100円ショップ・ダイソーが2020年、グッドデザイン賞を受賞しました。


その商品はなんと


「まな板」

です。


私たちに大変身近な調理器具ではありますが、「グッドデザイン??何をデザインするの?」と想像がつきません。


そこで、ダイソー商品のクオリティを調査するために、グッドデザイン賞受賞商品を含む、4つのまな板関連グッズを購入してみました。


※記載の情報は2022年9月17日時点のもので、価格は税込で表示しています。



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1. ちょこっとまな板 ビッグ 110円



こちらの商品が、グッドデザイン賞を受賞した「ちょこっとまな板」です。


1番の特徴はコンパクトなそのデザイン


省スペースでも使いやすく、1人暮らしの方はもちろん、朝食やお弁当など少量の調理を行う場合にも向いているでしょう。


縦18.5cm×横18.5cmの通常サイズのほか、21cm×21cmの「ビッグ」、26cm×16cmの「ロング」があります。


筆者がこれまで使用していたごく一般的なまな板は、縦23cm×横41cmぐらいの大きさでしたので、横の幅を半分に程度にした大きさが「ビッグ」と想像していただければよいかと思います。


「ビッグ」に小ぶりの玉ねぎをおいてみると、次のような感じです。



一般的な大きさのまな板の半分程度となると、気になるのが「食材をカットしたときにこぼれ落ちないか」ということです。


そこで設けられているのが、上部と右側面の2方向に設けられた立ち上がりです。


高さは2.5cmほどあり、具材がまな板から飛び出ないようキープしてくれます。


立ち上がりのコーナー部分には、5つのスリットが設けられており、食材をカットするときに出る余計な水分を簡単に捨てることができます。


食洗機、熱湯消毒、漂白剤の使用は可能、フック穴があいているため吊るして乾燥させることもできるため、清潔に保ちやすいでしょう。


使ってみて感じたこと


切るスペースが狭いということは、小分けして作業するなど工夫すれば、それほど気にはなりませんでした。


ネーミング通り「ちょこっと」使うときに、大きくて重いまな板を出さなくなることは、調理スペースが自然にうまれるため作業効率があがります。


ただ少し気になったのが、まな板の厚みは、0.2cmほどしかありません。


個人的な感覚かもしれませんが、食材を切ったときの刃あたりがやや強く感じました。


2. 桐まな板 110円



サイズは以下の2種類があります。



(1) 30cm×19cm×0.9cm 110円


(2) 32cm×24cm×1.2cm 220円



先ほどと同じ玉ねぎを、(1) のサイズのまな板に置いてみました。


「ちょこっとまな板」より横幅が若干大きいです。



桐はまな板として、とても魅力的な素材です。


まず、大変軽いです。


計ってみると約140gほどで、洗ったり出し入れする作業も大変ラクに行えます。


水はけがよく乾きやすいので、カビや菌が発生しにくいところもうれしいポイントです。


さらに柔らかい木材なので、包丁の表面に傷が付きにくいというメリットもあります。


ただし、メリットはデメリットにもなりえます。


軽いため、安定性に欠けるシチュエーションがあるかもしれません。


魚をさばく時やかたい食材を切る時など力がかかるような時は、ぬれ布巾を敷くと安定するでしょう。


洗剤や水につけおきはNG、反りや変形が起こるおそれがあるため、食器洗浄機や乾燥機には使えません


使ってみて感じたこと


刃あたりが柔らかく、軽い、乾きがとても速い、と使用感は大変良いものでした。


今後使い続けて黒ずみや汚れがどのくらいの期間で出現するか、気になるところではありますが、110円という金額から考えるとコスパはかなり良いといえそうです。


3. バンブーまな板 220円



「桐まな板」が好感触だったので、本体が竹、ウレタン塗装を施してあるバンブーまな板も試してみました。


バンブーまな板には、いくつか種類があり、どれもフルーツやスィーツなどを卓上でカットするにもよさそうです。


ただし食器洗浄機や乾燥機、たわしやクレンザーも使用できません


使用後は、洗ってから布で水分をきちんとふき取っておくことが推奨されています。


使ってみて感じたこと



購入品のサイズは、30cm×22cmです。


「桐まな板」よりやや大きいのですが、穴があるため想定以上に使用する面積が狭くなってしまいました


吊るして乾燥させられるのは便利ではありますが、コンパクトサイズを購入する場合は、まず作業できる広さに注目するべきだったと反省しています。


【番外編】べんりシート 110円



まな板ではありませんが、肉や魚をカットするとき、汚れやにおい、色移りを防ぎ、衛生的にまな板を使える商品です。


サイズは30cm×45cmありますので、今回ご紹介したまな板はどれもすっぽり覆える大きさです。


ポリエチレン製のためハサミで最適な大きさに切ることができますから、内容量の30枚をそれ以上の回数使うことも可能です。


日常生活はもちろん、バーベキューや災害時にも使えるので、常備しておくと便利でしょう。


他社と比較 ニトリのまな板の価格帯は?


かなり幅があり、最高値は2,990円、最安値は203円です。


最安値の商品は抗菌加工がされており、食器洗浄機使用可(90℃まで)、重さは約250g、大きさは縦20cm×横30cm×厚さ0.5cmです。


今回紹介した3つのダイソー商品と1番リーズナブルなニトリ商品と価格を比較すると、「バンブーまな板」以外はダイソー商品の方がお得です。


TPOによって使い分けて、効率アップ!


調理するときに「スペースが狭い」と感じることはあっても、大きくてかさばるまな板は、これまで当たり前の存在でした。


まな板を小さくすることは想像以上に、キッチンが雑然とすることが減り、効率があがり、慌ただしい家事のストレスが減ったように感じます。


ダイソーには他にも、インデックス付きのものや、目盛付きのものなど、中には550円というものもありますが、いろいろなまな板があります。


家事効率をあげるため、ちょっと視点をかえてまな板に注目してみてください。(執筆者:吉田 りょう)


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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 グッドデザイン賞を受賞したダイソーのまな板 低価格ながら実用性の高い4つの調理グッズに注目!