意してください。

たとえば駐車場代が1万円なら、実質5,000円割高です。

毎月の固定費を削減して節約

節約をするには、家賃や携帯電話代など必ず毎月かかってくる固定費を下げるのがコツだといわれています。

住み替えを考えている人は、今回紹介したことも参考にしながら、お得な物件をみつけてみてくださいね。(執筆者: 山内 良子)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 安い賃貸に住み替えたい!不動産屋に聞いた繁忙期でも使える物件選びのコツ4つとNG行動