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【今週の日経平均を考える】選挙の結果でマーケットはどう動くのか見極め
チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、横向きから上向きに変化し、木曜日に株価が5日線の上に出て、5日線の上を推移しています。
25日線は、引き続き上向きで推移しています。
75日線は、7月29日に25日線とゴールデンクロスをしてから上向きとしています。
並び順は5日25日75日の並び順で、安定上昇です。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、2万7558円処を推移しています。
株価は200日線をサポートにして上を推移しています。
大きなBOXラインの上限を目指して上昇継続中です。
BOX上限は6月9日の高値2万8389円で、金曜日の高値が2万8190円ですので、わずか199円と迫ってきました。
BOX上限の窓として意識されていた6月9日10日に空けた2万8189円の窓は、金曜日に窓埋めとなり、ここからまたBOXを作りに下へ向かうのか、それともBOX上限をブレイクアウトしていくのか、いよいよ動きが出る場面にきています。
下として意識されるところは、まず直前の窓埋めです。
水曜日に高値2万7837円木曜日の安値が2万7870円ですので、わずか33円ですが、下への意識として見ていきます。
そして、7月19日20日に開けた窓です。窓埋めとなると、2万7000円までの下げが意識されるところです。
遅行線を見ると、1営業日後に天底一致となる可能性もあります。
まだ遅行線を阻む障害物がないため13営業日後までは青天井で動け、高値追いのチャンスです。
転換線も基準線も上向きで、三役好転中です。次回の雲のねじれは8月31日です。
+1σと+2σの間を推移しています。
TPラインも上向きで、+1σを割るまでは、+1σから+2σ間のウォークが続きそうです。
買われすぎゾーンに達してから13営業日が経過しています。
買われすぎゾーンに達してから、だいたい11日から12日で買われすぎゾーンから下へ向かう日数として意識されるところなので、そろそろ買われすぎゾーンを脱するのか注目です。
0ラインをこえて、上昇トレンド継続中です。
ヒストグラムは火曜日から陰転していましたが、金曜日にまた好転しました。
MACDとシグナルも乖離せずにくっつくようにクロスし、上昇継続としています。
月の満ち欠けですが、次回の満月は8月12日です。
パラボリックが日経平均株価は陽転していますが、TOPIXは陰転しています。注意深く見ていきましょう。
いよいよ2万8000円を超え、動きが出てきそうですね。7月20日に窓を空けて上昇してからは、動きが鈍く「難しい」とか「つまらない」という声を多く聞きました。
BOX相場は1年のうち、大半を占めています。トレンドがある相場のほうが少ないのです。
このBOX相場を制したものが相場に勝つと言われているくらい、重要な局面ですし、本来BOX相場は上値メドも下値メドも決まっているため、やりやすいのです。
そして今、大きな流れのBOX上限に達しようとしています。ここからはしっかり、BOX内なのか放れたのかを確認していきましょう。(執筆者:城 晶子)
【今週の日経平均を考える】夏枯れ相場の中、2万8000円の節目を超える強さがあるか
【今週の日経平均を考える】27日のFOMC通過後の展開に注目