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キャッシュレス手段が多数ある中では、電子マネーのQUICPayはそれほど目立つものではありません。
2005年にさかのぼる、業界では古いツールですが、使ったことのない人も多いと思われます。
ですが今QUICPayは要注目です。
クレジットカードとの組み合わせによっては大きな還元率になるからです。
QUICPayが自分に関係ないと思っている人に向けて、活用のアドバイスをいたします。
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交通系(Suica等)、nanaco、WAON、楽天Edyなどは、事前チャージの必要なプリペイド式電子マネーです。
これらに比べると、ポストペイ式(チャージ不要で、組み合わせたカードで決済するタイプ)のQUICPayは影が薄いように感じます。
同じポストペイ式のiDほど、加盟店が多くないのも難点です。
そんなわけでなくても困らないものの、あると便利なQUICPayを振り返ってみます。
カードタイプや、nanaco一体型のQUICPayも健在ですが、ここではモバイル利用に限定して取り上げます。
現在のQUICPayは、Apple Pay、Google Payで使う人が多いはずです。
ただしすべてのクレジットカードブランドが対応しているわけではありません。
また対応していたとしても、ブランドによりQUICPayかiD、あるいはタッチ決済のいずれかに振り分けられるため、すべてのクレジットカードでQUICPayが使えるわけではありません。
Androidスマートフォンでは、おサイフケータイでQUICPayが使えます。
ただし対応カード会社は限られています。
以下は、QUICPayの使える人気のカードの例と、使えるアイテムです。
・ 楽天カード → Apple Pay、Google Pay
・ セゾンカード → Apple Pay、Google Pay、おサイフケータイ
・ JCBカード(オリジナルシリーズ) → Apple Pay、Google Pay
・ エムアイカード → Apple Pay、Google Pay
・ オリコ → Apple Pay、おサイフケータイ
・ セディナ → Apple Pay、おサイフケータイ
・ PayPayカード → Apple Payのみ
・ エポスカード → Apple Payのみ
・ アメックス(プロパー) → Apple Payのみ
・ Kyash(プリペイドカード) → Apple Pay、Google Pay
QUICPayのメリットは、チャージが不要な電子マネーであることです。
QUICPayで支払うと、紐づけたクレジットカードの即時決済となります。
チャージ不要なのは便利ですが、デメリットにもなります。
プリペイド式のようにWポイントとならず、クレジットカード決済と還元率が変わらないためです。
ただしQUICPayにも、ポイントを上乗せしてくれる組み合わせがあるので後述します。
QUICPayは普及にあたって次の通り問題を抱えています。
・ すべてのクレジットカードが対象ではない
・ 加盟店がiDより少ない
・ タッチ決済が追い上げてきている
使えない加盟店がわりと多いのは困ります。
確かにドラッグストアならおおむねOKですが、スーパーになるとイオン、セブン系の大手が目立つのみです。
カフェでもそれほど普及しておらず、スターバックスでは利用不可です。
ですがポストペイ式の決済は、これだけ使い続けるような性質のものではありません。
使える際に使えばそれで十分です。
QUICPay、それからiDというポストペイ式の電子マネーは、クレジットカード直接決済と効果が変わらないのが基本です。
クレジットカードのタッチ決済が普及してきた昨今、その価値が今後失われていく可能性も否定できません。
ですが、少ないながらQUICPayを使って上乗せのあるカードも存在するので取り上げます。
QUICPayの可能性を大きく押し上げそうな1枚が、セゾンパール・アメックスです。
バーチャルカードであるセゾンパールDigitalも登場しました。
こちらは申し込んですぐ使えます。
年会費実質無料(年間一度の利用で無料)のこのカードは、QUICPayにセットして使うと、還元率が実に3.0%となります。
ただし残念なお知らせです。
2022年8月からは還元率が2.0%に低下し、さらに11月以降は未定となっています。
それでも、2.0%で止まればなお大きな還元率です。
25歳未満の人限定ですが、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートでQUICPay決済すると5.0%還元となる特典もあります。
オリコカードザポイントプレミアムゴールドは、年会費1,986円のゴールドカードです。
格安ゴールドと呼ばれる、実益特化型のゴールドです。
このカードの券面には、QUICPayとiDが付帯しており、どちらの電子マネーで支払ってもポイントが0.5%上乗せされます。
基本還元率1.0%のカードが、1.5%となるわけです。
モバイルについては、オリコの場合Google Pay非対応であるものの、AndroidユーザーはおサイフケータイでQUICPayが使えます。
QUICPayでは、毎月3回ある「9の日」、つまり9日、19日、29日に全額キャッシュバックキャンペーンを実施中です。
対象日ごとに、222名の利用者に対して、1万円を上限とする利用額全額キャッシュバックが当たります。
日ごろは使わないという人でも、9の日だけは抽選に期待してQUICPayを使ってみるのもおすすめです。
比較的地味なのですが、時として大きな威力を持つQUICPayについて見てきました。
対応クレジットカードを持っている人なら、特にリスクなく始められますので、ぜひ使ってみてください。
新規にカードを取得するなら、セゾンパール・アメックスがおすすめです。(執筆者:沼島 まさし)
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