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10年分の小銭貯金にリスクあり わが家が消化できた方法2つと他の有効な使い道5つ
2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられるのと同時に、高校で金融教育が必修科目となりました。
金融教育の教科は「家庭科」です。
経済についての概念的な教育ではなく「家計管理」や「ライフプラン」「投資、運用」を具体的に勉強していきます。
金融庁が発表した高校生向けの教材では
・ 第1章:家計管理とライフプランニング
・ 第2章:使う
・ 第3章:備える
・ 第4章:貯める・増やす
・ 第5章:借りる
・ 第6章:金融トラブル
・ 第7章:まとめ
と、全部で第7章。
貯蓄に関するものから、資産運用、住宅ローンなどのライフプランニング、金融トラブルなど大人も知りたくなる内容になっています。
今までの教育では「お金の管理運用」についてはほぼ触れられてきませんでした。
成人年齢が引き下げられたことにより、お金のトラブルが増加すると見込まれており、今回の金融教育の必修化につながったそうです。
また、年金制度により老後の生活資金が減少することが予想されること、欧米よりも金融教育が遅れていることなども背景にあります。
生活の基盤としての家計管理の重要性や家計と経済との関わりについて理解するとともに、収入と支出のバランスの重要性やリスク管理の必要性を踏まえた上で、将来にわたる不測の事態に備えた経済計画についても考察できるようにすることをねらいとしている。
引用元:文部科学省も文部科学省「高等学校学習指導要領解説 家庭編(pdf)」平成30年7月により
実際にわが子のお金の使い方はちょっとびっくりすることが多く、親もヒヤリとしてしまうことも。
ある祝日、長男が中学に入って初めて友達と遠出をした日です。
交通費も往復で3,000円以上かかる場所で、入場料もかかる。丸1日遊べるエンタメ施設に行くと、意気揚々と出掛けていきました。
夕ご飯も外で食べるかもしれない、と事前に聞いていたので親としては「きっと牛丼屋や近くのファミレスで19時ごろに食べるんだろうな」と思っていました。
しかし実際は「家から遠い駅前の焼肉屋で中学生数人で食べに行った」というのです。
食べ放題ではない焼肉屋なので、いくらくらいかかったのか聞いたところ「全員で2万円以上した」と言います。
「足りない人がいたら自分が多めに出せばいいかなと思って」
と言った息子にびっくりしてしまいました。
少額でもお金の貸し借りはいけないこと、いきなり焼肉屋でもし足りなかったらどうしていたのか、帰りの電車のことまで考えていたのかとついいろいろ聞いてしまいました。
中学生は冒険したい年齢でもありますが、トラブルが起きなかったから良いものの、
と話し合いました。
この大きな出来事以外にも「切符の買い方がわからない」「お釣りの計算がパッとできない」と、身近なお金の使い方がわからない中高生は増えてきているそうです。
電子マネーの普及やコロナ禍で部活や遊びの制限があり、切符の買い方がわからないなどが理由になります。
成人年齢の引き下げによって、子供たちも早くから金融商品に触れることになります。
また、サブスクや電子マネーなど「見えにくいお金」もこれから増えてくるでしょう。
自分が若い頃よりも、お金の使い方の種類が増えたと実感しています。
子供とお金のことを話すことを嫌がる人は少なくありません。
特にライフステージごとにいくらくらいかかるのか、自分たちはどれくらいかかったのか、など子供に言いづらいかもと躊躇してしまう人もいるでしょう。
わが家も来年からは長男が高校生なので、「金融教育」についてとても興味があります。
クレジットカードの作り方など、今まで親がどう教えたらいいのか…と思っていた部分でもあるので、子供と一緒に勉強するつもりで関わっていこうと思いました。
子供が大きくなるにつれて、お金の使い方は複雑になります。
キャッシュレス化が進む中で、現金に触れることが減ってお釣りの計算が苦手になるなど、自分たちの子供の頃とは全然違うと実感しました。
小中学生をもつ保護者の方も、この機会に一緒にお金について学んでみるのも良いかもしれません。(執筆者:松田 潔子)
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