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ですがどちらの制度にも投資上限額が設定されています。
• つみたてNISA → 月額約3.3万円(年額40万円)
• iDeCo → 月額1.2万円〜6.8万円(年額14.4万円〜81.6万円)※就業形態によって異なる
これ以上の金額で非課税投資をすることは残念ながらできません。
多くの方が該当するであろう会社員(退職金制度あり)の場合だと
• つみたてNISA → 月額約3.3万円(年額40万円)
• IDeCo → 月額1.2万円(年額14.4万円)
が投資上限額となります。
つまり月額約4.5万円以上の投資ができる場合でもこれらの制度を使うことができず、別で運用もしくは貯蓄する必要があります。
毎月4.5万円以上の投資余力がある方にとって、次なる投資先はどこが良いのでしょうか。
もちろん状況は各家庭によって違いますので「正解」というものはありませんが、一つの投資先候補として「高配当株」があります。
つみたてNISAやiDeCoなどのインデックス投資はよく耳にするワードですが、高配当株投資についてはもしかしたらあまり聞き慣れないかもしれません。
インデックス投資とは違った魅力がありますので紹介したいと思います。
NISA待望の恒久化で「ずっと非課税」実現の可能性 全投資家必見のニュースを解説
高配当株投資とはその名の通り「高い配当金を出す会社の株に投資する」ことです。
企業の利益の一部をお金として株主に還元することを配当金といいます。
この還元される配当金の割合が高い株が高配当株です。
株主としてはその会社の株を保有しておくだけで配当金を受け取ることができる仕組みになっていますので、投資さえしてしまえばあとは完全なる不労所得として配当金を受け取ることができます。
つみたてNISAやiDeCoなどのインデックス投資は値上がり益(キャピタルゲイン)を狙いますが、高配当株投資では株価自体の値上がりはもとより、その配当金(インカムゲイン)を受け取り続けることを狙います。
売却するまで資金が手元に戻らないインデックス投資とは違い、配当金が出るたびに手元に資金が入るのが高配当株投資です。
長期積立投資とは違った資金戦略を考えることができるのも魅力の一つです。
投資金額にもよりますが
「光熱費は配当金からまかなおう」
「1年間分の配当金で家族旅行に行こう」
「配当金はお小遣いとして贅沢品に使おう」
などといったことが可能です。
投資冥利に尽きるのではないでしょうか。
高配当株の特徴はなんといっても不労所得を得られることです。
不動産所得なども不労所得の一種と数えられることもありますが、やはり手間がかかるものです。
保有しているだけで配当収入を得ることができる点は非常に大きなメリットです。
ですが良い話ばかりではありません。
高配当株といってもその配当利回りは約3%〜5%程度です。
たまに現在の郵船や商船三井のように超高配当ともいえる株もありますが、基本的には上記利回りが一般的だと考えて問題ないでしょう。
例えば配当利回り5%の日本の高配当株に500万円投資した場合、得られる配当金は25万円、そこから税金が約20%引かれますので手残りは約20万円です。
月換算だと1.6万円ほどになりますので一般家庭の光熱費程度はまかなうことができるかもしれませんが、大きな配当金を得るためにはそれ相応の金額を投資する必要があります。
また、その配当金も未来永劫続く保証はありません。
企業の業績悪化などで配当金が削られる可能性もありますし、株価自体が下落し、配当金を受け取ったとしても元が取れない可能性もあり得ます。
長期間配当金を受け取り続けたいと考えているのであれば人気の話題株よりも安定している大型銘柄に投資するのが無難でしょう。
資産増大のためにはまずはつみたてNISAやiDeCoといったインデックス投資を実践し、非課税で複利の効果を活かすべきだと考えます。
インデックス投資はコツコツと時間をかけて積立することによって将来的に大きな利益を得ることができます。
ですが大きな利益を得るためにはかなりの時間がかかりますし、現在の生活にも恩恵と受けたいと考える人もいるのではないでしょうか。
それを解決するのが高配当株投資です。
少しずつ高配当株を積み増ししていくことによって得られる配当金は家計の助けになることもしばしばです。
また、たまのぜい沢に使うこともできます。
• 資産は増やしたいが全て将来のためだと気が遠くなる
• 頑張っているんだから少しくらいご褒美が欲しい
• 将来的には生活費をまかなえる不労所得が欲しい
そんな方にはインデックス投資と高配当株投資の合わせ技をおすすめします。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)
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